下書き(原稿)を熟成させる方法は? <小説の書き方>
なんでも参加してみようと言うことで、このお題。
記事を五本書いたらプレゼントが抽選でもらえるそうで残りあと一本。
note運営の用意したお題の中で書けそうだと思ったのが #熟成下書き のタグでした。
私は『小説の下書きを熟成させるためにはどうするか?』というお題かと
思って書き始めました。
みんな、どんな風に書いてるのかなと思って、タグを見てみたら、
『溜まった下書きを公開しましょう』という趣旨だったのですね。
まったく趣旨が違うのですが、書きはじめてしまったので最後まで書いときます。
私の場合、小説ができていく流れは次のようになります。
①アイディアメモ
百本ノックのように、次々にアイディアを考えます。捻り出すのに近いかもしれません。この段階ではスマホのメモだったり、ノートに書いた落書きのような状態です。
②アイディアに名前をつけてリスト化
恥ずかしいので全部はお見せできませんが、一つ一つを深く考えずに
こんな感じでどんどんリストにしていきます。二つのアイディアがまとめて一つになったりもします。
③面白そうなアイディアを膨らませる
「いけるんじゃね?」と思ったものをピックアップして、小説の要素になる項目ごとに、アイディアを分解していきます。
④シーン表
これはもういろんなところで記事にしているので、説明は省きますが
この表の『シーンのポイント』の部分だけを書いてみます。
頭に浮かんで形になりそうなこと、自分が書きたいと思ったこと、です。
⑤企画書を書いてみる
『シーンのポイント』が10シーン程度、書けたら小説になるかもしれないと思ってきます。この辺りで自分の頭を整理する意味で、企画書っぽいものを作ります。
今、考えている小説で何を書こうとしているのか? 何が面白いのか?を
まとめたものです。
⑥シーン表からあらすじへ
私の場合は、シーン表に書いた文章を、ワードにペーストしてあらすじにし、それを膨らませて本編にします。
なので、ここで初めて、下書き⇒完成原稿への道が始まります。
さて、ここから本題です。
下書きが熟成したら完成原稿になる
という前提でお話しします。
熟成と言ってもワインのように
寝かせて時間が経てば、良いものになる、わけではありません。
ぬか漬けのように
毎日かき混ぜて味を調えて、初めて良いものになるのです。
具体的に言うと、読み直して、その度にしっくりくる表現、言葉に直して、それを翌日、また直して加筆修正を繰り返す。この改稿作業がないと、熟成しないのです。
改稿作業をしている内に、気がついたらそれなりの時間が経っていて、自分が読んでも、なかなか上手くできている。どうやら「人様に見てもらえそうだ」という状態になっていきます。
今日、言いたかったのは、小説の下書きを熟成させるためには、何日か寝かせるのではなく(煮詰まったら寝かせても良いのですが)、何日も何回も読み直して、ひたすら改稿作業を繰り返すことが必要だということです。
そしていつ熟成されるかというと、自分が読んで納得した時です。
※完成原稿にした後で、しばらく寝かせることは必要だと思います。
それは自分の原稿を客観的に見るためです。
ちょっと別の話になります。
少し強引でした。
改稿すればするほど熟成した完成度の高い原稿になる
という当たり前の話でした。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
④~⑥の辺りのことは下の記事に書きました。
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