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audible版騎士団長殺し/高橋一生朗読 村上春樹 自宅の本棚から その3

audible版を取り上げるのは、初めてである。但し、元本は「騎士団長殺し・村上春樹」なので、二度目ということなのだが。
このaudibleつまりは、朗読なのだが、いろいろ聴いてみると、その朗読者によって、その元本が一層魅力的になる場合もあるし、反対に2^3分したら止める場合もある。
amazonのプレミアム会員なら無料で聞けるので、audibleオーディオブック、一度聴いてみると、その作品の別な面が見えてくるので、お勧めです。


そういう意味で、この高橋一生さん朗読の騎士団長殺し」は既に3回聴いている。何が凄いのかというと、登場人物によって声色を変えるのだが、絶妙な色付けなのである。主人公、妻、免色氏、その恋人、その妹、その娘、騎士団長、等多様な人物が織り成すこの物語で、それを一人で演じるのである。それも、その人物のイメージに近い声色で。
最初聴いた時、驚いた。因みに他のaudibleも30本位聴いたが、これがベストである。
一方、聞くに耐えないもののあるので、朗読者の力量にかなりのレベル差がある。audible自体の歴史が短いので、やもえないでしょうね。
残念なことに、高橋一生さんの朗読はまだこの「騎士団長殺し」しか無い。




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