ダンスが好き

皆さんこんにちは。
プロ社交ダンサーの阿部巧太(アベコウタ)です。

社交ダンスって、いいですよね。あまりにも突然だとは思いますが、そう思うのです。やったことがない方は当然分からないでしょうが、とにかくいいんですよ。

どうしてダンスってこんなにも魅力があるのでしょう。ぶっちゃけ生きていく上で全く必要のない、無駄な動きじゃないですか(笑) プロダンサーがこんな事を言ったらダンス界から村八分を喰らいそうです。

寧ろ無駄な動きだから良いのかもしれませんね。ムダだからこそ人の心を打つ可能性を秘めているのでしょう。ダンス、音楽、映画、感動できるエンターテインメントは必ずしも生きていく上では必要ではありません。

逆にトイレットペーパーのような生活必需品に対して感動することはあまりありません。いや、シングルからダブルに変えた時に「なんて拭きやすいんだ……‼」と感動することもあるかもしれません。どうなんでしょう……

まあ、それはともかく、、、

「ダンスっていいよね！」と声を大にして言いたいわけです。

私のようにダンスに魅せられた人はたくさんいます。が、ダンスに対する魅力の感じ方は人それぞれです。一口に「ダンスが好き」と言っても深掘りしていくと色々な好きの形があります。

・パーティーが好き
・自分を表現するのが好き
・競技に出て勝つのが好き
・ダンサーを応援するのが好き
・ダンスの原理を理解するのが好き
・ダンスを通じて誰かとつながるのが好き
・チヤホヤされたい、踊っている自分が好き

etc…

このように色々ありますが、何でもいいんです。結局ダンスが好きであることに変わりはありません。

私がダンス好きな理由は色々あります。音楽を表現することが楽しいですし、原理も学べば学ぶほど奥深く面白いものです。自分の踊りを誰かに見てもらうのも好きです。

中でも特筆して好きなポイントは学びが多いことです。

私の主観もだいぶ入っているとは思います。ただ、社交ダンスを続けていく中で気付かされたことがたくさんあるのです。ダンスのみならず、人生全般に役立つ学び・気づきも多く得られました。

これは私の持論ですが、このダンスの本質の1つに“コミュニケーション”があると思います。ペアで踊るという特性上、ここが大事になってくる気がしています。

同じ言葉でも言い方を変えれば相手から見た印象が変わってくるように、同じ足型を踊るにもリーダーがどのようにリードを伝えるかによってフォロワーから返ってくるものが変わります。

仮にリーダーが乱暴にリードしたら、フォロワーは怖いし不愉快に感じるのは当然のことです。どのようにリードするかは普段人とどのように接するかに似ています。

あと、自分が良いと思うリードが踊りやすいと感じる方もいれば、逆に踊りにくいと感じる方もいます。この辺りは社交ダンスのかなり奥深いところです。

女性に対して「お綺麗ですね」と言った時に、Aさんは「ありがとう」と返してくれて、Bさんは「本当は思っていないでしょう？」と返してくることもあります。

これは「お綺麗ですね」という褒め言葉がAさんに対しては正解だったがBさんに対しては不正解だったと言えます。

相手によって正解が変わるということがダンスでも日常のコミュニケーションでも往々にしてあります。そこが社交ダンスの最も難しいところであり、面白いところでもあります。

ちなみに女性に対して「お綺麗ですね」とは、、、まあ、、、たまに言うくらいです(笑)

話がだいぶ本筋から逸れましたが、こんな風にたくさんの事を気付かせてくれた社交ダンスが好きなわけです。

誰かに興味を持つこと、それが心地良い時間を生み自分の世界も広げてくれる可能性もあること、それをもともと他人への興味が薄い性格の私に教えてくれたのは社交ダンスでした。

そこで改めて言いたい、社交ダンスは最高だ！と

これは私のダンスに対する好きの形というだけのものです。皆さんも自分オリジナルの社交ダンス愛を育んでいってほしいと思います。

まだダンスをやったことがない方？ぜひ始めてほしいですね。
沼にハマりますよ、、、(笑)

では、今回はこのへんで。
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次回もお楽しみに！