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エイブラハムをかじっただけの男と弟子 その51 抵抗の思考

前回のあらすじ
こんにちは、ソラです。前回はですね、「波動拳」と、「ヨガファイヤー」についての話でした。
えぇ、そうです。あの人気格闘ゲームの話です。
ちなみに、ヨガを習っていても「ヨガファイヤー」を出せるようにはならないそうです。

エス太 :いや、前回は「波動」の話な。宇宙の全てが波動でできていて、俺たちも波動の存在だって話だから。
別に格闘ゲームの話がしたかったわけじゃないからね。切り取るところ完全にズレてるわ。

ソ ラ :そうでしたか。当たらずとも遠からずってところですね。

エス太 :いや、全然当たってね~し、かすってもいね~し、めちゃくちゃ遠いわ。

ソ ラ :・・・。ところで先生、今日こそは瞑想の話をしてくれるんですよね?

エス太 :悪いけど瞑想の話はもう少し待ってくれ、その前にもう一つだけ、大事な話をさせてくれ。

ソ ラ :えぇぇ~~。そんなに溜(た)めます?瞑想だけでそんなに引っ張りますか?

エス太 :これも、瞑想の話をわかりやすくするためだ。我慢しろ。

ソ ラ :わかりました。今日は何の話ですか?

エス太 :今日は、抵抗の思考についてだ。

ソ ラ :抵抗の思考ですか?

エス太 :そう、俺たちは、、もともと価値がマックスに高い存在だという話は以前にしたと思う・・・あれ?したっけ?したよな?確か。

ソ ラ :はい、全然覚えてません!!

エス太 :え?してないっけ?まぁいい。とにかく、俺たち全ての人はめちゃめちゃ価値がある存在なんだ。
感情のスケールの一番上、愛や感謝、自由な状態が、本来の俺たちの姿だ。
でも、多くの人が、もともと与えられた自分の素晴らしい価値を感じられずに悩んだりする。
その理由は、抵抗のある思考を抱いているからなんだ。

ソ ラ :先生、抵抗のある思考とは何なのでしょう?

エス太 :抵抗のある思考ってのは、望みに対して抱く反対の思考(ネガティブな思考)だと思ってくれればいい。
例えば、「自分には価値があると感じたい」という望みに対して「いや、でも自分に価値を感じることは難しい」と考えると、感情がネガティブになり、波動が下がってしまう。
他にも「こうなりたい、こうあれたらいいな」という望みに対して「でも、時間がないし、お金もないし」とか考えると、感情がネガティブになり、波動が下がってしまう。

ソ ラ :なるほど。望みと相反することを考えることが、「抵抗」になってしまうわけですね。

エス太 :そう、簡単に言うと、何かを望んだ時に「でも」とか「だけど」とかが浮かんできたら、それは抵抗の思考だと思ってくれていい。
「自由にしていたいなぁ」という望みに対する「でも、仕事をしなきゃ」とか、「でも、家事をしないと」という思考が抵抗なんだ。「でも」と考えるだけで、気分が下がる感じがするだろ?

ソ ラ :そうですね。

エス太 :逆に、現状はうまくいっていない、「でも、いつかは必ずうまくいく」という前向きな期待がある場合の「でも」は感情がネガティブになっていないから、抵抗はない。
つまり、抵抗の正体は「ソースの視点とズレた考え方」ってことなんだ。

ソ ラ :ソース、内なる自分の視点とズレた考え方ですか?

エス太 :そう。ソースは自分の素晴らしい価値を知っているし、自分の願望が叶っている姿に真っ直ぐフォーカスしている。ポジティブな側面で物事を捉えているし、この世界の全てを愛している。
その純粋でポジティブな存在であるソースの視点とズレた時、人は自分の望みに抵抗していて、感情がネガティブに働き、波動が下がるって話だ。

ソ ラ :思考で抵抗し、波動が下がっているかどうかはどうやってわかるんですか?

エス太 :それは、感情が教えてくれる。ソースと視点が一致する考えを持った時、人はポジティブな感情になり、ソースと視点がズレた時、人はネガティブな感情になる。
それが、感情のナビゲーションが働いている証拠なんだ。前にも言ったが波動の状態は感情の状態とマッチしている。

ソ ラ :なるほど。抵抗の思考・・・ん?思考の抵抗?あれ?どっちだっけ?まぁいいか。言いたいことはわかりました。

エス太 :まったく~、お前ってやつは。いいか、思考の抵抗だ。・・・あれ?抵抗の思考か?あれ?どっちだ?まぁいい。言いたいことがわかればよし。

ソ ラ :先生もわかってないじゃん・・・。

つづく

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