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可愛い男って正義。

総務人事の仕事をしていると、新入社員の子たちと関わることが間々ある。
今年の4月に入社した子たちが4個下なの、怖い。4個下?小学校6年生のときに2年生ってこと?怖い怖い。大差がある。

4個も年下だともはや全員可愛く見えて、みんなが弟妹だと思える程度にはオバさん心が芽生えているんだけど、今日は不覚にもときめいてしまった。
悔しかったから、記事にして昇華する。

今日はそんな1年目の男の子の取材があった。

採用情報誌の1面に弊社を載せることになったので、インタビューと写真撮影。インタビューもライターさんが来て録音しながらの真面目な雰囲気で、彼はド緊張の様子。私がライターさんと名刺交換を終わらせるや否や近寄ってきて「めっちゃ緊張する、助けてください」って言うから(可愛いな~)とニマニマしつつ、「え、やだ」って意地悪を言うオバ。私です。

席に座ってインタビューが始まったので私は退出しようとしたんだけど「え?行っちゃうんですか?」って此方を見る顔が可愛かったので着席。

ちょくちょくインタビュアーの方の質問に困るたびに「え、なんて答えればいいですか?」「どうすればいいですか?」って頼ってくるのもイイ。ポンコツって感じがしてたまらなく可愛い。

あ~やっぱ新入社員って可愛いよな。弟。もはや親戚の子。甥。可愛い。おもちゃ買ってあげよか?と私がずっとオバの気持ちでニマニマしていたところ、彼の趣味がドライブであることに話題が切り替わる。

「○○くんは何の車に乗っているの?」とライターさんが聞く。「××に乗っています。」と答えた彼に、「あの外装色、素敵だよね。」と私が声を掛ける。

「そうですよね!かっこいいですよね!?」と途端にテンションが上がった彼は、「今日、もち子さんの隣に車停めちゃいました🥰」

は??????可愛いんだけど(地団駄)。

無事インタビューを終えて写真撮影中、私も隣で採用インスタ用の写真を撮影していると、「恥ずかしいからやめてくださいよ~」ってニコニコしてるのも罪。可愛すぎ。
テンションが参観日の母親、って自覚あるくらいスタジオアリスのテンションで撮影を盛り上げ、取材は無事終了。

一緒にライターさんのお見送りをしてから、少しおしゃべり。

「今年の社員旅行(店舗ごと行くやつ)どこ行くんですか?」
「金沢。」
「え!俺も金沢です!!」
「知ってる、ほんと最悪。」
「なんで最悪って言うんですか~。一緒に回りましょうよ。」
「絶対嫌だよ?そもそもうちら新幹線だもん。そっちバスでしょ?」
「ええ~。」

彼らの店が1日目にのとじま水族館に行くことは知っていたので「のとじま水族館行くんでしょ。いいなあ。」と話題を振る。

「もち子さんは行かないんですか?水族館好きなのに。」
「行かない。代わりに写真撮ってきてよ。」
「俺がですか?」
「うん。」

そんな会話ともう少しの雑談をしてから、「じゃあ私は仕事に戻るね。」と立ち去ろうとする。

「あ、さっきの写真送ってくださいね。」
「私が撮ったやつ?」
「はい。かっこいい!って言ってくれてたので。」
「いいけど、送る手段ないよ?」
「だからLINEください。」

はあ?????可愛いんだが!?!?!?(大地団駄)

「え、先輩とLINE交換イヤでしょ。社用メールとかで送ってあげるよ。」
「どっちでもいいですけど、そしたらのとじま水族館の写真送ってあげないですよ。」

わあ。

私、あと5歳若かったら好きになってたわ。君のこと。

交換して自席に戻って、あまりに久しぶりにキュンとした胸を落ち着かせるために深呼吸。
はあ、ビックリした。
私まだ胸キュンする元気残ってたんだ。

安心した。

は~~~~、冬だな。デートしたい。

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