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10月7日ムスメシ戦に向けて 1 「格闘技を辞められない」 格闘ガンジス川の巻

10月7日のムスメシ戦に向けて、日々を過ごしています。おかげさまで日々充実していて、試合があるおかげで生かされているように思います。

グラップリングマッチとは言っても目標となる試合がある日常と目標がなく日々を過ごすのとでは、同じ練習と日常でも生活の質も充実感もまったくの別物になっていて、試合があることに感謝する日々です。何か特別なことをするわけではなく、日々を大事に懸命にやり切るように心掛けています。

先日の記事で書いたようにMMAファイターとして、一番ぶりにきた試合がグラップリングマッチであることへの悔しさや恥ずかしさは当然ありますが、嫌ならばやらなければいいのであって、それでも試合をするのは闘って表現すること(格闘技)が好きでしばらくはやめられそうにないと観念します。

キャリアを重ねると自分を軸にしたカードはなかなかこないもので、対戦相手軸のカードや思い通りにならない戦績に耐えきれず、選手生活を退いていくのだろうと自分自身の状況を目の前に実感しています。現役を辞める最もらしい理由として、格闘技選手は「世界一を目指せなくなった」とか言うのだろうけど、客観的に見れば世界一を目指せるファイターなど数えるほどで、僕自身で言えば2010年のギルバートメレンデス戦で、「世界一」が厳しい現実を突きつけられているので、格闘技が好きでただただ続けているというのが本当のところです。もちろん生業として、生活の糧を得るものでもあるし、経済的にも生き方的に糧であって、僕にとって格闘技は現実で生活に根差したドロドロとしたものです。だからこそ美しく尊くもあります。

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