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レッチリ

来日するんですって。

どなたがですか?

レッチリです。

「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」

略して「レッチリ」。

この5月18日と20日に東京ドームで2デイズ公演を行うそうだ。

18日は土曜日ということもあってチケットは完売状態らしく、20日も残りわずかだそうで。

相変わらず人気高いんだな~。

まぁ、ファンとして嬉しいけどね。

レッチリのライブを観に行く人達の年齢層って何歳位なんだろう。

初期から聴かれている方はそれなりにお年を召されているだろうし、90年代~2000年代初頭だと自分みたいに40代とか50代の人達が多いんだろうし、最近だと20代の人達もいるのかな。

分からないが、多分幅広い年齢層に支持されていると考えても良いんでしょうね。

東京ドームで公演するくらいなんで…。

レッチリを最後にライブで見たのは2019年のサマソニ大阪。

ライブ始まりにジャムってから「キャント・ストップ」に突入する流れは、凄まじく興奮した記憶がある。

ベースのフリーと、当時レッチリのギタリストだったジョシュ・クリングフォッファーが呼吸を合わせて弾き合い、ドラムのチャド・スミスが盛り上げていき、ヴォーカルのアンソニー・キーディスが切れ味良くラップを繰り出していく…。

それが凄くカッコ良かった。

ムチャクチャ。

実はレッチリを観たのは2019年が初めてだったので、それも相まってライブが脳裏に残ったのをよく覚えている。

早いものでそれから5年経つのか。

この5年の間に世界はコ〇ナ禍があったり、日本では強烈な円安が起こったりと様々で。

チケ代が中々のもんになってますよね。

最近。

まあ、観たいアーティストのためならば…!

そしてレッチリはこの5年の間にギタリストが交代をしている。

三度現在の三大ギタリストに数えられるジョン・フルシアンテがカムバック!

1991年の「ブラッド・シュガー・セックス・マジック」や1999年~2006年の「カリフォルニケイション」・「バイ・ザ・ウェイ」・「ステイディアム・ア―ケイディアム」に参加し、ある意味自分の中でレッチリのギタリストと言えば、ジョン・フルシアンテといっても過言ではない。

いや、まあ個人の意見に差はありますが…。

特に1999年~2006年の頃は本当によく聴いていたもんだ。

勢いでゴリゴリときていた雰囲気から「カリフォルニケイション」の、自分達の弱さをさらけ出して、ジョンの鳴らす哀愁を帯びたギター・サウンドが絶妙にレッチリに絡み合って大人なレッチリに様変わりしていく、脂が乗り切ろうかとしていた頃か。

続く「バイ・ザ・ウェイ」でよりバラエティ豊かな種類の曲を楽しみ、二枚組大作の「ステイディアム・ア―ケイディアム」でレッチリインスピレーションが大爆発したかのような作品にどっぷりと浸かっていた。

「ステイディアム・ア―ケイディアム」はその年超ヘヴィ・ロテでよく聴いたな~。

先行シングルの「ダニー・カリフォルニア」が大好きで。

まずPVが何か面白かったんですよ。

レッチリのPVってちょっと面白いなと思えるのが多くて。

ちょいと天然色というか、ナチュラルに面白い映像があるんですよね。

「バイ・ザ・ウェイ」とか、「キャント・ストップ」とか…。

よく分からない加減が絶妙なんでしょうねww

この頃のレッチリは本当によく聴いていたなぁ。

そしてジョンが脱退した後に、後任でジョシュ・クリングフォッファーが加入し、2019年までその体制で活動を続けた後、同じ年の暮れに再びジョン・フルシアンテが復帰したのである。

いや~、正直嬉しかった。

当然他のギタリストが加入していた頃のレッチリの作品も好きだけど、自分の中ではやはり青春時代にバリバリ聴いていた頃のレッチリの作品が一番好きで、ジョン復帰はまさに青天の霹靂とも言える出来事だった。

フリーの動きまくるスラップ奏法を駆使したベース音に、パワフルでグルーヴィーなチャドのドラムに、程良い力加減のアンソニーのヴォーカル、そしてジョンの鳴きのギターが加わったレッチリがまた聴ける…。

やっぱり自分はこのケミストリーが生むレッチリ・サウンドが好きなのだなと。

良い意味で肩の抜けた大人達で演奏を楽しんでいるというか、バンドのドラマ性みたいなものが好きなのかもしれない。

それもやはりどことなくブルーズを想起させるジョンの鳴きのギターが心を鷲掴みするというか…

まあ、何だかジョンのギターのことを主に書いていますが…💦

それだけ感情に染み入るんですよ。

派手でありながらも、カリフォルニアに吹くありとあらゆる複雑な成り立ちを内包した風を纏い、グルーヴィーにグイグイと、そして悲しみや寂しさを隠さずに全てをさらけ出す…。

そんなレッチリを久しぶりに聴ける。

自分の中ではジョンが復帰したレッチリはそんなイメージだ。

メンバーも60代を迎え(ジョンは50代)、更なる円熟味を発揮する中今年の来日。

ちなみに去年も来日してたが、こちらも完売したそうだ。

私的な話で去年の大阪公演に行きたくて何回か応募したが、全て落選の憂き目にあい、苦い思いをしたと同時に変わらないレッチリ人気の高さに内心嬉しかったことを覚えている。

まあ、内心残念だったけど('ω')。

ってなわけで今年また戻って来てくれたレッチリ。

非常に熱い。

2022年に2枚アルバムを発表するという離れ業をやってのけ、ファンをビックリさせてくれるサプライズも。

その2022年に発売されたアルバム「アンリミテッド・ラヴ」からのシングル、「ブラック・サマー」。

ジョンのギターが鳴き、胸に沁み、フリーのベースが絶妙に絡みあいそしてアンソニーのヴォーカルが優しい。

ジョンのコーラスも感傷的で。

これを東京ドームで聴けたら凄いんでしょうね。

成熟した今のレッチリ・サウンド。

ベテランならではの味わいがここにある。

っみたいな。


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