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【詩】 ちゃぷん

(あの信号機を左に曲がってください
しばらくゆくと
地下への階段がありますので……)

教えられた通りに進む
夜に沈んだ黒さの扉を
開けようとふれると

ちゃぷん

と音がした
わたしは
わたしの形の水を自覚した

水の色は
泡とともに変化して

ふさわしい色を
くじら先生に
教えてもらえばよかったと
後悔したが
遅かった





なにとぞ🐦


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