「0toOne(おとわん)――関西インターナショナルスクール・学生ボランティアサークル」英語を通じて地域の多様性を繋ぐ高校生たち
・今回は、大阪・阿倍野にある「関西インターナショナルハイスクール」に通う高校生たちによる学生ボランティア団体「0toOne」(おとわん)についてご紹介していきます。
このnoteでは、あべのって学生部の活動や、あべのにまつわる面白いひと・もの・ことなどを紹介しています。
このnoteを通じて、「こういう人がおるんや」「こんな感じのお店があるんや」「こんな活動してるんや」と、少しでもイメージを持ってもらって、「この人に会ってみようかな!」「ここに行ってみようかな! えいや!」とハードルを越えてみる、その後押しができれば嬉しいです。
0toOneって?
「0toOne(おとわん)」は、大阪・阿倍野にあるインターナショナルスクール「関西インターナショナルスクール」に通う学生たちによるボランティアサークルです。
「子どもたちに英語の楽しさを知ってもらう」ことをテーマに活動しています。
サークル名の「0toOne」。
よく見ると「0(ゼロ)」と「O(アルファベットのO)」で使い分けられているのがお分かりでしょうか……?
実はこれ、ミスタイプではなく、
という「0toOne」のビジョンを表現しているんです!
ちなみに、現在のメンバーは6人。インタビューに協力してくれた、
・マナカさん
・アオイさん
・アロエさん
・ソラさん の4人に加えて、
・リンカさん
・ハナさん の2人がいます。
0toOneの活動って?
英会話レッスン
0toOneの最もメインとなる活動は、小さな子どもたち向けの英会話のレッスンです。レッスンの主な対象は、幼稚園から小学校くらいの子どもたち。
普段は、シャープの創業者、早川徳次によって創設された地域の福祉拠点「社会福祉法人育徳園 育徳コミュニティーセンター」を拠点にレッスンを行っています。
0toOneのレッスンを通じて英語に興味を持ち、英会話を習い始めたお子さんもいるそうです。0toOneメンバーは「本当に"0 to One"(0から1へ)を作り出せた」事例として大きな自信になっている、と語ってくれました。
その他の活動
育徳コミュニティセンターでの定期的なレッスンだけでも凄いのですが、0toOneの力はこんなものではありません。不定期に開催される地域のイベントでも大活躍しています。
・地域の防災訓練での、外国出身の住民の方に向けた言語・文化サポート
2023年3月「阿倍野地域 まちなか防災訓練」
外国出身の住民向けに、英語の案内をサポートしたそうです。
・地域イベントでの、子ども向けワークショップなどの出店
2023年2月「ときわふれあい広場」
2023年6月「ときわフェスティバル」
2023年9月「30時間ずーっと学生部」
こちらの記事でも少し紹介しているのですが、学生部とのコラボ企画も実現してくれました。
2023年10月「あべのキューズモール ハロウィンイベント」
地域のショッピングモールのイベントでも大活躍です。
2023年12月「大阪キリスト教短期大学 Green Xmas Market」
同じく阿倍野地域にある「大阪キリスト教短期大学」のクリスマスイベントにも参加。
などなど……ここまでご紹介してきたように、地域で大活躍の0toOne。
2023年10月には、0toOneの創設者で初代代表の田中優さんが、0toOneの活動や、「AIG高校生外交官プログラム」で県外・海外の学生へ地元・あべののまちについてのプレゼンテーションを行ったということで、当時の阿倍野区長に表敬訪問を行いました。
設立の経緯――大好きな学校について、もっと知ってほしい!
このように、まちだけでなく行政からも一目置かれている(!)0toOneですが、田中さんが0toOneを設立したのは、意外にも「地域に学校の名前が知られていない!」という課題感からでした。
1989年から、阿倍野の天王寺エリアで幾度か名前を変えながら学びを育んできた関西インターナショナルハイスクールですが、やや特殊な専攻ということもあり、地域での知名度はあまり高くなかったようです。(恥ずかしながら、筆者も0toOneと関わるまでは名前を聞いたことがありませんでした)
阿倍野生まれ、阿倍野育ちで関西インターナショナルハイスクールに進学した田中さん。入学後は、個性を発揮できるその校風に魅力を感じ、学校のことが大好きになったそうです。しかし、大好きな学校が地域に知られていないことが寂しく、「こんなに素敵な学校があることを、まずは地元の人に知ってもらいたい!」と考えました。
そこで田中さんは、ボランティア活動を起点とした社会貢献・地域貢献を行うことで、まちの人たちに学校のことを知ってもらおうと考えました。
活動内容について試行錯誤のうえに生まれたのが、"インターナショナルスクールの学生"としての強みを活かし、英語を通じて地域に貢献する「0toOne」です。
その後、一期生の3人で「育徳コミュニティセンター」に、「地域の子どもたちに向けて、英会話のレッスンをやらせてください!」と突撃交渉を持ちかけ、0toOneの活動がスタートしていきました。
これからの0toOne
地域とのつながりを大事に、より活動に重点を
現在、0toOne一期生、田中さんを含む3年生(当時)の3人は活動を引退し、1年生(当時・現在は新2年生)メンバーのマナカさんが代表を引き継ぎました。
「大好きな学校のことを、地域の人に知ってもらいたい」という想いから生まれた0toOne。約1年の活動を通じて、0toOne、関西インターナショナルハイスクール(KIHS)ともに、地域での知名度はすっかり上昇し、当初の目標は一部達成されたともいえます。
そこで、現代表のマナカさんをはじめ、インタビューに協力してくれたソラさん、アオイさん、アロエさんに「今後の0toOne」についてのビジョンを聞いてみました。
0toOneからのメッセージ
続いて、0toOneの活動に興味のある方へ向けて、マナカさん、ソラさん、アオイさん、アロエさんからのメッセージをご紹介します。
最後に――協力者・メンバーは随時募集中!
0toOneは現在、レッスンやイベントを開催する会場の確保や、活動に必要な資金などを、基本的には全て自分たちで賄っています。これまでの活躍もあって、地域の人たちからのサポートやお誘いも増えてきたそうですが、活動できる場所・機会については随時募集中です。
また、KIHS生を中心に一緒に活動してくれるメンバーについても随時募集しています。
もし「0toOneの活動が気になる!」という学生や、「活動に協力したい!」という地域の方がいれば、ぜひ一度「あべのって学生部のInstagram」にお問い合わせください。
・0toOneのInstagram
・KIHS(関西インターナショナルハイスクール)のInstagram
・KIHSのHP
こちらも併せて、ぜひご覧ください!
それでは、最後までお読みくださり、ありがとうございました!
また、マナカさん、ソラさん、アオイさん、アロエさんをはじめとする0toOneメンバーの皆さん、ご協力ありがとうございました!!
また、「あべのって学生部」でも、あべの・昭和町のまちを楽しんで活動してくれる仲間を募集中です。少しでも気になる、という方はぜひ、あべのって学生部のInstagramなどに気軽にご連絡くださいね。
筆者:増田ひろ
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