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文学フリマ東京38、ありがとうございました!

あまりの熱量に、終始気分が高揚していました。文学フリマ東京38,無事に終わり、気持ちも少し落ち着いたところでお礼と振り返りをしたいと思います。


何より先に、お礼です

まず、ブースに来てくれたり、作品を買ってくれたり、お話ししてくれた皆様、本当にありがとうございました。私の存在を覚えてくださっていたこと、わざわざ足を運んでくださったこと、あまりの感激に言葉にできません。
noteでもつながっている方々とお会いできたことは、とてもうれしく、励みにもなりました!またイベントなどでお会いできるのが楽しみです。

文学フリマの何が最高かって、ここにいる人たちはみんな、文学が好きで、本が好きで、ひとつの共通言語があること。私はそれがうれしくてたまらなくて、目の前を通り過ぎる人みんなと握手したかったくらいです。

そして、こんなにもたくさんの作家がいるということ。ジャンルは違えど、本を作る、という一つの行為が、やはり人にとって必要で、尊い行為なのだと改めて感じました。

素敵な作品をたくさん拝見し、私ももっとこうしたい!とか、こんな作品を作りたい!とか、いろんなものが内側から湧き上がってきました。私にとってはそれだけでもう、十分価値のあること。美しいものや、ほとばしる表出を見ると、自然に人はそうなるのですね。とにかく満たされました。

こんなイベントを続けてくれている運営の皆さんにも心から感謝したい気持ちでいっぱいです。ありがとう!

初出店、どうだった?

とにかく想像以上の人出で、ブースにもたくさん立ち寄っていただくことができました。普段長野で生活しているので、誇張なく、長野の日々の生活で会う3年分くらいの人と出会った気がします。これ、ほんとに。

帰りの新幹線の時間があったので16時過ぎに撤収しましたが、それまではひっきりなしにお立ち寄りいただき、おかげさまで想定よりもはるかに多くの作品を旅立たせることができました。お買い上げいただいた皆様、ありがとうございます。じっくりとお話をしながら手に取っていただけたり、そこからご購入いただくというのもとてもうれしかったです。

無料配布の旅新聞も50部くらい用意していましたが、1時間ちょっとですべてを配布してしまい。欲しかったなあ、と言っていただいた皆様、すみませんでした…

参加したもうひとつの無配の冊子はちまちまペース配分を考えてお配りできましたが、次はそのあたりをもうちょっと考える必要がありそうです。

また、手に取っていただく回数が多いもの、購入していただくことが多い作品、これらは予想と異なるところもあり、なるほど~と勉強になりました。装丁やぱっと見のテイストや質感、そういったものはかなり販売数と関係しますが、このあたりは、お、こっちか!みたいな発見もあり、面白かったです。

全編手書き(手描き)のイラストエッセイが意外にも?好評で、紙とか印刷とか、アナログな手触りとか、私が伝えたかったコンテクストがこんなにもスムーズに伝わるんだ!と半ば感動しました。うれしすぎ。私が好きなものをこんなにたくさんの人と共有できるんだ!と、心の中で泣きました。これもほんと。

文字のみのエッセイは、装丁はシンプルでしたが見本誌に置いてあったものを見て来てくださる方もいて、内容に興味を持ってもらえたのがうれしかったです。文字だけだと、イラストよりインパクトに欠ける部分がありますが、それでもたくさんお迎えいただけたのは、作家冥利に尽きます。

あとポストカードは気軽に買っていただけて、持ってきてよかったです。ショップカードもたくさんお渡ししたので、新しいものを作らねば。です。そこから各種SNSでつながっていただけたのもうれし。です。

無料配布の旅新聞。富山での思い出を詰め込んで。
富山出身の方たちと富山トークできてうれしかった〜

フツーにもっと買い物したかった!

まず、空いてる時間にごはん~とか買い物~って思ってたけど、そんな時間は存在しませんでした。ほぼずっと立ち寄ってくれた方々とお話ししていたので、区切りのいいところで強制的に店を閉め、トイレ行ったり買い回るという感じでした。

その少しの時間でかろうじてnoteでつながってくれている皆さんの作品や、その場でぐっと惹かれたものをざざざっと購入。でも逆に言えば、時間があればあるほどたくさんの本を買ってしまったであろうから、ちょうどよかったのかもしれません。何冊買ったんだろう?金額も、冊数も何も考えず、思うがままに。でも、それもまた醍醐味。間違いなく。

2000ブース程が出店していたので、1%も見ていません。もっと事前にきちんとチェックしておけばよかった。混雑過ぎて効率よいルートを模索する必要もありそう。それが一番悔やまれます。

でも、ふらりと立ち寄ったお店で出会った作家さんといろんなお話しできたのも楽しかったです。(もともと中央線沿線の民なので、中央線トークがうれしすぎました、ありがとうございました。)

その他もろもろふりかえり

まず10時半すぎにブースに到着、両隣さんにあいさつを済ませ、設営準備。この時からすでに、あっという間に時間が過ぎる。見本誌を提出して、お手洗いに行ったら、どどーっと人が入ってきて、あれよあれよというまにやり取りが始まります。

何がどれだけ売れたかチェックするための紙を用意していましたが、途中からもうなにがなんだか。そう、私は考えるのをやめた…つまり正確に何冊売れたかは、その場ではよく分からないまま会場を後にしました。ちなみに売り上げも、よく分からない。どんぶり勘定すぎる。

家に帰ってから本の納品数から残った本の冊数を引いて(何冊会場に持っていったかすら忘れているところがやばいと我ながら)、売り上げ状況を把握。販売価格から導き出された値段は、おっ結構売れたじゃん、と思いつつも、手元にはどう考えてもそんなお金は残ってない。そう、現場での買い物で、お金は消えて行ったのです。レジ金流用、どこまでもどんぶりです。

(そもそもこれは生まれ持っての性でした。自営業をして久しいですが、いまだに確定申告の際にしか、正確な収入を把握できないのです。税理士さんには頭が上がりません。)

あと、みんなめっちゃ小銭持ってる。お釣りたくさん用意したけど、ほとんどの方はぴったりの金額で支払いしてくれました。すごい。最後に一万円札をお持ちの方がいらしたけれど、これは逆に助かりました。もう撤収が視野に入った頃だったので、持ち帰りのお金がコンパクトになってありがたかったです。(お支払される方も大変恐縮してらっしゃって、むしろお気遣いいただきありがとうございます)

なにより今回恵まれていたのは、両隣の出店者さんです。同じ机のお二人は、とても気さくに話しかけてくれて、最後の方には、あれ、うちの店の人?!ってくらいにすごく色々なフォローまでして下さって、本当にありがたかったです。おしゃべりできて楽しかったし、またお会いできたらいいな。

また、反対のお隣は、まさかの人気古本屋さん。実はもともと私もツイッターでフォローしており、ブース番号が書かれたツイートを見て、ぶったまげました。隣やん!!お店のお客さんなど、たくさんの人がいらして、飛ぶように売れていました。さすが。

そんな人気店のオーナーさんなのに、めちゃくちゃ物腰柔らかで謙虚な礼儀正しい方で、こんな私なんぞにもお話ししてくださり、夢かと思いました。もちろん本も買わせていただきました。読むの楽しみすぎる。

書いていたらまた興奮してきてしまったので、そろそろ終わろう、、

ありがとう、文学フリマ

今回初めての出店でしたが、文学フリマに出て本当に良かったです。熱量高く、創作意欲も掻き立てられるこの空間は、唯一無二だと感じました。また、根底にあるのは、やっぱり人の体温です。目の前に、作家がいる。その作品について、話を聞くことができる。即売会ならではの魅力です。

というわけで、次回の文学フリマ東京にもすでにエントリーをしております。今回の反省を生かしつつ、新刊を携えていく予定ですので、引き続き、皆様どうぞよろしくお願いいたします!

最高の一日をありがとう!
(買った本の紹介などはまた後日。)

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