【超短編小説】さよなら桃太郎
むかーし、むかーしのことじゃったぁ。
ラブラブのおじいさんとおばあさんが暮らしておりましたとさ。
おじいさんは山へ芝刈り、と思ったのですが
「おばあさん。今日はわしが洗濯に行ってみようかの」
「あら、おじいさん。たまには良いですわね」
ということで、おじいさんは川へ洗濯に、おばあさんは山へ芝刈りに行きました。
川へ着いたおじいさんは早速、洗濯を始めました。
そこへ
どんどんぶらぶらこっこっこっ
どんどんぶらぶらこっこっこっ
と大きな桃が流れて来ました
おじいさんは一生懸命洗濯をしております
大きな桃が近付いて来ました
おじいさんは一生懸命洗濯中
ごしごしごしっと洗濯中
大きな桃が
どんどんぶらぶらこっこっこっ
どんどんぶらぶらこっこっこっ
大きな桃はぐんぐん
ぐんぐん近付きます
おじいさんは洗濯中
ああ、ああ、まさに、おじいさんと並んで
おじいさんは洗濯中
そして、無事、おじいさん前を通過ぁぁぁ!
おじいさんは一生懸命洗濯中
どんどんぶらぶらこっこっこっ
桃は流れていきましたとさ。
おしまい
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