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夢を解く鍵が欲しい

ある方のブログを見てしまった。

たまたま流れてきた記事からつい、お邪魔した。

芸能人はメンテも仕事と思うけれど、
加齢だけではない連続性の皆無で、
韓国に行かれるのは、信頼された方がいらっしゃるんだろうと思いながら、
日本の業界よりも腕がいいのだろうか、と思ったりする。

もはや別人の顔にしか見えない。

もちろん美容だけではなく、事故や病後の形成もあるので、
そういった技術の進歩はとても良いことだと思う。

分かる人は、ただ分かるだけだし、
気にしない人は気にしないだけなので、特に問題は感じない。

たまにこういった感じで流し読みする平和なブログなので、
ファンの方や、普通にほっこりしたい方、時間を持て余した方には、
毒もない画像と文章なので人気なのかも知れない。


知らなかったけれども、一般人のご主人もブログを始めてるらしい。

ついでに眺めてみた。

まったくご主人の生業と関係のない、日常の日々の内容だ。

だれけども、読む人が読めば疑問に思うはずのことがあって、
それは何かと言うと、ブログに載せられる話題も画像も文章も、
どう考えても奥様と同じ人がアップしてるとしか思えない。

ご夫婦揃って似た思考と、似た傾向とセンスになっていったのなら、
きっと似た者同士の良いおふたりなのだと微笑ましくなる。

また、日常こそ大事にしているおふたりであれば、
人として見習うべきこともあるのでは、とも思う。

だけれども、ご主人のブログのサムネ画像は、
あまりにも奥様とかけ離れたご主人の好みがしっかり反映されていて、
記事に顔を出す画像や文章はあまりにも、
そのサムネ画像と違いがありすぎて、冷や汗と違和感がほとばしるのだ。

勝手に感じるものがいろいろありすぎて、怖くて閉じてしまった。

ご主人のブログのサムネ画像に載せられた奥様の画像すら、
印象が違うことに誰も気づかないのだろうか。

誰も気づかない=無視、になりうるがそれが私には一番怖い。


そういうことに気づくと、怖くなることがある。

世の中で一番怖いと思うのは、「分からないこと」だと思うから。


夢はよく見る。

ベリー色のマホガニー材の机の話だ。

その家の二階に、畳を数えたら42畳の部屋がふたつあって、
そこを使うべく準備をしていたら、
誰かが「ここを使えばいいよ」と、階下に案内してくれた。

一階の、本棚をしつらえた部屋にマホガニー材の机がデンとあって、
なぜかベリー色で、その赤みが美しい。

南向きのその部屋の出窓は美しいカーテンで飾られていて、
入ってくる風になびいて、思わず開けてみたら、
庭の緑に心惹かれて(いいお部屋だなぁ)と嬉しくなった。

その部屋が気に入って、眺めていた時に、
ふとその机の色が、どこにあった机と同じ色なのか気づいてしまった。

二度と行くまいと、勝手に縁を切ったつもりのお宅にあるものと同じだ。

それに気づいてぞっとする。

今まで思い出すことも、考えてみることもしなかったのに、
頭の片隅に残っている画像とその記憶にぞっとする。

なんで気づいてしまうんだろう。

それがなんだと言うのだ。


眠れなかった時は夢なんか見なかった気がする。

眠れるようになってからは、結構いろんな夢を見る。


夢の中でも自分が自分らしく生きているようで、
起きた時に心や体を、少しだけれどすり減らしている気がする。

たいていは、日常での出来事と繋がっているので、
その延長が別の形で表れてくる気がする。

例えば日常で、コミュニケーションが苦手で、仕事の物覚えも悪くて、
なぜそのような言動になるのか、理解に苦しむ女性がいる。

夢の中でも、それは変わらない。

私はどこかのサービスカウンターにいて、
いろんな人が彼女の知り合いのようで、大勢登場してきた。

近所で、一緒に暮らしてるのだと言う。

ド派手で目を引く身なりの人だったり、
陽気を表情に貼り付けた人だったりと、やたら騒がしい。
その集団はとても楽しそうだったのだ。

皆が会いにきてくれたので、彼女もホッとしてにこにこしていた。

私は、その集団の一人の女性に対応して失敗をしてしまった。

金髪にカラーリングしていて、背の高いシンディ・ローパーのような風貌。

シンディ・ローパーは「そんなこと気にする必要はない」、と笑って言う。

その集団の人々も口々に、「気にするやつらの方が変だ」などと、
私を気負わせないように、賑やかな空気のままで、その場を収めた。

彼ら集団が帰ったあとも、私は気にしていた。

こうすれば良かった、ああすれば良かったと反省し、
シンディ・ローパーは気にしていないかしらと、
彼女に向けて問うてみた。

「大丈夫ですよ」と自信を持って、彼女は輝かしくニコリと笑った。

その笑顔に少し驚いて、夢から目が覚めた。

(あの人たちは彼女の前世だったのかも知れない)と瞬間に思った。

何がどうして、年若い彼女を陰気にさせているのかは分からないけれど、
あの人達が見守っていて、いつかはきっと、あの人達と同じような、
明るい笑顔の人間になるのかなと、ただそう思った。

解けない夢は怖いと思うけれど、
「きっとそうだ」と鍵を見つける夢は、時に喜びに変わる。










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