見出し画像

6年物のドデカイ失恋(ドデカイラーメン的なね)

記事を開いてくれたそこの貴方。
良かったら、顔も名前も知らないであろう私の失恋話を聞いていきませんか?
最近貴方の身に降りかかったモヤモヤやイライラのほんの少しくらいと引き換えに、赤の他人の不幸話を聞くなんて言うのもオツなモノかもしれないですし。

まあ、誰が見てくれなくても、私は私の備忘録としてこの失恋を文章に残そうと思っている。

https://note.com/a_curry_note/n/nde48e9e24539

失恋した。


2023年9月9日(土) 地元の天気は晴れ。最高気温は32度。
ラグビーワールドカップの開幕がトップニュースで伝えられるテレビに脇目もふらず、私は過去6年間も囚われ続けた男と決別した。誰が何と言おうと、これがこの日のトップニュースだ。異論は認める。でも、この気持ちは変わらない。

告白をしたのは9月8日の夜中。
決別をしたのは9月9日のまだ更けてもいないような時間帯の夜。
そう考えれば、私が彼に執着していた6年間は、たったの1日にも満たない程度の時間で終わってしまったのだ。終わってみれば呆気なくて笑える。いや、21歳から27歳のゴールデンタイムだよ?笑えないよ馬鹿。

上に載せた記事では、告白をした私に対して「一度ご飯に行きたい」と言われたところまで書いた。それに対し「行こう」と返信した。

この段階では、少しの期待があった。

付き合えるかも、なんて高尚な期待ではない。彼が私のことを考えるような時間が、ほんの少しだけでも増えてくれるんじゃないかという期待だ。
それだけ私は彼に蔑ろにされていた自覚があるし、それでも良いからと側にいてしまった後悔だってある。

「いつが空いているのか」という会話になってから、この期待はすぐ消え去った。
あまりにも決まらない予定。
ここに彼とのメッセージのやり取りを置いていく。

👨「次の休みはいつ?」
👩「月火が休みだよ」
👨「月曜が夜勤明けで火曜が日勤だから厳しい💦」

はあ、そうですか。それなら仕方ないね。と思いつつ、厳しいなら厳しいなりに「○○日なら行けるんだけど」って送ってきてくれても良くない?って思ってしまうのは、私が我儘なのかな。
まあ我儘だってことにしよう。OK。次に進む。

👩「そうなんだ。じゃあお休みじゃなくても行ける日あれば教えて~」
👨「分かった!逆にこの日どうとか聞いてもらえると😀」
👩「仕事終わりの夜なら特にいつでも大丈夫。」
👨「仕事何時に終わるの?」
👩「18時半とかかな。」

よしよし。これでさすがに「じゃあ○○日は?」って来るだろ。え、来るよね?だってご飯に行こうって誘ったのが私からならまだしも、向こうが言い出したことなんだから。無理やりご飯行こうって誘ってるわけじゃないから。普通の人なら来るって思ってて変じゃないよね?変?変ですか?


👨「そうなんだ、早いね!😀」


え、殺す???責任もって、私が、君を、殺そうか????
たまげちゃったな。今どこの誰が私の定時が早いかどうかについて興味あるんだよ。ないだろ。そこについての言及、今一切いらないだろ。早くて悪かったな。どうせ私は中小企業の冴えない事務職の末端だよ。でも好きでやってるんだよこの仕事!!

…なんて叫びそうになった。
告白したのは私だ。立場として弱いのは私なのかもしれない。でもさ、付き合う気がないならそれで断ってくれればよかったの。何がどうしても私と付き合ってくれなんて言ってないの。告白した時に私はちゃんと言ったの。『この曖昧な関係が続くのが嫌だから、付き合ってもらえないのであればブロックするね。』って。
ただの友だちだったことが過去1度もないことなんて、お互い重々承知していた。
付き合うか・ブロックか。どちらかが曖昧な関係を終わらせたいと思ってしまったんだから、残されているのはその2択しかないじゃん。

嫌なら、断ってほしかった。
それだけのことなのに、それすらしてくれないんだなって。気付けば気付くほど悲しいのと、それを大幅に上回り続ける苛立ちに襲われる。

腹、立つなあ。

👩「なんか無理そうだし諦める?」
👨「そんなことない!俺が休みの日なら全然いけるから」
👩「そうなんだ」
👨「夜勤明けだとしんどいけど(笑)」

(笑)じゃないよ。
もうその前段階で休みの日を送って来ないあたりで苛々を通り越して笑いが止まらなかったよ。
もしかしてその後に「そうなんだ」としか送らなかった私が悪い?私が悪いのね?了解、じゃあ聞くよ。

👩「じゃあ休みの日を教えてもらっていい?」
👨「来週は水、土、日かな」
👩「それなら水曜日の夜はどう?」
👨「ごめん、水曜日は予定入れちゃったから厳しい💦」


…は?(笑)(笑)(笑)


ギャグセン高すぎるって😅さすがに😅
思わずオジサン構文みたいな絵文字が炸裂しちゃうよ😅

水土日が休みだけど、水曜は予定あるって、言えなかったカナ❕❓

ヨッ!これぞ令和の禅問答だね!
…なんて許すと思ったか。舐め腐った態度を続けるのもいい加減にしろ。すごい偏見で悪口を言うけど、あなた仕事出来ないだろ。出来る?出来ているんだとしたらさらに悪質だよ?相手選んだうえでこの態度だもんね。
それとも私と禅問答したくてやってる?その場合は私が師家だからな、あなたは修行僧。逆は絶対に許さない。

ていうかごめん。本当に無理。私が6年間ずっと縛られていた相手、舐め腐ったタイプの間抜け兄さんだったんだけど。信じたくない。
たった数回のやり取りで氷点下まで心が冷めていきながら、でも、冷めれば冷めるほど過去の自分の気持ちを否定するみたいで何とも言えない悲しさがある。
私はただ曖昧な関係を終わらせたいだけだったのに。YESかNOか、その返事がもらえれば良かっただけなのに。ここまで嫌いになりたかったわけじゃないよ。あなたのクズな所を見せて!なんて性癖ないから。お願いしてないから。

返事を聞く前段階のご飯の日程すらはぐらかすなんて、もう、やってらんないね。

「会いたくないのも付き合う気がないのもよく伝わったから、もうこれで返事するの辞めるね。今までありがとう。元気でね。」

本当はもっと長文で罵ってやりたかった。ここで今書いているようなダサい煽り文も、論破することだけを目標にしているような棘だらけの言葉も、全部送りつけてやりたかった。
それでも送れなかったのは私の中に残ったちっぽけなプライドと、何よりも早く関りを断ちたいという気持ちが大きくなってしまったから。

「ごめん、会いたくないわけじゃない」

『会いたくないのも付き合う気がないのもよく伝わったから』という私の文章に対して『会いたくないわけじゃない』という部分だけを伝えてきたあたり、彼の意図が良く分かる。
私とは付き合いたくない。でも、連絡をしたらいつでも好意のある文章を送り返してくれる異性を手離すのは嫌。6年間にたった数回だったとはいえ、セックスの出来る女を失うのは惜しい。だから、どうにかして曖昧な関係を続けたい。

彼の気持ちはこの6年間見えないままだったけど、最後の最後に分かったこの気持ちは多分正解している。
こいつは、腹の底から私のことを舐め腐った男だった。そのうえで、それに気づくことも出来ずに執着してしまった私は、お似合いなくらいクズな女だったってこと。

彼から送られてきた「ごめん、会いたくないわけじゃない」を長押しして、既読も付けずにトークルームを消した。
そのまま友だちリストへ行き、6年間何度も目にした彼のフルネームをまた長押しして、ブロック。
抜かりのないように、ブロックリストからも彼を削除した。
LINE以外のSNSはすでに繋がりを消していたので、もう街で偶然ばったり会ってしまうでもない限り、関わり合うことは出来なくなった。

6年間が終わった。

振り返ってみれば、半同棲のように一緒に過ごした大学時代も、初めて身体を重ねた卒業旅行も、告白されて断ったあの時も、彼に彼女が出来て吐くほどに泣いて喧嘩したあの夜も、ダラダラと連絡を取り続けた毎日も、

一度も、大事になんてされてなかったと思う。

何年先まで一緒にいても曖昧な関係は曖昧なままで、いつかは切らなければいけない縁だったから、それが今だった。それだけの話。
切れてよかった。今は、心からそう思う。


で、話は打って変わって、昨日タップルでマッチしたイケメンに会いに行ってきたんだけどさあ。
こんなド田舎にまだこんなイケメンいるんだ、ってくらいキラキラのイケメンが目の前に現れて笑っちゃった。

縁ってひとつ切ればひとつ繋がるように出来ているけど、さすが6年物の太い縁を切った甲斐あったなって。

イケメンだーいすき❣

グッバイ昔の大好きだった男❣

この記事が参加している募集

スキしてみて

全額をセブンイレブンの冷凍クレープに充てます。