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【オススメゆに映画まとめ】#4 こんな時こそ手をつけてみるべきドキュメンタリー5選【あらすじ・レビュー】

✐第四週目まとめ

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オススメ映画5作品のまとめ
基本情報・あらすじ・レビュー

「もののけ姫」はこうして生まれた。(1998)

監督 宮崎駿
400分
日本

あらすじ

約2年の歳月をかけて制作された名作アニメ「もののけ姫」のすべてに密着したメイキング・ドキュメンタリー。1997年日本映画界を席巻、話題を独占した「もののけ姫」は、どのように生まれたのか?その構想・企画・制作・宣伝・配給・興行といった映画の全てを2年間にわたって熱く、静かに見つめた完全記録。総収録時間399分+映像特典で構成され、ディスク3枚に収められた本作は、製作現場を捉えた迫真のドキュメンタリー作品といえる。

レビュー

TSUTAYAにあります。
ディスク3枚。ほぼ6時間半。キツい。

でも大丈夫。ペロです
胃もたれするけど、絶対観た方がいいです!
なぜならめっちゃおもしろいから!
多くの人が今おうち時間あるから!

NHKとかで時々やるジブリのドキュメンタリー、あれ全人類が好き好き大好きですよね。
あれのすごーくながーいバージョンです。

ナレーションは木村匡也さん(めちゃイケの!)良くも悪くもバラエティ感すごいです。
観やすいし入ってきやすい。
うるさってなる時もあるけど、まず寝ない(内容がおもしろい上の最強装備)。

ゼロから、公開されるまでが描かれてます。

90年代の宮崎駿、めちゃくちゃギンギンです。
今もすごいけど。今にも増してという…。
ほんとにもう描くってことに命を削ってる。
描くってことに体が支配されてる…。
もはや怖くなります。

アニメーターの仕事(というか宮崎駿の下で働くという事?)がどれだけ恐ろしいものかが淡々と映り続けています。

もちろんもののけ姫の裏側、
あのシーンはこうやって生まれたのか!とか
どういう理由でキャラクターが動くとか、
単純に作画・色彩のすごさ、
アフレコ場面など、どういうセリフにどの様な思惑があったかとか、
そういう感動シーンももちろんあります。

わたし的には、その時に使われる言葉や、
方法に注目してみるとおもしろいと思います!

倫理観めちゃくちゃになります。
宮崎駿だいすきになります。


filmarks
https://filmarks.com/movies/69822


ポニョはこうして生まれた。~宮崎駿の思考過程~(2008)

監督 荒川格
752分
日本

あらすじ

本編約12時間30分!“ポニョ”誕生の秘密に迫った完全ドキュメンタリー 。
2008年の夏、日本を席巻したと言っても過言ではない“さかなの子・ポニョ”。その生みの親である宮崎駿監督は、どうやってポニョというキャラクターを思いついたのでしょうか。
作品の準備期間から絵コンテが出来上がるまでの約2年半もの間、1台のカメラが宮崎駿監督に密着。
NHK・荒川格ディレクターと宮崎駿監督の対話を通じて、創作の秘密と知られざる素顔に徹底的に迫っています。
収録し続けたテープは合計200時間以上。

レビュー

これもTSUTAYAです。

一言に、酷いドキュメンタリーです。
12時間半ってなってますけど、担当の荒川Dの成長物語も入ってるので、違う人が編集したらもっと短くなる気がします。

宮崎駿のポニョ誕生秘話を観ていたんだよね…なぜ…私は今…荒川の、失敗したなぁ〜という反省のナレーションを聞いてるんだろう…
こんな、謎の感覚に陥る作品は今までなかった…。

ドキュメンタリーとしては酷いけど、内容はポニョ、宮崎駿を追ってるので、観なきゃ良かった、には絶対ならないという担保があります。

こんなボロボロの宮崎駿を映してるドキュメンタリーは無いんじゃないかなと思います。
別に映さなくていいのに映ってるもんめちゃくちゃあっておもしろいです。

おい!!!なんっっで!!!切るなよ!!!なんっっだこれは!!!
ってツッコミながら、爆笑しながら観られます。

もちろんポニョ誕生の過程もありますから、ポニョファンにもおすすめです!

コレ観るとポニョ観たくなって、そしてオープニングから泣いちゃいます。
アニメーター達がもがき苦しんでいた根源達が、アニメになって可愛く優しく楽しくおもしろく動いてるってすごい。

子ども達が、何をどうおもしろがるのか、どこが視点なのか、ってことをずっと考えて投げた球が全部ストライクなのは、なんか、もはや病的です。

海の映画。


filmarks
https://filmarks.com/movies/55710


夢と狂気の王国(2013)

監督 砂田麻美
118分
日本

あらすじ

宮崎駿、彼の先輩であり師匠である高畑勲、そしてふたりの間を猛獣使いのごとく奔走するプロデューサー、鈴木敏夫。
観客のみならず、世界の映画関係者やアニメーションの担い手たちにも多大な影響を与え続けてきたジブリの功績は、この天才たちによって紡がれ続けている。彼らの平均年齢は71歳。
「風の谷のナウシカ」制作よりはるか以前、今から50年前に高畑と宮崎は出会い、鈴木が合流したのが30数年前。
かくも長期に亘り苦楽を共にしてきた彼らの愛憎、そして創作の現場として日本に残された最後の桃源郷“スタジオジブリ”の 夢と狂気に満ちた姿とは…。
最新作の「風立ちぬ」(宮崎駿監督)と「かぐや姫の物語」(高畑勲監督)を制作中のジブリに広がる光と影に満ちた日常を通じて、繊細な表情までを捉え、スタジオの“今”を映し出した。

レビュー

これもTSUTAYA!

先に挙げた2つから順に観て
更にNHKの特番も観て、これを観ると、
謎の伏線回収感が、味わえます
時期が重なってる映像もあるので、宮崎駿がこの作業してた時、高畑勲はこう動いてたのか!
という様な、「ちょうどその頃パクさん(高畑勲)は…」感が勝手にやってきます。

仕事への姿勢の変わらなさ、
そこに関与していく、時代の移り変わりと単純な身体的な老化。
少しだけほんの少しだけ丸くなるはやお。

その変容が観れます。

これだけでも十分おもしろいです
時間的観やすさでいうと1番ですから、これを先に観て後からもののけ姫編を観るとびっくりして面白いとも思います。

ほとんどスターウォーズ何順で観るみたいな話になってますが、本当になんかそんな感じです。

大体、若い頃から仙人のような、生活面や仕事面、様々な事柄に格律を持つ人格者である宮崎駿や高畑勲は観てるだけでおもしろいです。
おもしろい言葉や行動がじゃんじゃんでてきます。

内容的には「風立ちぬ」「かぐや姫の物語」を追っています。

ジブリ作品が、どれだけ画面いっぱいにモノと人を動かし、表情を見せ、自然の様子が本質に近いかということを示され突き付けられると、大人になるほどにそれが分かって、ちゃんと生きようと思います。私は。


filmarks
https://filmarks.com/movies/55267


セサミ・ストリートへ愛をこめて~エルモに命を吹き込んだ人形師~(2011)

監督 コンスタンス・マークス
80分
アメリカ

あらすじ

ボルティモアの労働者の街から、ジム・ヘンソンの作り出すセサミ・ストリートの世界へ。エルモを操るケヴィン・クラッシュの夢物語とは? 語りはウーピー・ゴールドバーグ。

レビュー

私はこれでセサミ・ストリートがだいすきになりました。

エルモの人形師・ケヴィン・クラッシュのお話なんですが、これがホントすごい。
幼少期からの天才っぷり

え、こんなことまでしてたの?と。

人形師の仕事の内容ってそう言えば知らなかったなと思ったのです。
いや、人形動かしてるのは知ってるけど。
そういうことじゃなかったのか!という。

あの人形達にあんなに親近感が湧いたり、かわいい!って思ったり、おもしろおかしかったりするのには圧倒的な人形師たる表現力がいるんだと……。

エルモの誕生秘話でもあります。

セサミ・ストリート最高の番組やん…
ってなります。
コレ見たら絶対に好きになっちゃう。
優しい気持ちになれます。
超ハートフルドキュメンタリーです!


filmarks
https://filmarks.com/movies/64516


ダンサー、セルゲイ・ポールニン世界一優雅な野獣(2016)

監督 スティーヴン・カンター
85分
イギリス/ロシア/ウクライナ/アメリカ

あらすじ

もがき、踊る。
天才の宿命を、目撃せよ。

ウクライナ出身、19歳で史上最年少の英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルとなったセルゲイ・ポルーニンは、その2年後、人気のピークで電撃退団。
そのニュースは国内メディアのみならず、世界中に報道された。

スターダムから自滅の淵へ――様々な噂が飛び交う中、彼が再び注目を集めたのは、グラミー賞にもノミネートされたホージアのヒット曲「Take Me To Church」のMVだった。
写真家のデヴィッド・ラシャペルが監督し、ポルーニンが踊ったこのビデオはyoutubeで2,200万回以上再生され(2017年12月現在)、ポルーニンを知らなかった人々をも熱狂の渦に巻き込んだ。
<ヌレエフの再来>と謳われる類い稀なる才能と、それを持て余しさまよう心。本人や家族、関係者のインタビューから見えてくる彼の本当の姿とは…?

レビュー

漫画か?漫画を観ているのか??
これはほんとに実在する人のお話?
というほどの天才のお話。

これがまたほんとうなんだからすごい。

バレエに学がない私でも前のめりになりました。

決して裕福でなかった彼が、バレエを続けられたのは家族からの支えと、しかしそれには彼の才能もなくてはならなかった相互作用。
そして開花しちゃった才能はとどまることを知らず、どこまでも行ってしまったという…。

天才天才〜っていうのはとても浅はかかと思いますが、これはちょっともう、彼を天才と言わずになんと言う!というような感じです。

そんなカリスマな彼のダークな部分も映されてるんですが、これも漫画かい?という展開が待ってる。
なんか圧倒的すぎて笑っちゃいます。

天才が生きてるっていうのは、伝説ができていくってことなんですね…。


filmarks
https://filmarks.com/movies/70336


ドキュメンタリー作品を挙げてて思いましたが、ドキュメンタリーを撮られる人ってドキュメンタリー撮られるくらいなんだから、そりゃみんな天才だよな…そりゃそうじゃ…となりました。
当たり前体操だ…。

そして私は天才が好きです。
彼らの話すことや視界・脳内ってどうなってるんだろうって私も知りたくなります。
一生計り知れないだろうから。

またもやここまで読んでくださった方、
ほんとにありがとうございます涙

次の更新はまた来週月曜日です!

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