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BRUTUS1000号おめでとう

学生時代、たま〜に読んでたBRUTUS、1000号というお祝いに釣られて久々に買ってしまいました。といっても、1000号というだけで買ったわけではなくて「人生最高のお買いもの。」というテーマに惹かれてしまいました。

僕は欲しいモノにあまり出会わないので、あまりお買いものをしませんが、「これ欲しい!」と思ったら、あまり悩まずにすぐ買ってしまいます。そんなビビッと来る瞬間というのは自分にとっては幸せな瞬間でして、だからお買いものが好きです。
※モノだけでなく、最高の体験とかも含めて最高のお買いものです。

本書で紹介されているお買いもの集の中で、正直ピンと来たのは一つもありませんでした。なので、ちょっとだけ悲しかったです。
けど、自分にとって人生最高のお買いものは果たして何だっただろうか?と考え直す機会になりましたし、これを読んだことをきっかけに友達と人生最高のお買いものについて話すこともできました。
ですので、BRUTUS購入自体はそこそこいいお買いものだったのではないかと思います。

さて、きっと皆さん、吉村の人生最高のお買いものはなんなんだい?と思っていることでしょう。僕の人生最高のお買いものですが、人生を形作ってくれた二つのお買いものを紹介させてください。

一つは、高校生の頃、親がお金を出してくれた最高のお買いものです。StartupBaseというイベント参加がとても最高なお買いものだったなぁと振り返っています。

僕はあまり学校の勉強に面白みを感じられず、社会との接点を求めて、新聞や本を読むことに夢中になっていた高校生だったのですが、そんな時に出会った2日間の体験学習は本当に人生に大きな影響を与えてくれました。
自分でビジネスアイデアを考えて、実際に街に出たり電話をしたりして、いわゆるニーズ調査みたいなことをして、けちょんけちょんにされる経験を高校生の時に出来たのはすごく貴重な経験だったなぁ〜と思います。
今でも代表の森さんとは繋がりがありますし、最近では学校向けの事業に注力してますので、気になる方はご連絡頂ければお繋ぎいたします。本当にいい体験でした。

もう一つは大学時代に読んだマルクス『共産党宣言』でして、人生に大きな影響を与えてくれたモノです。
本当に100ページくらいの薄い本なんですが、これで自分の思想の土台が整った気がします。こんなことを言うと、共産主義者なの?とか言われそうですがそうではありません。
マルクスはすごい言われようをしますが、資本主義というものに対する分析をこれほどまでに緻密にした人間はいないのではないかと思うくらい、資本主義の原理原則について述べています。
資本主義の原理原則が分かった故に、現代資本主義社会で生きるにあたってある種の割り切りや諦めが出来るようになりました。

そんな割り切りがあるからこそ、自発的再分配である寄付を続けることで世の中を良くするしかないよなぁ〜という思想に繋がっています。

大学の時には長野にある大学のキャンパスに泊まり込みで「マルクスを読む会」をしたり、毎週学術書の読書会をしたりしていたのですが、最近はそんな機会もすっかり減ってしまいました。またどこかのタイミングでゆる〜く再開したいなぁ〜と思っています。
以上、BRUTUSの話と随分離れてしまいましたが、最高のお買いものについてでしたー。

〈参考までに〉
①マルクスの共産党宣言は岩波だと固くて読みづらいので、はじめて読む方はこっちがオススメです。

②マルクスそれ自体を読む気力はないけどマルクスの資本主義に対する考え方を知りたいという方は、植村先生の『隠された奴隷制』がオススメです。

※本noteで利用しているAmazonURLはアソシエイトリンクを利用しています。

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