見出し画像

27歳、片思い日記 2024/02/06

雪国(だと思われる)の地元は、怒涛の降雪量だった。運悪くその日は仕事が休みだったので、昼に2時間ほど家の雪かきをした。なのに夜には元通り以上に降り積もっていた。

夜ご飯を食べてから、母親とせっせと雪かきを開始。途中で飽きた娘(わたし)は、大人になってから初めての雪だるまを作った。

写真を撮って、片思い相手である彼に送った。

↑アラサーが3個下の男の子に片思いを始めた記事のまとめはコチラです。↑

彼は一頻り、雪だるまと雪だるまを作る私のことを褒めてくれた。
普段はまったくメッセージのやり取りをしない私たちなので、彼からのメッセージは心が温かくなる効果がある。

しばらくポツポツとやり取りをしていたら、返信が途切れた。まあいいかと布団でスマホをいじっていたら、通知が鳴る。その返信が来た時間は、午前1時を回っていた。

起きていた。正直。

でも、この時間に返信がすぐ返ってくるような女って可愛くない気がして、返すのは辞めた。未読のまま寝て、明日の朝にでも返そうと思って。

翌朝、7時45分。

恐る恐るカーテンを開けたら空は晴れていて、雪は溶け始めているのかポタポタと水が落ちている。
ピコン、とLINEの通知が鳴って、起きた。

毎日やり取りをしている友人のLINEグループがあるので、その通知かと思って開いた。

そしたら、彼だった。

おはようございます!から始まるその文章は、昨日遅くに(私に対して)返信をしてしまったことへの言及と、布団へ辿り着けずに寝落ちをしたことの報告だった。

可愛すぎる🥲🥲🥲🥲🥲

って叫びそうになったけど、15分くらい間隔をあけてから冷静に返信した。
そのあと1時間の間に幾つかのやりとりをまた重ねて、そろそろいつも通り会話を切り上げようかな〜とスタンプを送ったとき。

「午後、この前もち子さんが言ってたフルーツ大福食べに行きませんか?」

ってメッセージが来た。
「もちろんもち子さんの都合がよろしければですけど」と付け加えられたその気遣いまで含めて、もう本当に可愛い。
布団から中々出られないままもぞもぞしていた身体が、一気に起き上がった。

「いきたい!」

と返信をすれば、トントンと決まる時間。
昨日の雪かきで筋肉痛だろうから…と、彼が車を出してくれることになった。


彼の車に乗り込んですぐ、誕生日プレゼントと出張のお土産を渡した。喜んでくれて、嬉しかった。

先週行っていた出張。横浜で行われたそれは、私の心をへし折りまくるめちゃくちゃしんどい内容だった。
会社のお金で横浜に行ける!とかそんなのちっとも関係ないくらい辛くて、大人たちに詰められて、めそめそしながら田舎に帰ってきた。

彼とは13日に会える約束があったので、そこまでは頑張ろう。13日に会えたらたくさん癒してもらおう。って心の中で唱えつつも、折れたメンタルは中々回復してくれなかった。正直「頑張れるわけないだろ💢💢」ってなってた。
だから、予定より1週間も早く、今日いきなり会えたことが、本当に嬉しくて。

それをそのまま、彼に伝えた。

そしたら「なんでじゃあ今日もち子さんから誘ってくれなかったんですか」って言われて「だって…」って反論しようとしたら「気遣わないでって前言ったのになんで気遣うんですか。僕断らないですよ。」って怒られた。その顔があまりにも良くて、笑ってしまった。

フルーツ大福を食べてから、ペットショップに行った。
エンドリケリーの大きい個体が2匹もいて、眺めた。エンドリケリーをストレスなく育てられるくらい、大きな水槽が欲しい。そしてそれを管理できる能力と、水質と、お金が欲しい。

田舎町はやることがなさすぎて、次どこ行く?が中々決まらない。中々決まらないけど、でも「帰る?」にならないから、私は彼といるのが好きだなって思う。

結局、夜ごはんまでの時間つぶしに、ゲームセンターに行った。
「ちいかわ取れるまでやってください」「嫌だよ」って会話をしながら、てくてくゲームセンターを歩く。
たべっ子どうぶつのお菓子が入った箱が取れるクレーンゲームを見つけて、「運ゲーだからやろうかな」って彼が100円を入れた。

 一発で、取れた。

え、分かんないんだけど、これめちゃくちゃすごいことじゃない??
「えー!」って2人で声出して笑って、取れるんかいってまた笑った。
その後、違うところにあったエムアンドエムズのクレーンゲームを、私がやった。

一発で、取れた。

いや、嘘やん。嘘だろって。
「取れたー!笑」ってまた2人で盛り上がって、「いや時間つぶしに来たのに早々に取れちゃうんかい」ってなった。

その後、駄菓子屋でよく売ってるチョコの入ったマシュマロに私が挑戦した。
これは10円のクレーンゲームで、よく出来たもので全然取れない。10回以上挑戦しても取れなくて、「あー、だめだ」って顔上げたら彼がいなくて、あれ?って探す。別のところにあった全く同じマシュマロの10円クレーンゲームをやっていたらしく、2個取ったそれを片手に帰ってきた。

「はい、欲しかったやつどうぞ。」ってくれる。

………え。

好きになるけど、大丈夫そ?????(もう好きなので手遅れ)


そんな高校生みたいなデートをして、近くのカフェで夜ご飯を食べて来た。

あしたからの6連勤に備えて彼はスーパーで買い出しをしたくて、そのスーパーが21時に閉まってしまうからそれまでに帰ろうねって言ってた。のに、結局解散したのは21時を過ぎていた。ごめん。
私の食べるのが遅すぎて、焦って「ごめん、スーパー間に合うように絶対食べる」って言ってたのに「いいですよ。あと1時間かけてもいいからゆっくり食べてください。」って笑ってくれて嬉しかった。
でも、時間に間に合わなかったのは本当にごめん。

(いや食べ終えてから雑貨屋とか寄ったりしてたし、食べるスピードのせいだけじゃないと思いたい。)(でもごめん!!!)

帰り道、「これからは何がしたいですか?」って話になって、5個くらい行きたいところを出した。わたしは欲張りなので。
「ん、わかりました。」って言ってくれてたけど、そのいくつを実現してくれるのかは、謎のまま。

13日にまた会えるから、この6連勤は死ぬ気で頑張れそうだ。

メンタルの回復をしてくれてありがとう。

素敵な休みになりましたとさ。

この記事が参加している募集

スキしてみて

全額をセブンイレブンの冷凍クレープに充てます。