コンスタンティン・ブランクーシの「創作活動の全体を美術館で紹介する、日本で初めての」展覧会@アーティゾン美術館。
わたしのなかでブランクーシといえば、アーティゾン美術館に常設されている「接吻」。
年パスがあることもあって、すでに何度か訪れた。
形成期、すべらかな彫刻
展覧会は7つのキーワードで展開していく。まず、若き時代の作品。
「接吻」のあたたかさ
若い頃の作品から、鑑賞していて癒されるような、やさしい雰囲気を感じていた。それは、直彫りに制作手法が変わってからも続いているように思えた。
「接吻」の周囲を、ぐるりと回って、何度も鑑賞したのだけど、
表情も、
相手の肩に、そっと置かれた手も、
ふんわりとやさしい。固い素材であることを忘れてしまうような、温もりがあるように感じられる。
フォルムの抽象化
1910年代から、ブランクーシの作品はさらに抽象化していく。
ここでも、作品がなんだか柔らかそうで、幸せそうだ。
モディリアーニ、デュシャン、ノグチ
展示の中には、パリ時代に親交のあったモディリアーニ、渡米したあとのキュレーターおよびエージェントとしてかかわったデュシャン、短い間だったが助手だったイサム・ノグチといった作家たちの作品もあった。
アトリエの再現
印象的だったのが、再現されたアトリエ空間。
鳥というテーマ
なぜ鳥?と思ったのだけど、航空機産業という時代性があったということに気づいた。
ウィキペディアには、ブランクーシの人柄も記されていた。
略年譜