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最初にうけとる一次情報のお話。

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ぎんぎん、こんにちは、ノウト!

専門ではない専門家、という話を
前回させていただきました。

例えば、運転を職業とし運転をすることで金銭などを得て生活している人のことをプロのドライバーと表現したりします。タクシーのドライバーやトラックのドライバー、バスのドライバー、レーシングカーのF1のドライバーなどなど。さまざまなドライバーがいます、みんな運転のプロです。その職業につくには普通運転免許のほかにライセンスが必要なことがあるでしょう。なんて話はしておりませんが、前回のお話もお読みいただければ幸いです。

普通のドライバーよりも専門的な知識も技術も兼ね合わせています。もちろん、ドライバーではない人々よりも専門的な知識を技術を兼ね合わせているわけです。

ドライビングのことならば、その専門の人に聞けば、専門的な答えがかえってきます。
しかし、ときに専門ではない分野の答えまでもがさも専門です的にかえってくる場合があります。それを答えている専門的な人には悪気はないのかもしれませんが、かえってくる場合があります。

一般道を走ることを生業にしている専門のドライバーの方がサーキットのことを自動車レースのことを答える。同じ自動車のことですが、同じ専門の自動車のドライビングに関することではあるのですが、丸っきり専門ではないことです。目的も過程も丸っきり違ってきます。

あくまで例え話で、タクシードライバーの方が、F1のレースのことを専門的な立場で語って答えていたということではありません。そんな場面に遭遇したことでもありません。

わかりやすい例えとして、自動車のドライバーを用いましたが社会ではこういうことが多々おきていたりします。訊ねている人も答えている人もそれがさも専門的な見解だとしています。訊ねた人は自分も専門的な知見を手に入れたと勘違いしてしまいます。

コピーを書くときでもデザインするときでも、資料や取材などで情報収集します。そんな時、一次情報・一次資料に当たれとよく言われます。

学問分野としての歴史研究において一次資料(いちじしりょう、英: primary source, original source)とは、対象とする時代において制作された工芸品、文書、日記、写本、自伝、録音・録画、その他の情報源を指す。これはそのテーマに関する大元の情報として利用される。同様の定義は図書館学その他の学問分野でも用いられることがあるが、多少異なった定義を用いる分野もある。報道において、一次資料とはある状況に直接に接した人、あるいはそうした人が記した文書を指す[1]。
出典: フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)

専門家に話を直接聞くと言うのは確かに一次情報には変わりないのですが、しかし、タクシードライバーの方にはF1に関する一次情報は持ち合わせていません。けれど、一次情報だと思い込んでしまっていればそれが一次情報になってしまいます。
F1のことなど全く知らない、わからないもの同士ならなおさらそれが一次情報だとして扱われてしまいます。

一次情報にあたりファクトもしっかりとある。と勘違いしてしまいます。

そこにF1ドライバーではないものの、F1の専門家、メカニックの人がそれはこうこうこういう理由で間違っているよ。訂正が入ったとしても、

「何を言っているんだい?こっちはちゃんと現場の専門家に聞いたんだよ。素人が。だまってもらえるかい」なんてことを言いだしているところをよく見かけたりします。

一次情報が一次資料が間違っていることを認めたくないと言うよりかは、本心から正しいと思っているのかもしれません。そこはボク自身もこの場合の一次情報に取材ができていませんので、よくわかりません。憶測であり申し訳ありません。

最初に受け取った情報を人は、否定しにくい。なんてことも言われていますから、そういう心理なのかもしれません。

例えのF1とタクシーはメジャーなクルマと言うジャンルだったりしますからわかりやすく気づく方々もたくさんいると思われます。
広告の世界でも、グラフィックとWEBでは同じようなところはたくさんありますが、まったく違うところもたくさんあります。WEBのことをグラフィックの人が話していてもトンチンカンだったりします。それは一般の人から見れば違いはわからないし、気づかれたりしないレベルかもしれませんが、とても大切な部分だったりします。と思ったり思わなかったりしています。

広告のグラフィックとWEBの違いで世界が社会が世の中が一変するなんてことはあまりないので、いいのですが、
ホントの一次情報にあたるようにしたいと思ったり思わなかったりしています。

夕方になるとすっかり秋の風が吹き秋の虫たちがないているので、このあたりで。


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