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地方のベンチャーでも2年で売上278%の急成長ができたワケ/プロ人財活用・投資のススメ

◎なぜ謎の呪縛に囚われているのか?

これらは、地方の中小企業様向けの採用支援サービスを運営していて感じることです。

・「採用=正社員」という感覚が強い
・人が増えれば売上があがるという感覚が強い
・全て自社でやらなければならないという感が強い
・その人でなければ担当ができない=属人性が強い認識はあるもののそこから抜け出せない

中小企業の場合、大手企業と違い分業化・細分化されていないので、従業員一人の仕事の成果が会社の業績に大きく影響を及ぼします。

そのため一人の従業員が
・営業業務もやって事務作業も担当しなければならない
・営業業務も技術に関することも一部担当しなければならない
という状態になってしまいます。

細かな業務をそれぞれ担当制にすると、年間で見ると仕事量が多くないがないので、一人に複数の仕事が集中することは多くあります。

例)
・営業と営業事務を兼務
・経理と総務と人事を兼務
・広報とWeb制作を兼務

いずれも「人に仕事(業務)を当てはめている」と言えます。
逆に言い換えると、「仕事(業務)に人を当てはめる」ことが、人財活用・投資と言えます。

採用は目的・ゴールではありません。
人材の確保は目的・ゴールではありません。

あくまでも手段です。

本来の目的は事業の成長であり、利益の追求であり、今の課題を解決することであり、経営理念の実現です。

最短(できるだけ早く)で成長することを考え、人財活用・投資を進めてきた結果、地方のベンチャーでも2年で売上278%の急成長ができました。
事業成長を第一に考え、人財採用・活用・投資を行ってきた事例をご紹介します。

◎徹底した外部人財の活用

お恥ずかしながら私自身、「人を育てる」「マネジメントをする」「成果が出るまで待つ」ことが大変苦手です。
目指すゴールに最短で行きたい、大変せっかち(イラチ)なタイプです。
「最短で成長すること」だけを考えています。

そんな私の思考回路は‥

・認知度、実績もまるでない名もないベンチャーが普通にやっていても勝てないのでは?
・仕事をする=成果を出すこと=業績を上げることである
・育てるまで待っていると最短で成長することはできないのでは?
・企業の成長フェーズに応じて必要な知見やノウハウは変わってくる
・変化が激しいベンチャーのため、その時に必要な業務・役割をメンバーには求めてしまうため、それを楽しいと思っていただける人材はいるとは思うが、限りなく少数では?
・人を採用する→人が増える=売上が上がるのか?が疑問
・正社員で雇用すると固定費が増えるので、その分売上・利益をあげる必要性に迫られる

結論としてこのようになりました。

・育てるコストがかからない
・その業務が将来もずっと発生するか?を考えなくて良い
・その道のプロに依頼することが最短で成長するためには一番良い
・依頼したいときだけ依頼することができれば固定費ではなく、変動費になる
・ゴールと役割、自社の価値観の擦り合わせができれば、それ以上のマネジメントが必要ない

結果的に、徹底した外部人財の活用・投資を行いました。

その道のプロに依頼できるということは、何も本社である京都在住の方に限定して依頼する必要がありません。
各エリアや分野で活躍されているプロに依頼することで、知見や経験、これまでの成功事例を活用できます。
結果、育つまで待つことも必要になく、すぐにクオリティが高いアウトプットを出していただける。
一方で正社員ではないため、状況に応じて依頼ができ、固定費ではなく、変動費となるのでコストメリットも出る。
そもそもずっと自社で働いてもらうためにあれもこれもやらないといけないなど、定着をしていただくことをそもそも気にしないで良い。

**プロ人財活用・投資=人財を使い捨てるわけではありません。
**事業成長に必要な時に必要なだけ、プロ人財の手をお借りすることを言います。
**前提条件として自社のビジョンや理念に共感をしていただき、一緒に作っていくスタンスを持つことが重要です。

◎2年で採用したプロ人財・募集ポジションは30?!

2年間でお手伝いをいただいたポジション・プロ人財はこのような感じです。
30件の求人=プロ人財の方にお手伝いをいただき、現在でも10名以上の方が継続して助けていただいております。

・コーポレート制作(デザイナー/エンジニア)
・サービスサイト制作(デザイナー/エンジニア)
・サービス動画の制作(デザイナー)
・マーケティング設計
・プレスリリース用の記事作成
・PR・広報
・事務
・イラスト作成・アニメーション
・チラシ・パンフレット作成
・SNS(Twitter)広告の運用
・SNS(Facebook/Instagram)広告の運用
・テレフォンアポインター
・メルマガの配信
・ブランディングプランナー
・プロダクト・サービス企画(新規事業企画/プロダクトマネージャー)
・営業・経営管理表の作成
・財務分析・会計
・営業資料の作成
・セミナー講師・インストラクター
・労務・就業規則の作成
・LINE/Lステップの構築
・二つ折り名刺の作成
・リスティング広告・運用
・求人・採用に困っている企業向け営業
・アライアンス・パートナー向け営業
・契約書の作成・リニューアル(法務)
・採用広報
・営業企画
・事業企画
・経営企画

<1年目>
コーポレート制作(デザイナー/エンジニア)

そもそも会社の顔となるコーポレートサイトが古いままで、リニューアルする必要がありました。
Web制作会社に依頼すると軽く80万〜150万円程度のコストがかかります。
デザイナーやエンジニアなどクリエイティブ人材は企業に属する方も一定数いらっしゃいますが、フリーランスとして独立をされている方も非常に多いことが特徴です。
プロとして様々な案件を担当されている経験と知見をお持ちであり、クオリティも高い。
Web制作会社に依頼するよりも圧倒的にコストメリットが感じられ、納期も早いため、プロ人財に依頼をしました。

サービスサイト制作(デザイナー/エンジニア)

当社の提供するサービスのサービスサイトです。
このクオリティによってお客様に映る印象も大きく変わりますし、当社の場合営業資料としても活用しておりますので、非常に重要です。

採用できるくん/PC版

採用できるくん/スマホ(SP)版

採用広報サービス

チラシ・パンフレット作成

こちらもお客様に配布するチラシ・パンフレットの作成も行いました。
郵送でDMとしてお送りできるように設計していただきました。

https://drive.google.com/file/d/1oj3pwObNRDLlrXPlmBW8J15IRotQHIfy/view?usp=sharing

事務

こまかな書類の処理や諸々の庶務などをお願いできる方を時給でお願いしました。

マーケティング設計

法人向けの営業を強化するために、どのようなマーケティングを行うのかの全体設計とそれぞれの施策・アクションの設計、運用までをお願いできる方を探しました。
現在も大活躍してくれている東京のベンチャーで働きながら副業でも様々な企業様のマーケティングコンサルタントして活躍されている方にジョインしていただいております。

プレスリリース用の記事作成

実績やトピックスなどをプレスリリースとして発信するための記事制作をお願いしました。
プレスリリースは通常の記事や広告とは違いますので、プロ人財にお願いをしました。

PR・広報

作ったプレスリリース等をPR・広報をしていただける方を探しました。
ここはまだまだ発展途上でありますが、TV出演が叶いましたが、新聞などへの掲載ができる状態を目指しております。

イラスト作成・アニメーション

実績の記事や事例を読みやすくするために、イラストやアニメーションを作っていただける方を募集しました。

SNS(Twitter)広告の運用

SNS(Facebook/Instagram)広告の運用
顧客獲得のために、SNSの運用が一番よいのでは?というマーケティング担当者と仮説を持ち、実際の広告運用をお願いできる方を探しました。
SNSの広告運用経験と人材・求人系の実績をお持ちの方に絞って募集し、2名の方にジョインをいただきました。

テレフォンアポインター

テレアポ業務をお願いできる方を探しました。

<2年目>
営業資料の作成

さらなる営業の強化のため、サービスサイト、DM・チラシ以外で提案資料、ホワイトペーパーの作成を強化しました。
お取引をいただいているお客様向け、ご検討中のお客様向け、過去接点があるお客様向けなど、当社との関わり具合や状況に応じて、採用に必要な考え方やトレンド情報などを展開するために作成しました。
現在4名のデザイナーが活躍してくれています。

二つ折り名刺の作成

名刺交換の時に印象に残るよう、二つ折りの名刺を作りました。

メルマガの配信

名刺交換をした方、お取引をいただいているお客様、ご検討中のお客様など、当社との関わり具合や状況に応じて提供する情報を変えてご案内をお送りしています。

ブランディングプランナー

当社の場合、商品が目に見えないノウハウやナレッジであるため、言語化、具体化することが非常に難しく、他者との差別化が図りにくいものとなっています。
そのためブランディングの強化を行い、どのように認知をしてもらうか、価値を感じていただくかを設計していただきました。
大手広告代理店から独立された方にサポートをしていただき、会社として大切にしている価値観を徹底して深掘り、言語化していただき、ブランドコンセプトの設計をしていただきました。

プロダクト・サービス企画(新規事業企画/プロダクトマネージャー)

採用・求人サービスとして、ご期待をいただいているお客様の採用支援実績率を高めるためのプロダクト開発をサポートしていただいております。
AIやChatGPTを活用したプロダクト開発中で、来年にはリリースする予定です!
大手人材ベンチャーでプロダクト開発、プロダクトマネージャーをされていた方にサポートをしていただいています。

LINE/Lステップの構築

新サービスの開発としてLINEを活用したプロダクト開発を行っており、様々な案件をご担当されているプロに依頼いたしました。

営業・経営管理表の作成

売上目標や利益目標は漠然と掲げておりましたが、細かな事業別の分析や月別の分析は全くできていませんでした。(どんぶり勘定というやつです‥)
これではいけないと、経営数値・経営管理を行っていらっしゃる方にサポートをしていただき、事業別、月別の売上、利益の状態が見える化できたこと、受注管理やどのような経路で問い合わせがあったのか、営業からのリードタイムや、メンバーの時間あたり生産性など、徹底した見える化を行なっていただきました。
上場企業で若くして営業・経営企画を担当されている方にサポートをしていただきました。

財務分析・会計

上記の営業・経営管理表の作成と合わせて、財務、会計の管理シートと業務フローを作っていただきました。
売上・利益の推移なども一目でわかり、経営課題が瞬時にわかる状態を作ってもらいました。

労務・就業規則の作成

業務委託メンバー、正社員、アルバイト・パートと様々な雇用形態のメンバーが増えてきましたので、労務、就業規則の整備、雇用契約書のリニューアルやアップデートをご担当いただきました。

契約書の作成・リニューアル(法務)

サービスの内容や機能の拡充により、サービスの契約書のリニューアルやアップデートをする必要があり、ご担当いただきました。

採用広報

採用を強化するために記事の制作や採用サイトの制作をリニューアルしました。
採用広報を強化してから応募率が格段に上がりました。

営業企画/事業企画/経営企画

当社のサービスをさらに攪拌していくためのアライアンス・パートナーの開拓をお願いできる方を募集しました。
大手企業とのつながりが出きたり、営業の幅が広がったことで、面でのアプローチができるようになってきました。
実際にアライアンス・パートナー契約を締結できるまでに至り、大きな手応えを感じました。

セミナー講師・インストラクター

毎週1日、採用や求人に関するセミナーの開催を行っており、その講師を務めていただける方を募集しました。

リスティング広告・運用

SNSの広告運用が思うような結果にならないこともあり、Google、Yahoo!での広告に切り替えて効果を見たいと思い、SNS広告の経験者ではなく、リスティング広告の広告運用経験を募集しました。

求人・採用に困っている企業向け営業

副業で当社のサービスを営業していただける方を募集しました。
2ヶ月で50名以上の方から応募をいただき、販売パートナーとしてご活躍いただいております。

アライアンス・パートナー向け営業

営業企画/事業企画/経営企画で設計した戦略やアクションプランを実際に営業として活動をしていただける方を募集しました。

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◎失敗の中で感じた「失敗しない3つのポイント」

まだまだ芽が出ていない施策・アクションもありますが、2年で売上成長率は278%を達成しました。
数えられないほどの方と面談をしましたし、失敗もかず多くあります。
あの時こうしておけばよかった‥あの人に依頼しておけばよかった‥人選を間違えた‥など反省も多くありますが、それが結果的に「最短の成長」につながっていると思っています。

失敗を通じて「プロ人財活用・投資のススメ」をする上で、以下の3つが重要だと改めて感じました。

■業務の要件定義

どんな課題をどのような状態にしてもらいたいのか?具体的に実現してもらいたい内容を定義する

■人財の要件定義

どのようなスキルセットを持っている人財が適しているのか?どんな経験を活かしてもらいたいのか?を定義する

■採用の要件定義

採用したい人財から応募してもらうために必要なことを定義する

そもそも何をやって欲しいのか、どのような状態を作ってもらいたいのかを明確にし、そのためにどのような経験やスキルを持っている人材が適しているのかを考え、そのプロが自社に協力したいと思っていただけるようにPRしていくことが求められると思いました。

特に、「業務の要件定義」と、「人財の要件定義」が重要で、ここを間違えると必ず失敗します。
なんでもできる方ではなく、自社の課題をピンポイントで解決・サポートしていただける方を丁寧に具体化・言語化し、要件定義することが求められます。

・ITを導入したい、DXをしたい
・サイトを作って欲しい
・ECの売上を上げたい
・広告運用をしたい

などなど、抽象的でざっくりとした「業務の要件定義」ですと、「人財の要件定義」も曖昧になり、
・思うような人財ではなかった‥
・効果が得られなかった‥
・人財のミスマッチが起こった‥
・コストが無駄になった‥

などに陥ってしまいます。

くどいようですが、「業務の要件定義」と「人財の要件定義」を明確に行うことが、プロ人財活用・投資の効果を最大化するポイントになると思いました。

3つの要件定義を行い、プロ人財の活用・投資にご興味があれば是非お問い合わせください。

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