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リワークOBOG会(適応障害・うつ病)

リワークのフォローアップ面談まで終了したのだが、昨日リワーク卒業者のOBOG会があったので参加してきた。
参加は、4月復職の方から復職後5年以上経っている方など様々で、12名程度いらっしゃっていた。

今回も、議題自由でディスカッションしたのだが、記録としてメモしておく。


議題1:チャレンジングな業務をとりにいくかどうか

背景

これは、私が話したいと議題提案したものだ。
11月復職後順調だったので、新たな業務を1月位にアサイン頂き、2月位から本格始動した。納期も緩やかで失敗してもよい業務だった。しかし、自分の認識では、質という意味での目標設定をどんどん自分で勝手にあげてしまい、それとのギャップに苦しくなり、諸々の兆候が表れた。
リワークの心理士さんや上司に相談しながら、仕事をリーダからメンバーに変えて頂き、医師と相談し薬を増やし、最終的には一か八かの異動がとても良い方向に転がり、復調した。
ただ、今は異動(子会社への出向)から2ヵ月弱でまだ目新しいことが多いが、落ち着いてくると、また同じように少しチャレンジングな仕事をしたくなるのではないかと思い、議題提案した。

議論

  • チャレンジングな仕事をできるように、準備する。勉強する等

  • 少しずつハードルを上げる

  • 60代以降をみすえて、今の働き方は挑戦をせず、アサイン頂いた仕事を実施する。60代以降をみすえて、運動と投資に力を入れている

  • 会社や組織の方向性とあったチャレンジならGO。会社や組織の方向性とあっていないなら一人になる

  • エンディングノートを書いている

  • もう一度リワークに通ってもやりたいことならやる(4人グループのうちどうやら2人は再発して複数回リワークに通っている)

  • 子会社から戻るかどうかなど先を考えてみる

  • 子会社で爪痕を残すという考え方もある

  • 無理をしないデメリットもあると思う。能力・賃金・劣等感など

  • チャレンジしちゃっていいんじゃないですか?

議題2:小さな兆候が見られた時のリカバリ方法

背景

こちらは、運営側が準備くださっていたお題のひとつ。
ただ、私はK-STEP等も拡充させて、小さな自分の兆候は多く知っているが、知ったところでリカバリ方法がうまくいかないので、話してみたかった。
K-STEPは、先輩の方がご存知なかったので、ご紹介できてよかった。

議論

  • 自分のキャパシティをわかって、受容して仕事しているので、小さな兆候も出ずに安定している。趣味でもあるジョギングも週に数度15km走っている

  • 土日のどちらかはお酒を飲んだりも

  • リワークプログラムで学んだことがいろいろあるのでは?

    • 試してみたんですが、なかなかうまく行かないんですよー(私)

  • 目標設定を下げる


今回も、久しぶりの同時期にリワークに通っていた顔見知りがいたり、1月のOBOG会でご一緒だった方がいらっしゃったり、私は直接きいていないけれど、いろいろ突き抜けているようにみえる理事長にも悩みやぼやきがいっぱいあることが知れたり、良い会だった。
また、今回の特徴として、たまたま私のアンテナが立っていただけかもだが、第二のキャリアについて考えさせられる会だった。
1人の方は、もうすぐ定年の歳を迎えるので、市議会議員に立候補を考えてます、とおっしゃっていたり、他の方は趣味だった絵を本職に今の職を副業にしようとしています、とおっしゃっていたり、上述した60代以降をみすえた方、エンディングノートを書かれている方がいらっしゃり、個人的には明日をもわからないこの持病をもちつつ遠い未来を描くことを躊躇しがちだったのだが、考えてダメなら方向転換すればよいのでは、と思った。


この会は最初に自己紹介をするのだが、前回も今回も「今日は朝来るか来ないか悩んだんですが」という方がいらっしゃったり、「今ちょっと体調が悪い状態で」という方がいらっしゃったりと、私たちそういうクラスターです、というのがよく表れた自己紹介から始まる。
また、グループにわかれてのディスカッションでも、病気という共通の背景がありつつ、皆さん受容前提で穏やかに話せるのでありがたい。
フォローアップ面談も終わってしまったので、ゆるく当事者と話せるこの関係は続けてもいいように思った。

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