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アイデアノート20 インテグラル理論の補足+インディゴ組織の図解

インディゴ組織の図

ここでおさらいする。インディゴ組織では、中心の命題を達成するために、各組織の命題に還元される。その命題が一人一人の命題に還元される。

インディゴ組織は、命題版のアンバー型と捉えることができる。
インテグラル理論は渦の理論のため、ティールはSQ版のオレンジ型(飽くなき成長)、
ターコイズはリーダーのグリーン型(多様性)、
インディゴ組織は組織そのもののティール型(セルフマネジメント)であり、
命題のアンバー型である。
インテグラル理論におけるパラダイムの変化の図。
横並び的パラダイムと縦並び的パラダイムの二つを行き来する。
このため、①二つ前のパラダイムを参考にする
②三つ前のパラダイムの習慣は薄らいでいく
なぜこの関係にあるのかが分かる。

ノーベル賞物理学賞であれば、主に天文物理学と量子物理学の各研究に分かれるように、各組織に命題が分配される。そして中心となる命題を覗くとき、各命題を持とうとする意欲が沸く。これができる内容であるとき、命題は機能する。中心の命題は抽象的であるが、各組織の命題は明確で具体的なものとなる。この命題の量的な感覚の違いが会社や団体を分け、それぞれの色となる。また、あくまで命題を証明し続けることが目的であるから、真に見合った仕事であれば自由に越境が可能だ。
ノーベル賞であれば中心の命題は「科学の発展が人類に貢献する」である。
そこから各命題へと振り分けられる。そして実際に、ノーベル賞は多くの学問を越境している。

この自由さこそが、ティール型でも達成できなかった解放による力の源となる。命題の証明のために真に必要なことは何か?を常に考え、仕事内容も、賃金も、労働時間も、職場関係、ルール、戦略、さえも惑星であるという認識が得られる。どれも重要で、それがなければ太陽は独り身の恒星となるが、惑星はいずれも太陽を中心に回っている。 

エゴは燃料になる

ティール型ではエゴは脱却すべきものであった。日々瞑想をするなどして、訓練の末に脱却しなければならないものだった。しかし、インディゴ型ではこの禁欲主義に疑問を抱く。そして、エゴこそが原動力であると知る。
夢中になるものをわざわざ止める必要もない。エゴも生きがいの一部と言え、まず断ち切ることはできない。だからこそ、使いこなすのである。自らがどうしても一位でありたかったり、他者より優れていると見られたかったり、より一層稼ぎたいという地位財に対する意欲や、その他の欲求さえも力に変える。このために必要なことは、それが命題の証明にとって重要であるかどうかだ。これを満たす上では、わざわざ手元にあるエゴを捨てることに時間をかけずに済む。 

子供の教育に活かす

より低次の発達段階でも、より若くても使える理論とするために、普遍化欲求を持つものは理論や関数の陳腐化を常に行う。自己実現欲求を持つものは、自らが生み出した理論を宝だと思い、者によっては陳腐化させまいと行動する。しかし普遍化欲求の元では、陳腐化こそが全体性の獲得であるという認識を持つ。子供にも分かりやすいように陳腐化し、より低次の発達段階に合わせた内容で伝えようとする。

このために必要なことは何だろうか?

単に言葉や仕組みを子供の言葉で簡単に説明することだろうか?いや、子供にも伝わる内容とすることを目標とするのは良いが、子供に直接教える必要はない。間に第三者の大人が入る余地があってよい。あくまでその知恵の先駆者であればよい。なので、普遍化して単純なストーリーに還元できることこそが重要である。

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