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密会

若い頃の純粋な
若い頃の痛々しい感情を
表現できる感性を失った

感情は真っ暗な夜

わたくしは
わたくしの言葉に聞いてみた

わたくしの言葉達は
口々に
「乱暴になった」
「人へのやっかみが込められている」
と言った

わたくしは
どうしたらいいかわからなかった

言葉達との深夜の密会をやめて
創作自体を放りだそうかと思った

その前に
過去の偉人の作品を読んでみよう

そんな風に思ったのです

胸を締め付けられるように
苦しくなって

これだ!これなんだと気づいたのです

優しい言葉が
宙を舞う

なんとなく
わたくしは言葉に優しくできそうな

そんな気がしてきたのです。

若い頃のような感性は
取り戻せなくても

年老いてきたからこそ
書けるものが
きっとあるのだと

言葉との密会は
ずっと続くのです
言葉はなくならない

わたくしが忘れなければ

わたくしは
誰かのようになりたいわけじゃない

言葉と仲良くしたいだけなのだから

そして
noteに綴っていきたいだけなのです

noteはわたくしの秘密の部屋なのです。

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