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10月7日ムスメシ戦に向けて 4 週4日の練習が改めてベストの話 続けることが大事

気がついたら試合まで3週間となりました。早いです。

試合に向けてのプロモーションの仕込み作業があるのですが、ちょうど今週が仕込み作業がいくつかあって、そこに通常業務の仕事が重なってしまいハードワークと言っても差し支えない週です。

再三言っているように週四回の練習が現状ベターなのですが、試合前になると週5日は動きたいと気持ちが先行してしまい、今週は週5日でスケジュールを立てたのですが、昨日の朝にほれ見たことかと心身共に限界を迎えて、昨日は練習を休みにして休養に充てることにしました。

僕の長所であり短所であるところは「自分の身体と状況が良くわかる」ところだと思っています。疲労やケガなどの身体の変化を感じることができるし、その変化に敏感で弱いので、他の選手に比べてケガが圧倒的に少ないです。40歳まで現役選手を続けてきて、一度も手術も骨折もないのがそれを証明しています。逆に言えば、ケガをするギリギリまで追い込みきれないところがあるので、その部分においては短所だと感じることも多々あります。

自分の限界がわかっているかどうかは成長とケガの境目を把握できているかどうかなので、格闘技選手に限らず大事なことです。塩梅と境目がわかるかどうかは大事だし、適当にできるかどうかが腕の見せ所です。選手はギリギリを攻めるのが腕の見せ所ではあるから、若い時分は自らの才能と頑丈さを過信して、滑落覚悟で攻めるけれど、見事に「too much」で心身共に大惨事となって、格闘技の賭場からお暇する選手をよく見てきているので、安全運転が基本でブレーキを意識するに越したことないと僕は思っています。

格闘技の競技の性質とそこに集まる人種もあってか、短期間で成果を出すためにはケガのリスクも厭わないのが主流となっているところがあります。長く続けていけるような選手は一握りであって、多くの選手が現実を見て辞めていきます。そうであれば短期間で最大限の成果を出す手法は正しい部分もあるので、否定はしませんし、正しい面は確実にあります。

格闘技選手は一握りになれなければ、仕事にはならないので、やり直すのであれば今が一番早くて、若ければ若いほどいいと思うので、短期間で成果を出すためにリスクを厭わず博打を打つのも合理的とも思う側面はあります。そこはもう捉え方の話です。まあそれはそれとして。

僕は「続ける」ことを今は大事にしています。
選手活動も練習も仕事も目先の結果に一喜一憂せずに続けることを大事にしています。得意淡然 失意泰然で淡々と目の前のことをこなしていくのが大事だと思ってやっています。日々のベストを更新していけば、自ずと結果はついてくるのは、ここまでの経験でよくわかっていますからね。最近はモチベーションとか、頑張るって話でもないような気がしています。淡々と続けていくというか、何を目指すわけでもなく、自分自身を追求探求しているような気がします。身体の変化や気持ちの変化を感じて、そのたびに発見があるのが楽しいのです。

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