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時を超えて届いた祖父からのXmasプレゼント

アンガーマネジメントコンサルタントのaccoです
ご覧いただきありがとうございます


《こちらは昨年のクリスマスに投稿した記事に加筆したものです》


これは私にとって不思議な出来事でした


お盆に母と一緒にお墓参りに行き
帰りに実家に寄りました


すると母から
「引き出しを整理していたら、出てきたんだけど」と
赤い布の袋に入った物を渡されました


「じいちゃんから
あなたにって渡されていたんだけど
なんで私が預かっていたのか覚えてないの』


それは
外国製のオルゴール
祖父は10年以上も前に亡くなっています





今頃なんで??



全く理解できないまま帰宅し
もう一度包みを開けてみました


保証書の日付は
今から20年以上前の12月9日



当時長女は1歳で
お腹には次女がいました



娘たちへのクリスマスプレゼント?
どうして私にではなく母に渡したのだろう



必死に思い出しているうちに
『あっ、、、』



あの秋
私は祖父と些細なことで喧嘩をし
数ヶ月の間実家に行かなくなりました



当時は長女の食が細く
祖父は「あんたの食事の与え方が悪いからだわ」
と断言しました



「じいちゃんにそんなこと言われたくない!」と
私は反射し怒りをぶつけました



私も娘の食の細さに悩んでいたので
ぐさっと傷つきました



怒りと悔しさと悲しさが入り交じった
辛い数ヶ月だったのを覚えています



次女の出産もあって
また実家に行くようになりますが
祖父へのわだかまりが消えることはありませんでした



やがて
祖父の認知症が進み
数年経った年末に施設で亡くなりました



私が怒り続けていたあの冬
祖父が娘たちのために
クリスマスプレゼントを選んでくれていたとは
思いもよりませんでした



孫やひ孫に会えないのに
どんな気持ちで選んでくれたのだろう
どんな想いで母に預けたのだろう



オルゴールからは
「星に願いを」が優しく流れてきて
胸が苦しくてたまりませんでした


あの時
祖父の言葉に反射せず
冷静に思いを伝えられていたら


せめて生きている間に
しっかりと目を見て優しく接すれば良かった


今どんなに後悔しても
もう祖父はこの世にいません



このオルゴールが
20年あまりかけて
ようやく私の元に届いたのが


私が怒りの感情をコントロールする大切さ
伝える活動をはじめたタイミングとは
ただの偶然とは思えませんでした


これは
祖父からのメッセージ?


【後悔するような怒り方はもうしない】


もうすぐ祖父の命日がやってきます


最後までお読みいただきありがとうございました



丸善は祖父が好きだったお店


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