我が家の上層部紹介②

上層部紹介後編でございます。
一人一人が長くなってしまう……。
長いですがお付き合い頂けると幸いです。

④迷呀(まか)
彼は年齢不詳の男性で、準主人格です。
声は低めで、女性と子供に優しく、素で女の子を褒めたり、素で女の子に好かれる言動をとることが多いため、我が家のモテ男と呼ばれています。
過去に3、4人程の女の子をオトした実力持ちです。
と言うか、解離のことを伝えて理解貰った人や、同じ解離の方で、迷呀を出すと高確率で何故かモテます。
もちろん100%ではないですがモテます。
何で同じ声帯使っててお前だけイケボ扱いされてんだ。
私の真似が可能ですが、私の普段の声を知ってる人から聞くと今日はちょっと元気ない?機嫌悪い?ととられることもある程度には低いです。
ただ、それでも私の声に限りなく近い声は出せるので、私の代理を務めてくれることも多いです。
また、準主人格なだけあって表に出てくる頻度も高い上、コミュニケーション能力が高いので、我が家の外交官でもあります。
まず他の人格とお話したいと言われた時のトップバッターは間違いなく迷呀です。
この子は人外人格(詳細は不明)のようで、耳がエルフ耳になっています。
私と迷呀と後述の纏纓の三人は3つ子の扱いをよくされます。
最近はどちらかと言うと、双子の迷呀と纏纓、その妹の私みたいな扱いに変わってきていますが。
迷呀は私が本当に幼い頃に生まれています。
幼い頃の私はショートカットで中性的な顔立ちをしていたため、スカートを履いているのに男の子に間違われては大泣していました。
また自分の中にどこか男性性を感じていたのも、恐らく迷呀の影響だと思います。
私の中の捨てたい男性性や男の子に間違われた傷が、いっそ私が男だったら良かったなどの感情に変わり、解離して私の男ver.のような人格である迷呀が生まれたようです。
性格が違いすぎて最早お前は私の男ver.じゃねえだろとは思いますが。

⑤纏纓(まよ)
この子も年齢不詳の女の子で、元準主人格です。
裡茉が完全に解離して、準主人格になるまではよく表に出てくれていました。
物静かな子でとても控えめ、話し方も静かですが、私の真似が必要であれば真似も出来るような子です。
主に迷呀の歯止め役を担ってくれていて、迷呀がぷっつんした時や、迷呀が体調悪くても休まない時に窘めて誘導してくれるのが、この纏纓です。
私と迷呀と恋人以外の人間に対しては誰に対しても敬語使います。
動物にも敬語を使う徹底ぶりです。
常に静かにそこにいて、目が合うとにっこりと微笑んでくれる子です。
ただ、静かに物事を見ていて、上層部の中でも違う視点で見て秦羅に報告を上げてくれたりと、影の功労者でもあります。
何か問題が起きた時は他の女性人格と共に、子供人格たちを速やかに避難させるため、率先して動いてくれます。
この子は迷呀と同時に生まれています。
私の「男性に生まれれば良かった」と「もっと女の子らしく生まれたかった」が同時に爆発した結果だと聞きました。
なので、とても男性性の強い男性人格の迷呀、私よりも女性的で女の子らしい纏纓が対で生まれたようです。

⑥璻(すい)
年齢不詳の男性です。
目のハイライトの死んだThe ヤンデレです。
基本人格である私に対してガチめの過保護で、私に近寄る男性は総じて嫌いという感情の持ち主です。
私以外には全く興味がなく、私以外の存在は基本「どうでもいい」or「大嫌い」の2択になります。
嫌いは興味じゃんなんて言った日には怒られます。
後、そう思うならお前は恋しないでと怒られます。
一応、私の仲のいい子や友人に対しては柔和な態度を示してくれていて、理由は
「お前が大切にしてるなら、俺が大切にしないわけにはいかないだろ。ただ、お前が要らなくなった瞬間俺もどうでもいいだけ」
だそうで、徹底しています。
大切にしていると言うよりは、私が悲しむからそれ相応の対応をしておこうということらしいです。
ただ、根はとても優しい子なので、私の友人にも優しくしてくれています。
この子は私のことで感情的になることはあっても、常にどこか冷静です。
常に思案を巡らせ、何かを考え、その都度、秦羅に共有している思慮深い子でもあります。
但し、私担の強火同担拒否なので、私を溺愛してる秦羅のことは嫌いらしいです。
むしろ、私以外に好きな子いるの?と心配になります。
あ、いたわ。親友のとこの子に1人だけ強火火力で大好きなお友達。
璻も幼い頃に生まれたそうですが、本人は何故生まれたかは覚えていないと言っていました。
気付いたら生まれていて、私のことを後ろから眺めていたと。
私が兄への憧れが強かったことから、それが反映されているのか超絶ヤンデレシスコンのような言動もとります。

⑦K(仮名)
彼に関しては年齢不詳で、出生も不明です。
名前はあるにはあるのですが、あまり公にされるのを好まないため仮名で通します。
彼は全てが謎に包まれています。
とにかく全てが謎で、常にニコニコと笑っています。
ですが、その目は笑っておらず口元だけが笑っているので、怖がる人格も多くいます。
笑わない瞳でただじっと私を見据えています。
彼もまた思慮深くて常に何かを思案していて、話もとても長いです。
彼の口癖は「有限な時間を無駄話に使うのは最高の贅沢だと思わないかい?」です。
その口癖の通り、話好きで話が長く、取り留めのない話をし続けます。
主な被害者は璻と秦羅です。
恐らく、その思考と会話についていけるのが2人だけだからだと思われます。
また、璻をとても気に入っているらしく、頻繁に構っては殴られています。
とにかくやたらと璻に絡みたがり、その度に鬱陶しがられているのが日常と化しています。
彼もまた私へ強火火力の過保護なのですが、その考え方は酷く歪んでいます。
周りの人間関係を全て壊し、私を孤立させて、内界にあるKの作り上げた牢に私を閉じ込めてしまうことこそが、一番私を守れる方法だと考えている人格です。
外界からの隔絶が私を救う唯一であるという考えです。
それは秦羅の手によって阻止されているため、今のところは大人しいですが。
上層部に置かれているのは監視の意味も含まれていると思います。
外の人間を嫌うので、よほど興味のある相手の前にしか彼は出ません。
現在、好き好んでKが絡む外の人間は親友(内界含む)と、とある人だけです。
他の人は必要があれば出てくる、程度です。


以上が上層部7名の紹介となります。

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