(9279)ギフトホールディングス_2024.10_本決算

事業概要

横浜家系ラーメン『町田商店』や、麺やスープなどの食材を提供するプロデュース事業を展開

直近決算

2023年10月本決算の収益はYoY+35.1%の229.8億円、経常利益はYoY-0.7%の24.2億円となりました。
コロナ禍でも強気に出店攻勢に出、東京駅八重洲地下街に出店した複合ラーメン施設が好調に推移したほか、値上げを行っても客足が途絶えることなく順調に推移したため、売上は伸びています。
営業利益も利益率10%を確保し、飲食業界においては比較的高めを維持できていいます。一方で、コロナ禍による給付金が剥離したことで営業外収益が減少したため、経常利益は微減となっています。

進行期決算

進行期についても、引き続き円安による食材価格や資源価格の高騰の影響を受けるとしつつも、既存店売上をさらに5%伸ばす方針であるのと、直営+プロデュース店を745店⇒832店(+11.6%)を計画しています。
これにより、売上高は+20%の276億円、営業利益は+14.8%の27億円を目指しています。

中期経営計画

中期経営計画として、ローリング方式で新たに2026年10月期で売上高400億円、営業利益38億円を計画していることが発表されました。
売上高成長率は年20%を目指しつつも、営業利益率は現在よりやや余裕を持たせて9.5%で計画しています。
今期決算額から毎年コンスタントに20%の成長を遂げることができれば達成できる水準です。

財務健全性

自己資本比率は54%と健全も、事業拡大のために投資CFが多く必要としています。そのため現金同等は20億円→18億円とわずかながらに減少していることから、この辺りの資金繰りには一応気を配っておいた方がいいかもしれません。

株主還元

分割に伴い、優待の拡充が発表されました。
配当性向は20%を表明しているため、業績の向上に伴い増配が期待できるものの高配当株程ではない。

評価や目標株価

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