見出し画像

書くことより自分が生きることの方が大事*毎日note150日を前に

秋から始まり、もう春に向かおうとしている。

150日とは5ヶ月、生まれたての赤ん坊ならハイハイの時期だ。

朝、目が覚めてしまう心細さは、加齢からくるものならいいけれど、
なにか自分の知らない問題が自分の中にあるのではないかと、
往々にして考えがたどり着いてしまうことがある。

昨日の私は今日の私と違っていて、
そんなことをただここに、PCを目の前に、
二本の指がなぞるままに文字を打ち込んでゆく。

心のままに、指が打ち込むその合図や指示のようなものは、
どこから生まれてくるんだろうと思う。

そういう日常には無駄なものを、無駄な時間で、
無駄な思考でたどり着く言葉の羅列に、
ひとときの贅沢とかちょっとした遊びとかつけて見る。

そこにちゃんと私が存在しているから。

日常は空気のように流れていき、言葉も、考えも、
ただのカレンダーの中にすら閉じ込められない。

一日のどこかに自分と向かい合う時間があって、
さまざまな感情のほとばしりに、時に手を余しながら、
指を動かしてゆく私がいる。

どなたかが教えてくれる音楽や歌を流しながら。

それから私のお気に入りの曲を確認しながら、
過ごしてきたあの日を思い出しつつ。

このほんのひとときは、本当はなんと名前を付けるべきだろう。

「書くことより自分が生きることの方が大事」


このセリフは90歳になられる詩人の谷川俊太郎さんが、
ある雑誌の対談の記事で話していた言葉だ。

さすが亀の甲より年の功。

いつのまにか、自分が文章を作り上げることよりも、
誰かの言葉や文章の中に、あれこれ立ち上がる自分の思いを見つける。

それは刺激だとか、癒しだとか、
時には知識や静かな議論の態勢に身構えることもあるけれど、
すべてが日常の中をすべるように消えていく。

いつかは消えていくものだから、
気楽にこの場所でたたずんでいるのかも知れない。

誰かの心や生活をのぞき込んで、熱情や元気玉を貰う。

環境も考えも生き方もちがう誰かに、
好きと伝えながら、書き込んでいく時間はとても楽しい。

そんな私のことをちゃんと好きと、心に刻み付けるために。

今日も会いたいあなたに感謝します。


この記事が参加している募集

noteでよかったこと

noteの書き方

花の種じゃなくて、苗を買ってもいいですか?あなたのサポートで世界を美しくすることに頑張ります♡どうぞお楽しみに♡