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marantz PM5003基本のオーディオアンプ

コロナが始まったころに中古で1万円で手に入れたので、かれこれ3年使っています。上位機種との違いはRCAからのインターフェースしかないことなのかなと思うと大変お買い得なオーディオアンプだと思います。
メインアンプとして使っています。これが無いと始まらない。
分割サブフレーム構造で6.7kgととても大きく重いことを良いと取るかどうかはあります。

電流帰還型回路というなんだかありがたい回路設計だからなのでしょうか、音に歪というか淀みの無いスッキリした音源を立体的に描く力があります。

ハイパワー 80W × 2(4 Ω、ダイナミックパワー)40W×2(8Ω)、47W×2(6Ω)、55W×2(4Ω)の力を全力で使うことはありません。特にうちのような小さなウサギ小屋でちょっと気を許そうものならまわりじゅうからクレームをもらってしまいます。それでも昔使っていた200Wx2のアンプに比べるとボリュームはそれなりに上げることになります。

レコードプレーヤーの接続が可能なフォノ入力端子を備えています。ただ、うちのレコードプレーヤーはUSBだけでなくRCA時のフォノMC切り替え機能もあるのでこの機能の必然は無いのかもしれません。とはいえせっかくのフォノ端子なのでレコードのMC切り替え機能はオフにしてPM5003のフォノ端子に繋いでいました。過去形なのは、後述するTUBE-T7接続に変えてしまったからです。

トーンコントロール機能というよりもソースダイレクトボタンがあります。バスやトレブル、ラウドネスへの回路をカット出来ます。状況が許すときはありがたくこのソースダイレクトボタンをONにします。音の違いが判るかと言うと、うーん音圧が上がったような気がする・・・かなというものです。素人の私にはありがたボタンで、あくまでプラシーボ効果みたいなものです。

スピーカー端子がA、Bと2系統あり、しかもボタンでAだけ、Bだけ、A+B両方を選択出来るので2種類のスピーカーを繋げてとてもうれしいです。音楽ソースによってAだけみたいな使い方がスイッチひとつで変更可能です。うちもスピーカーを2種類繋いでいてスピーカーの特性によって選んで楽しんでいます。とてもいいです!

「10年製」というシールが背面に貼ってありました。2010年のものですね。執筆時点で12年が経過しているので、アンプの寿命としては十分な時間が経っているということになります。先日購入後初めてネジを外して基盤のホコリを掃除しました。みなさん開ける時はあくまで自己責任になりますのでお気をつけください。開けてみた感想としては、中古屋さんでエアダスターなどで清掃されていたのでしょう。私が所有してからのホコリであろうと思える程度のホコリの量でした。

問題は現在のアンプとして考えると入力系統がRCA端子だけというのはやはり物足りないことですね。
RCA端子数としてはPHONO、CD、AUX、CD-Rまたはカセット用、TUNERと不足することはありません。
同軸ケーブル、光デジタル端子、BluetoothもWIFIも当然XLRも何にも付いていないのですが、デジタル入力も最後はアナログスピーカーに繋ぐし嘘かホントかソースダイレクト回路がありますから何とかなってしまうとも言えます。

私の音楽ソースはApple musicやRadikoなどでインターネットラジオを聴くことが殆どなのでiPhoneからBluetoothで飛ばしたい。
RCA端子に届けるのに丁度良いのが、AIYIMA TUBE-T7でした。

TUBE-T7をiPhoneからのBluetooth接続先としてつなぎプリアンプ状態にしています。
さらにTUBE-T7にはRCAライン入力端子もあるので、こちらにレコードプレーヤーのMC機能をオンにしたRCA端子もライン接続しています。

そうするとPM5003の入力セレクタはいじらず常に真空管のTUBE-T7プリアンプを通してトグルスイッチでBluetoothとレコードの切替をして聴けます。

という訳で。PM5003は基本のオーディオアンプとして無くてはならない存在になっています。実際見た目も1万円とは思えない重厚さがあって「音楽を聴く」楽しみが増しています。

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