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#忘れられない恋物語 240504


あれは、初めての恋だったんじゃないかと思う。まだ小学4年生なので、遥か過去の話です。

さいとうの小学生時代はずっと背が低く、いつも一番前にいました。「前ならえ!」なんて言われても、何もせずに堂々と手を腰にやるだけです。

あだ名は「ちんねん」でした。同年代の人なら知ってるかもしれません。あの「てなもんや三度笠」に出ていた白木みのるさん扮する珍念和尚の「ちんねん」です。

確かに番組は面白かったです。あたり前田のクラッカー。

たぶん、その頃だけは出来が良かったのでしょう。みんなから「ちんねん」と呼ばれ、近所のおばちゃんたちからも「ちんねんくーん」と呼ばれていました。

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そんな私が4年生になった時、クラスに転校生がやってきました。彼女は私に比べて背が高く大きな女の子でした。そして、転校生なのにとても元気な子だったと覚えています。

ある日、授業の合間か何かの係だったか忘れましたが、その子とクラスの花壇をきれいにしていました。校舎の裏で、元気で大きな女の子と小さい「ちんねん」の2人きりでした。おしゃべりしながら花を植えたり、お世話をしていたのです。


その頃の私は、ロクムシ(知ってる人いるんかな)やドッヂボールやサッカーで遊ぶことが多く、まだ「女の子」という存在に意識を向けたことはありませんでした。

しかし、花壇をきれいにする中で、「ちんねん」は隣でべらべらしゃべる女の子に圧倒されながらも、初めて「女の子」を意識した瞬間を覚えています。

「ちんねん君、やさしいね」

**!〜


「えっ、好きかも!🫣」と思えた瞬間でした。その後、校舎の裏で何かがあったわけではありません。もちろん。

後、「ちんねん」は5年生になる春に引っ越しをし転校しましたので、その子がどうなったかは知りません。

そして、「ちんねん」というあだ名も引っ越しと同時になくなります。次の学校では別のあだ名になったのです。

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まあ、ただそんなことだけです。初めて感じた気持ちをふと思い出し、歳重ねても忘れてないなぁとびっくりしました。

しかし、なんでまたふと思い出したのか、、
忘れました。😬

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やばいやばい。

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#忘れられない恋物語

忘れても、迷惑のかからない話。


#日記
#思い出
#ロクムシってあったな
#アンド・アイ・ラブ・ハー
#幼稚園の時は田中先生やな
#後は言えんな
#やばいやばい

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