自転車タイヤ交換の記録

新年明けましたが、いろいろなことが起こりすぎたこともあり、お祝いのあいさつは控えさせていただきました。

本年も創作活動を頑張る所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

というわけで、2024年初の記事です。いきなり創作活動とは何の関係もないですが、備忘録として。


今回、自転車のタイヤ(+チューブとリムテープ)を交換しましたが、苦労したので次回の参考用にコツなど書き残します。
もしかしたら同様のところで苦労されている方のお役にも立てるかもしれません。

交換内容:
・スポーツタイプの自転車(シングルスピード)
・細目のタイヤから28Cのシュワルベ・マラソンに交換(クリアランスは問題ないことを確認済)
・今回は後輪のみ

用意したもの:
・新しいタイヤ
・新しいチューブ
・新しいリムテープ
・タイヤレバー
・作業用手袋
・ガムテープ

当方が乗っているのはいわゆるスポーツタイプの自転車です。なので本体から車輪を外すのは前輪、後輪ともにさほど苦ではありません。

まず本体から車輪を外しました。
SSなのでチェーン引きを緩めた後ギアからチェーンを外します。

タイヤの外し方

その後、リムからタイヤを外します。いわゆる「ビード落とし」を行ってからレバーを差し込んでぐいっとやると割と楽に外れます。
タイヤはΩ型で、下の- -(ビード)部分がリム(わっか部分)の内側の段に引っかかって固定されているのですが、その引っかかっている部分を、一段内側の奥に押し込むという作業です。
↓その理屈について分かりやすい説明のページ。ご参照ください。

シロウトは片側ずつ行うのが吉。両方外側に外します。
★ここまでは順調。
↓参考。簡単に書いてありますが、はめるのはそう簡単にはいかないというか……。

外れたら、タイヤを車輪からずらしながら取り去ります。同時にチューブも引っ張り出します。バルブナットがついている場合は先に外しておきます。

リムだけになったら、その底部にぐるっと張ってあるリムテープを外します。伸縮性のあるテープなので、マイナスドライバーか、あるいは傷つけないようプラ製等の細い何かを差し込んでぐいっとやると外せます。もう使わないものなので、ニッパー等で切って外しても問題なし。
その後、新しいテープを、バルブ穴を合わせてはめ込みます。ズレないよう注意。ここでドライバー的なもの(古いチューブ再利用でもいいかも)をその穴に入れておくと良いというのは先人の知恵。
ズレた状態ではめ込むと、修正が割と大変なので、ここはきっちりズレないようにします。

交換失敗……?!

そしていよいよチューブ&タイヤをはめます。
ここで大苦戦。
・タイヤが固いのではめこみ始めがうまくいかない。
・何とかはめていったが、レバーで無理やりタイヤを入れた後、空気を入れてみると、バルブ付近が大きく膨らんで不均一になる。

どうにもならないのであきらめて一晩寝ました。

その後、改めてインターネット検索をすると、有用な情報が。
・タイヤの不均一はビードがはまっていないことが原因
ということが分かりました。
タイヤを確認してみると、確かに、リムラインが不均一。
はめ込む際、バルブ付近のビードが落ち切れていない模様。
↓のページのコツを読み、再挑戦。

タイヤをはめるコツ

・完成イメージを持つ(ビードがはまった部分のライン位置を把握)。
うまくはまっていないところは、タイヤをつぶして押し込む、反対側に押す、などが有効。

・チューブにゆるめに空気を入れておく。
(タイヤとリムへの挟み込み、チューブの不均一が防げる)

・バルブナットは嵌めない。
・バルブ付近はチューブが固いので特に注意する。
片側をはめ込む際、タイヤをぐっと押し込んでビードを落とす。
バルブをタイヤ側に押し込み、余白を作ってそこにビードをはめるイメージ。↑上記ページのように、斜めにひねって押し込む方法が効く。

・全体に、まず片側をしっかりビードを落としてはめこむ。その際、反対側のはまっていない側からチューブを引っ張るなどすると、挟み込みが防げるし、落ちやすい。少し空気が入っているとつまみやすいし移動しやすい。
上の方(タイヤの接地部分)にチューブを押す感じではめ込んでいくと、ビード噛みがなく、ビードが落ちてくれた。

・ビードが落ちてしっかりはまった部分から、ひもなどで固定しておく。
(自分は片側からはめていったので、ガムテープで固定しました)

・最後は、8-90%ぐらいはめ込んだ残りの部分をレバー二本でひっくり返すと、そのまま(斜めにねじる感じで)押し込める。

(成功!)

というわけで、二日かかりましたが何とか交換に成功。疲れた……。
タイヤ交換の経験は幾度もあるのですが、これほど苦労した記憶はありませんでした。
今乗っている自転車のタイヤ交換は初。どうやら前使っていたものよりもタイヤがはめにくい車輪のようです。
また、タイヤが固いことで有名な(その分丈夫で長持ち)マラソンなので、普通のタイヤの交換よりも高難易度でした。

結論としては、自分でメンテをしたい、あちこちでかけるのでいつでもどこでも交換できるようになりたい、という方以外は、素直に工賃を払ってプロに任せるのが早くて確実だと思います。
ひとまず劣化していた後輪を交換しましたが、近日中に交換予定の前輪はどうするかなーという感じです。

追記・前輪も交換しました

結果から書くと、拍子抜けするほどあっさり交換できました。
慣れた方がよく書かれている、必要なのは力ではなくコツ、という言葉をはじめてすんなり受け入れられました。笑。
ポイントは、↑にも書きましたが、
・リム内部の構造をイメージしながらビードをしっかり落とす。
・はまった部分をガムテープで固定していく。
特にこの二点。
 自分のホイールはセミディープリムなので、側面にガムテを貼りやすいということもあり、これがかなりやりやすかったです。そんなところに貼るなよ、というご意見もあるかと思うので、気になる方は適宜ご利用しやすいもの(ひもなど)で代用するなどされてみてください。

これでしばらくはタイヤ交換しなくて済む、という嬉しさ。
当方、自転車に速さは求めていないため、速さ(軽さ)と引き換えに頻繁にパンク修理、タイヤ交換が必要となるよりは、丈夫な分乗り心地が重くなる方がよい人間なので、タイヤはマラソン一択です。
公道しか走らないので、急いだところであちこちにある信号や一時停止線で停まらないといけません。のんびりぼちぼち走ってます。

タイヤ交換に便利な道具

タイヤペンチという工具があり、これがあればタイヤを簡単にはめられるようです。
また、ビードワックスという、はめ込みがスムーズになるワックスもあるそうです。
どちらも価格は1,000円前後なので、今後のために買ってみようかと思っております。
苦戦している方はそれらを入手するのが近道かも。