おでこちゃん

雨の日も、晴れの日も。こころの観察日記。

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最近の記事

木の芽どきのご自愛tips

昔から春はどうも肩肘を張ってしまう。 灰色で重苦しい冬を乗り越え三寒四温に転がされているうちに、爛漫とした春が唐突に訪れる。燦々とした陽光が空気をあたため、人々の装いは彩りを取り戻し、草木は待ってましたと言わんばかりに萌え出る。 変な話だが、私はそのあまりに唐突な陽気さに付いていけなくて気後れしてしまう。もう少しグラデーションが欲しい。 陽気なお天気に浮かれていると、花粉、黄砂、朝夕の気温差、環境や人間関係の変化なんかで気づいた時には自律神経は乱れ、体は音をあげている。

    • 書評「こんなに長い幸福の不在」

      どうしてわたしの心はこうも天気を鏡のように映してしまうのでしょう。特に薄暗いのに妙に眩しい曇りの日なんかはめっぽう弱い。一層のこと雨が降ってくれたらいいのにって思う。雨が降れば無理をしないこと、スロウダウンすることが許されるようで、少しは気が安らぐ。みんなもそう?みんなもそうだったらいいなぁ。 今日はおでこちゃんに引き続き、銀色夏生著「こんなに長い幸福の不在」(角川文庫)について。 タイトルの通り、作者がゆううつで暗い気分を選んで(下手な字で)書いた詩を集めたもの。例えば

      • おでこちゃんです。

        一粒万倍日のようにお財布をおろしたり、何かを始めるのに佳い日ってあるでしょう? わたしは随分前から「noteを始める」きもちを温めていたのだけど、どうも今日がその日みたいです。桜がひらひら舞う暖かな土曜日に、気持ちがふわりと軽くなって、決心がついたのかもしれません。それに今日はお気に入りの少し遠い町にお出掛けするので、なんだか嬉しいんです。 左腕の手術をしてから2ヶ月が経つ。まだまだリハビリが必要だけど、もう一人で重たいリュックも背負えるし、髪の毛だって両手で乾かせるし、遠

      木の芽どきのご自愛tips