見出し画像

精神科は悪

精神科に通院することになり、カウンセリングを受けることになって
母は露骨に良い顔をしなかった。
先生に頼るよりエホバに祈りなさい。って何回も言われた。
「自分のことは、自分が1番よく分かってる。人に話てどうにかなるものなの?」
うん。もう、そういう状態ではないんだよ。
あなたの娘は脳の病気になってるの。
と今なら言えるかもしれない。

でも、あの頃のわたしはそんなことは言えないし、言わないし、そうかカウンセリングは意味ないものなんだって思い込んでしまっていた。
だから、先生にも心を開かず。カウンセリングで先生が言われたことを、そのまま母に話して「こんなこと言われたんだよーおかしいよねー」と言い合ったりして。

でも、根源は家族の問題で、あなたとの関係だった。
結局カウンセリングには行かなくなって、でも精神科には眠れなかったから眠剤欲しさに通院していた。

実家に戻ってからの暮らしは記憶がない。でも、その時元夫に見張られたりしていて、わたしも両親も精神的には限界だった。今思えば。
家にいたくないから、どうしても外出が多くなる。
それを母はよく思ってなくて
母には嫌味を言われて「あなたはそんな状態なのにチャラチャラして」と言われたり、「なんでこんな状態になっているのか考えないさい」「反省しなさい」「何考えてるの?立場を考えないさい」
わたしは、世の中母が言うように綺麗に真っ当に正解だけで生きてる人がいるの?
サタンの子ってわたしのことなのか。って、そんなことばかり考えていた。

病院に行くようになったのと並行して、離婚調停が始まり、それでも離婚してもらえなくて裁判になり、わたしは心底孤独だった。
家でもお金で早く解決したい父と、エホバに申し訳ないって思ってる母と。
淋しかった。
もっと、わたしの気持ちに寄り添ってもらいたかった。
こうなってしまった理由とか原因とか、そちらにもっと目を向けて欲しかった。
元旦那のことを一緒に酷いって言って欲しかった。

そんなにわたしだけが悪いのか。そんなにわたしはダメだったのか。そんなにわたしは問題があるのか。逃げたらダメなのか。わたしだけが悪かったのか。

そんなことばかりずっとぐるぐる回っていて。最悪だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?