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【掌編小説】 マジョリアンヌとペンポコピータ

「あははははは」


マジョリアンヌとペンポコピータは、朝の波をかけあう。
水面は朝の光を受けて輝いている。
マジョリアンヌの金色の髪が、波のしぶきのように跳ねる。美しい、とペンポコピータは思う。


「あははははは」


なんて爽やかで波のうえを転がるような声なのだろう、とペンポコピータは思う。


「あははははは」


波と戯れる姿はまるで、まるで妖精ではないか、とペンポコピータは思う。


「あははははは」


マジョリアンヌをしあわせにするんだ、とペンポコピータは決意した。


「あははははは」


「あははははは」


「あははははは」


水面は朝の光を受けて輝いている。






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