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勝手に開拓してみた新駅からの妙見アタック。

ゴールデンウィークに突入し、世の中で言われる最も長い10連休を取得したわたしは、早速1年以上できていなかった「妙見アタック」にチャレンジすることにした。

「妙見アタック」は知る人ぞ知るコースである。ランナーやロードバイカーなら知ってる人は多い。Google先生にそのままキーワードを放り込んでもちゃんと正しい結果が返ってくる。

阪急箕面線箕面駅を起点とし、頂上のゴールは能勢妙見山。そして同じ道を戻ってくる往復コースの峠走である。が、この1年足が遠ざかっていた理由はいくつかある。

1)箕面駅に行くのがめんどくさい
電車を2回乗り換える必要があり、しかも最後の箕面線は本数が少ないため手前までの電車で1本ミスると行くまでにやる気を削がれる。

2)当然のことながら箕面駅まで時間がかかる
乗り換えがある分、電車の駅間移動もあってトータルでかかる時間は1時間近く見ておかねばならない。待ち時間が少なくても40分は必要。

3)クマが出るかも
秋から冬にかけてニュースで増えていた街中の熊出没ニュース。一応妙見山の手前は箕面なので、かの有名な箕面の猿もいる。侮れない。

出典:わたしの心の中

そこに、そういえばそうでしたねというニュース。3月下旬に地下鉄御堂筋線の先にある北大阪急行列車が延伸して、千里中央が終点ではなくなり、箕面萱野が終点になったのだ。箕面萱野駅から箕面駅って何キロ?と興味本位で調べた結果がこちら。

住宅街を突っ切って2.4km

よく考えたら、一度だけ千里中央駅から箕面駅まで5km程を走ったことがあった。どうやらその時通った道っぽい経路が出てきて思い出したのだ。
ちなみにわたしの家の最寄駅は御堂筋沿線だ。つまり、箕面萱野駅までは乗り換えなしで行ける。

これなら走れるかもしれない。箕面萱野駅スタートで2kmだけならなんとかなるかも。

わたしの中で葛藤していた理由の2つがなくなったことで、ハードルがだいぶ下がり、いざ予定を何も入れない日を作って天気だけを祈り、とうとう迎えたのがゴールデンウィーク2日目だった。

新駅からの妙見アタック往路

いざ、箕面萱野駅に降り立つ。まだまだ新しい駅という感じで、工事も途中だ。南改札口に出てしまったがため、本当に何もなかった。北改札口の方が、キューズモールに直結しているので便利。さらに南改札口に出てしまうとキューズモールの方面に行くのですらまだ車道が横切っていて行きづらい。こればかりは間違えないようにしたい。次は北改札口を使うと心に誓う。

とはいえ、箕面駅の方面に行く道は、南改札口からのほうが行きやすそうに見えたので、ここからしばらくはGoogleマップのお世話になりながら進む。
ZEROの家が見えたら国道を離れて住宅街へ突入。最初のうちだけはくねくねと曲がらねばならないが、しばらくは間違えようがないぐらい少し広めの道路を走れる。セブンイレブン界隈だけまた少しくねくねするが、そこさえ通り過ぎれば箕面駅に直結している国道に出てくるので、あまり迷わない。気づけば2kmで箕面駅に着いた。

そこそこ元気なので、今日は寄り道をしようと心に決めて、往路の第一休憩所である高山公民館までの10kmを直接行かずに2箇所寄り道することにした。せっかくのソロ妙見アタックなので、そこは楽しみを少し入れる。

寄り道ひとつめ、箕面大滝
実は大滝より手前の分岐で、箕面滝展望台に行く道が正しい妙見アタック
千本園路を登り切ったら、上から眺める箕面大滝が見れる
寄り道ふたつめ、勝尾寺
妙見方面に曲がるか勝尾寺方面に曲がるかの分岐点で勝尾寺方面に1km登れば到着
入ったことなかったので、勝ちダルマを見たかったのもあって500円払う
この拝観でウロウロしすぎて50分ぐらい使う

この寄り道2つが結構足に来てしまった。というのもどれも上りだからだ。勝尾寺の中も意外と上りが多いし距離としても1kmぐらいは余裕である。おかげでこの日の妙見アタックは今までにないぐらい時間がかかってしまった。

箕面川ダムを眺めながらトンネルへ

超えてからも3kmぐらい走らねばならない。

マリアの泉も今は休止中

大阪北摂霊園を通り過ぎてようやく右近の郷が見える公民館まで。すでにこの段階で15km近く。

右近の郷側を眺める。この先にオーベルジュヤマガミがある、はず。
一度行ってみたいけど。

ここからさらに10kmで妙見山山頂だが、写真を撮る余裕がないぐらいずっと歩くか走るかをしていた。金石橋までの下りでも途中工事区間もあって足止めを食らったりしたのもダメージ受けたかもしれない。

頂上は、扉画像に使った写真の通り。この日も妙見アタックをするランナーやロードバイカーが多数訪れていた。やっぱり続けないとまずいな…。走力が存分に落ちていることを痛感。さらにスタートがのんびりだったこともあって、頂上にある「おみやげの店こなか」の亥の子餅も売り切れだった。やっぱり朝は早く来ないとだめ。

妙見アタック復路からの新駅まで強制ラン

山頂段階ですでに25km近くだったので、諦めて文明の力を使うという手もあったけれど、ここまで来たからには下るだけだし!とこれまた一目散に写真も撮らずひたすら引き返すことにする。

高山公民館までの間は下りが続くとはいえ、全然速さは出ない。時折歩いてしまうぐらい。暑いからが理由ではないこともよくわかる。

なんとか、箕面公園の中まで入ってきたが、その時点ですでに17時台。この季節だからまだこの明るさなんだろうなと思いながらも、青い紅葉にライトアップがスタートしていて綺麗だった。

緑のライトアップってなんか清々しく見える

なんとか下り終えて箕面駅到着。あとはバスに乗るぞ!と思ったら、やはり新駅ができた影響で本数が減っていて、18時を過ぎた箕面駅から箕面萱野駅までは徒歩ルートしか出ない。なんてことだ。これは否が応でもスタートエンドが箕面萱野駅になってしまうではないか。

ということで、最後のゴールも箕面萱野駅。結局新駅から往復してみた妙見アタックになった。トータル距離は寄り道もしたので47kmの峠走。

結果的には往復になったけれど、新駅スタートエンドでも十分良い練習になりそうだなと思えた妙見アタック。次回への反省点としては、早起きして行くのと余計な寄り道はしない、というところだろうか(笑)

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