見出し画像

RIZIN LANDMARK 9 in KOBE 見所と与太話 このカードでも気がついたら2万字超えの大作に! ※3月18日追記 規定路線の木村ミノルさんinでブアカーオ戦に

やってきました。RIZIN LANDMARK 9  in KOBE。

佐賀大会が地元選手の登用と直前のカード代替でどうなることやらと思いきや、結果としてメインのグスタボ堀江戦で大会を形にして終わりよければすべてよしの興業あるあるに落とし込めていたのは、今のRIZINの運の強さと箱推しされる環境を作り込んでいる地道な努力だと思います。ここに関してはUFC以外だと他団体の追随を許さないほどの箱推しの強さを誇っているように感じます。

神戸大会も出場選手的にはそこまで豪華なわけではないのですが、それとなく注目が集まる&切符が売れていくであろう構図は選手のファン=単推し以上にRIZINのファン=箱推しがついているのだと思います。何よりも感じるのは出場選手がRIZINに出ることに価値を感じていて、RIZINに出ることで切符を手売りする&パンツスポンサーを募る構図は良いか悪いかは横に置いておいて、エコシステムが回っているように感じます。

会場の神戸ワールド記念ホールよりかはアクセス良く感じる大阪城ホールでやってほしいところではあるのですが、RIZINは神戸ワールド記念ホールでの開催が多くなっています。それは大阪城ホールを満員にするのは興業の世界では相当に難しいのは通説になっていて、絶好調のときの新日本プロレスで大阪城ホールを満員にして周囲が驚いたのをよく覚えているので、会場選択として神戸ワールド記念ホールになっているところはあるような気がします。神戸ワールド記念ホールは一度セコンドで行ったことがあるのですが、会場までのアクセスも使用感も大変だった記憶があります。エディオンアリーナだと箱としてもう少し収容人数が欲しいし、かと言って大阪城ホールだと大き過ぎるしで適当な規模の会場がないのは東京も関西も同じです。

2月末の時点で券売が完売とのニュースを見て、これは手売りメインで捌けてしまったのだと思うのですが、立派というか凄いことだと思います。券売に関しては1万人前後の箱であっても現状のシステムでは手売りメインで捌くのが実際のところです。ここに関しては賛否もあるのですが、格闘技だけでなくある程度のミュージシャンでも手売りやファンクラブでの囲い込みだと思います。この状況を見るとRIZINブランドで地方を回って、地方の選手の手売りでそれなりに会場を埋めていくモデルが現状の答えなような気がします。昨年の北海道大会モデルというか、カードはご当地選手メインで物足りないけれど、何故か券売は順調ってパターンが今後は増えていくような気がします。とりあえず完売おめでとうございます。出るか!大入り袋であります。年末大会は出てました。もらいそびれましたけど。まあそれはそれとして。

神戸大会は格闘技ファンが楽しめるカードが揃っていて、見方の腕の見せ所なので、今回は気合を入れてまとめました。お楽しみください。月刊青木真也で青木真也の記事を1月丸々すべて読むことができます。今月は大会もあるので月刊購読をお勧めしています。みんなで読もう。月刊青木真也。


ここから先は

20,576字 / 17画像

¥ 650

サポートありがとうございます。選手活動、表現活動の活動費用に当てさせていただきます。更なる良いもの、面白いものを創作する原資に大事に大事に感謝を込めて使わせて頂きます。