あいみ

小学生と幼児、2児の母|次男は600gで産まれた超低出生体重児|大学生(心理学専攻)|…

あいみ

小学生と幼児、2児の母|次男は600gで産まれた超低出生体重児|大学生(心理学専攻)|前職は教育関係事務職|次男の出産によって価値観が大きく変わり、世界の見え方が変わりました。「より良い明日のために」自分の思いをつらつらと記していきます。

最近の記事

子どもへのまなざし

長男の授業参観に行ってきました。 次男は療育の日だったので、療育を早退し一緒に。 授業参観では、子どもたちが1年間でできるようになったことを発表してくれるというかたちで、グループごとに合奏やダンス、物語制作などを披露しました。 司会も全て子どもたちが行い、手作り感あふれる楽しい時間でした。 保護者は子どもたちの前に並べられた椅子に座って参観するかたちでしたが… 驚いたのは、私ともう1人の保護者以外、全員マスクをしていたこと。 教室に入った瞬間、あれ?マスク着用必須だっ

    • 迷惑がかかるからやめなさい

      みなさんはお子さんや子どもたちに、この言葉を遣いますか? 今日は家族4人で近所のお蕎麦屋さんに行きました。 昨日の昼がカレー、夜がラーメンとジャンキーにジャンキーを重ねていたため、胃を少し休めたく。 12:00近い店内は満席に近い状態。 座敷の席に案内いただき、両隣にもお客さんがいました。 ちなみに子連れのみなさん、座敷ってどうですか? 有り難いときもあれば、そうでもない時もありませんか? 我が家の場合、次男が食事中でも立ち上がったり、興味のあるものがあるとす〜っとそ

      • この国において女性であるということ

        今日は国際女性デー。 イタリアでは「ミモザの日」として有名ですね。 そんな日に立ち止まって考えたい、日本のジェンダーギャップ。 この国は、男女差別に溢れていると思っています。 日本のジェンダーギャップ指数は0.647。 (0が完全不平等、1が完全平等を表している) 順位は125位/146か国。 ジェンダーギャップ指数は、経済、政治、教育、健康の4つの分野に分かれています。 教育は0.997、健康は0.973と世界トップクラスですが、経済は0.561、政治にいたっては

        • 会いたい人には会いに行く

          今回は教育関係のことではなく、とても個人的な内容です。 祖母が亡くなりました。 膝と耳が悪かった祖母ですが、これまで大きな病気をすることもなく、ボケることもなく、本当に突然亡くなりました。 誰に迷惑をかけるわけでもなく… 祖母の寿命だったんだと思います。 祖父は20年程前に病気で亡くなっています。 やっとじいちゃんに会えるね。私はそう思いました。 先日、子どもたちと祖母に会いに行ってきました。 長男は「死」を理解しているようです。 生まれて初めて近しい人の死を経験した

        子どもへのまなざし

          親の障害受容

          東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センターが主催するインクルーシブ教育定例研究会。 https://www.p.u-tokyo.ac.jp/cbfe/ 月に1回、オンラインで開催されていて、毎月参加しています。 1月の研究会のテーマは「子どもの「障害」を受容するとはどういうことなのか-保護者・教育者との対話を通して」。 金沢市で「ひまわり教室」という障害児通園施設を運営してきた徳田さんのお話を伺いました。 ひまわり教室は、今年の6月で50周年を迎

          親の障害受容

          のげやまインクルーシブ構想

          横浜市がこんな発表をしておりました。 詳しくはこちらのPDFをご覧ください。 https://www.city.yokohama.lg.jp/business/nyusatsu/kakukukyoku/2023/sekkei/kenchiku/tyuotosyokankaisyu.files/02-1_sityoukisyakaiken.pdf なんとも楽しそうな構想。 インクルーシブなのはもちろんのこと、個人的には子ども図書館ができるのも良きポイント! 障害児者支援

          のげやまインクルーシブ構想

          集団療育は必要?

          次男は、集団療育に通園しています。親子登園です。 現在は週に1回療育に通園、週に4回保育園に通っています。 療育施設側の都合で、来年度は週1クラスはなくなり、週2回以上通える子どもしか受け入れをしないとのこと。 私としては、保育園の生活をベースにしたいと考えており、週に2回療育に通うのは多いなぁと感じています。 また、インクルーシブ教育を学べば学ぶほど、特性のある子どもたちを集めて療育することに違和感を感じ始めてしまいました。 これは私が「インクルーシブ脳」すぎるのだと

          集団療育は必要?

          サポートブック

          療育センターの保護者勉強会で、サポートブックの閲覧会がありました。 次男が通っている療育センターでは、保護者向けの勉強会が定期的に開かれているので有難いなぁと思っています。 逆のことを言ってしまえば、療育に繋がらない場合は、知らない情報もたくさんあるかもしれないとも思ってしまいます…。 さて、みなさんは、サポートブックを知っていますか? 一言で言えば、子どもの取扱説明書と言ったところでしょうか。 (私の個人的な解釈です) 学校や幼稚園、保育園、病院などに我が子のことを説

          サポートブック

          私の中の優生思想

          インクルーシブ教育に興味があり、インクルーシブな社会に!分離教育によって差別が再生産されているのでは?と思っている私ですが、そんな私の中にも「優生思想」はあったと思います。 次男は出生4日目に、脳室内出血を起こしました。 小さく産まれた赤ちゃんは、身体が未熟なことから、様々な合併症を起こしやすいと言われています。 その中でも「どうか脳だけは何も起こさないでほしい」と連日願っていました。 それは素人ながら、脳に何かが起きると障害が残ると考えていたからだと思います。 脳室内

          私の中の優生思想

          「申請主義」を考える

          次男が産まれてから、福祉制度を利用することが多くなりました。 医療費の助成は、未熟児養育医療、小児慢性特定疾患医療費助成制度、訓練・介助器具助成制度など。 医療費に関わる申請は、次男が入院中に病院スタッフの方やソーシャルワーカーの方が教えてくださり、病院経由で行政に申請をするものが多かったように記憶しています。 NICUを退院して地域での生活が始まってから1番に感じたことは、なぜ、保護者が情報をとりにいかなければいけないのか?ということ。 地域でのリハビリ施設、療育施

          「申請主義」を考える

          今年の漢字は「繋」に決めました。 つながり。つながる。 2023年の漢字は「動」でした。 今まで子育てと仕事だけをしていましたが、興味のある分野に関して自分なりに学びを始めました。 大学に通い始め、学びを深めるために多くの本を読み、講演会や研究会等にも積極的に参加しました。 noteを始めたのも動いたことの1つ。 子どもたちが様々な経験をして、五感で感じてもらえるように、あらゆる場所へ出かけました。 そのおかげか? 子どもたちも私も多くの縁に恵まれました。 そのご縁

          子どもと一緒に自分の人生を楽しむ

          自閉症のGAKUくんが産まれた頃からアーティストになった今までの軌跡を書いた本。 表紙や背表紙の色使いがあまりにも可愛くて思わず手に取りました。 いろんな偶然やタイミングが重なって、アーティストへの道を一歩一歩進んでいくGAKUくん。 一見、運がいいとも見えるけど、出会う人とのご縁を大切にしているからこそ道が開けていくんだと気付かされます。 もちろん、自閉症児の特性や暮らしの様子や日常の大変さも書かれてはいますが、読み手が受ける印象はどこか明るい。 それはGAKUく

          子どもと一緒に自分の人生を楽しむ

          11月17日は世界早産児デー

          みなさんは世界早産児デーをご存知ですか? 世界早産児デーは、 世界の早産における課題や負担に対する意識を高めるために、2008年にヨーロッパNICU家族会(EFCNI)および提携している家族会によって制定され、1年で最も重要な記念日の一つです。 近年「リトルベビー」という言葉も聞かれるようになり、日本国内でも早産児、低出生体重児やその家族、関わってくださる医療従事者の方々のことが知られるようになってきたのではないかと思います。 我が家の次男は、在胎24週、600gで産ま

          11月17日は世界早産児デー

          子どもへの声かけ

          他の家庭の子育てに口出しするつもりはありません。 人によって大事にしたいもの、価値観、子育ての軸は違いますし。 ただ、「助けてあげたいなぁ」と思ったのは初めてかもしれません。 次男の病院受診の時のこと。 大きい病院に通ってるため、待ち時間が長いです。 乳児と幼児を連れたお母さんがいました。 下の子の受診だったようで、上の子は付き添いで来ていたようです。 診察の呼び出し時に近くにいなくて、順番が抜かされてしまったという状況。 診察室前に戻った時にお母さんが上の子に向

          子どもへの声かけ

          障害の社会モデル

          次男と公園に行ってどんぐりを集めた時の写真です。 私の母が昔からリースを作るのが趣味?で、子どもたちと一緒に作りたいと思うのですが、どんぐり以外の木の実ってなかなかないですね。 どんぐりは大量にあって、次男は大興奮でした。 さて、私はインクルーシブ教育について興味があり、興味があると言いますか日本の分離教育はおかしいでしょ!と思っていて自分なりに学んでいます。 4月から大学生となり(通信教育課程)、心理学(主に子ども)を学びながら 本や講演会等で理解を深めています。

          障害の社会モデル

          理解して、表現する

          次男の成長を感じた瞬間がありました。 長男の習い事帰りに公園に行った時。 次男は公園に行ったことが嬉しくて、私を置いて1人で公園の中へスタスタと歩いて行きました。 私から何メートルか離れた後、周りを見渡して私がいないことに気づきいて、口をへの字にし→号泣。 泣きながら私のところに走ってきました。 私が近くにいないことを理解して、悲しく?寂しく?なって泣いたんだと思います。 またある日の出来事。 保育園のお迎え時に、先生からその日にあったことをお話してもらいました

          理解して、表現する