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えのぐの楽曲について個人的に語りたいだけ~前編~

えのぐの楽曲について語りたくなったので楽曲について語ります。
その前編になります(2018年~2020年発売の楽曲まで)


えのぐ

作詞:風戸ヒカリ 作編曲:Yoshihiro SUDA

6年前の今日、えのぐはこの楽曲から始まったというくらいえのぐにとって重要な曲。
最初可愛らしいアイドルのデビュー曲ということでこの曲が来た時は驚きました。
曲調が暗めで表現が難しそうな曲という印象で、最近応援するようになった人がどう感じる曲なのか感想が知りたい。
応援する時期によって感じ方が変わってきそうなくらいえのぐの活動というバックボーンに影響を受ける楽曲。
個人的にはイントロのピアノソロがめちゃくちゃ好きなのと、ハモりが綺麗にハマっているところと、歌詞がまだ真っ白なキャンバスである発表当時のえのぐを象徴しているところを評価しています。
ライブではアコースティック等アレンジが入ったり、ワイパーを入れて振りを楽しめるようにされたり、ライブの締めに重宝されています。
余談ですが初お披露目の時の環ちゃんの震える声が相当な緊張を物語っていることを感じられます。

ショートカットでよろしく!

作詞:風戸ヒカリ 作編曲:Wiggy

二曲目にお披露目された曲、えのぐの活動のバックボーンに影響されていない、可愛らしい曲調の正統派アイドルという曲。
季節感のあるラブソングという感じで、この手の恋愛を歌う歌詞に振り付けが真似できそうなもの(この曲ならクビチョンパ)で楽しめる路線で行くのかなと思ったのですが、えのぐはラブソングの比率が少な目になるとは発表時は思ってもいませんでした。
やっぱり歌詞が甘々で可愛いのと、Hey!Hey!Hey!Foo!がライブでコールとしてわかりやすくなおかつ曲から逸脱していないためライブでも盛り上がりやすく非ライブ時、ライブ時ともに楽しい楽曲だと思います。
ライブ時に歌詞をアレンジしたりもありましたね。
もしかすると歌詞は1番甘いのでは?2番目はLove Me。
ただライブで披露される機会は少な目。

絵空事

作詞:福田うまる 作曲:川崎里実 編曲:アオヤマイクミ

岩本町劇場プレオープン記念ライブ〜このえのぐセットやばい〜で初披露された楽曲。岩本町劇場とはなんだったのか…
絵空事(物事を実際よりも誇張したり、うそを加えたりすること。ありもしないうそ。)はきっと形になる。
世界一のVRアイドルになるという目標もこの楽曲が発表された当時は漠然としていて足元がふわふわとしていたけど、活動を続けるにつれて地に足がつき、少しずつ歩みを進めている最中と考えると感慨深いものがあります。
歌詞に1~5の語呂合わせの単語が入っているのが御洒落ポイント。
全体的に前向きでノリが良くライブ受けする筆頭曲。
ライブでは定番とされるコールであるfwfwが唯一使われているのと、1~5の部分の単語をコールするのが楽しい。
個人的にこの曲は絵空事はきっと形になるの部分のハル姉のハモりが好きです。

ハートのペンキ

作詞:風戸ヒカリ 作編曲:太田貴之

待望の1stシングル曲、まさか通常版含み4バージョン発売されるとは…
えのぐらしい色に関する表題とショートカットとテイストの違うちょっと切ないラブソングという歌詞なのですが意外と「あなたへの想いはいつまでも」の想いでハートを描くフリに「塗り立て注意」で手で大きなバッテンを作ったりライブで楽しいを両立しているところがプロだなあと。
遠距離恋愛ソングだと思っているけどあっているかな?
初期の頃はコールで「迎えに来て(この街へ)」のかっこの中の部分を歌うというのがあったけどいつの間にか無くなってて寂しい気持ち。
余談ですが生まれて初めて同じCDを複数枚積むという経験をこのハートのペンキで経験しました。

君がいてくれれば

作詞:風戸ヒカリ 作編曲:後藤康二

あんたまとひなつくりが合流して5人でえのぐとして活動することによる自分の中での蟠りが払拭された思い入れの強い楽曲。
自分の中では5人で活動することは肯定的だったけど、あんたまとして頑張ったから2人の歌唱曲は出してほしいという意見だったからこそ、このあんたまデュエット曲が来たことで100%の形でえのぐを応援できるようになりました。
歌詞としてはあんたまの二人の葛藤やお互いが支えあって今ここに立っていられるという思いの重さをぶつけてきて、あんたまにあとしては心に訴えかけられるような内容。
あんたまの二人のハモりの綺麗さがピアノの音色と合わさって儚くも美しい作品に仕上がっていると思ってます。
MVは一度は見て欲しい、あのエモさは語り尽くせない。
この曲を聴いた後にone and onlyを聴くとあんたまの絆に心打たれること間違い無しです。

僕たちの青春ロード

作詞:風戸ヒカリ 作編曲:板垣祐介

えのぐの楽曲の中で三番目に好きな楽曲。
歌詞についてはひなつくり(女優部)のすべてが詰まっており、発表当時から応援していた人にとってはかなり思い入れが深くなるくらい活動のバックボーンの影響が強い。
初お披露目された当時は1番だけであり、なおかつ歌詞にある「負い目だったよ」の部分が、フルで公開されるまでは「負い目なんだよ」と歌詞が改変されており、あんたまとして1万人達成してデビューした後に何かを成し遂げていないのに合流することに対する後ろめたい気持ちが込められた楽曲でしたが、フルが公開されることで認められて…という物語になってます。
ただ自分は純粋にメロディーが大好きなんですよ、Bメロで転調してサビで戻る感じの楽曲が。(この曲はAメロ、Bメロ、サビでG→C→Gという転調をします。)

Brand new stage

作詞:唐沢美帆 作編曲:佐藤純一

アーティストの知識が浅い自分でも知っているところの名前が出てきてびっくりでした。
5色の奇跡、5つの願い、5つのピース、5色の願いという"5"のワードがちりばめられており、5人で新たなステージに向かうえのぐを鼓舞するような楽曲で、ポジティブで貪欲で活気に溢れている歌詞は5人の活躍する未来を予感させるようでした。
ただこの曲とYeLL for Dearが5人の最後の楽曲になるとは思わなかったので今はちょっと聴くたびに複雑な感情を多少なりとも感じてしまいますがライブでの演出をよく見るとちゃんと5色で表現してくれているため、ライブの演出を甘く見てはいけないというきっかけになりました。
「さぁ どこまでも行こう(行こう)」のかっこの中の掛け声を入れるタイミングが慣れないとちょっと難しいのと、せーの!でジャンプするのを忘れがちです。

YeLL for Dear

作詞:山崎あおい 作曲:俊龍 編曲:よる。

えのぐからみんなへのエールを贈る楽曲。
楽曲タイトルは個人的に一番好きかもしれません。
配信かMCか何かで誰かが言ってた気がするのですが、自分たちへの応援でもあるという話を聞いてBrand new stageと対になっているようで実は同じという面白い解釈ができますね。
ライブではフレフレフレでペンライトを振るのがとても楽しいですが、個人的には環ちゃんのライブの時の「フレフレフレ」と「笑って~」のアレンジがあぁライブだな感があって好きでしたね。
元気いっぱいだなというか満ち溢れている感があって元気が貰えましたが、同時にあえて音外した後、元の音程に戻せるのすごいなと感想の方が先にきました。

常夏パーティータイム

作詞/作編曲:クボナオキ

TIF初お披露目でしたが圧倒的アウェイだったのを思い出します。
次が確かSKEだったからそのファンが大半を占めていて、えのぐみは全体の5%いるかどうかくらいの感じだったかなあ。
そんな状況で突然「MA☆WA☆SE」と知らない楽曲が飛んできて焦りましたが、タオルを頭上で回しながらYeah Yeahの部分をコールすれば大丈夫というのを1番で把握したえのぐみが対応して、初見曲でもある程度反応できる熟練のSKEファンも釣られてノッてくれて、一体化とまではいかないものの爪痕を残したと思える楽曲でした。
その後のTIFに関する活動に繋がっていると思うとこの曲の貢献度は計り知れません。
夏場のライブでも定番になるし、初心者でもノリやすい、盛り上がること間違いなしという強い武器をえのぐは手に入れたなと。
個人的にイントロのぶおーーーを聞くだけでテンションがぶちあがります。

作詞:Y.M 作編曲:永井正道

常夏がリアルライブならこちらはINSPIXでの活動の功労者と言える楽曲。
INSPIXの演出でいろんな過去の思い出が流れるところでまた5人での活動を見られることに思いを馳せ、またINSPIXによるVRでの活動の試金石になるなんて気持ちでしたが現実は…
今は当時を振り返りながら様々な感情を抱えて、ライブで「Wow wow」とコールしています。
そんな感じでバックボーンの影響度が大きい楽曲です。
ただ、この楽曲はMVを見て欲しい。
INSPIXの演出とはまた違う、現実の背景との調和がとても綺麗で、味わい深い物となっております。

Colors

作詞/作編曲:永井正道

色々あったタイミングで開催されたライブの表題曲。
この曲より2020年に突入します。
タイミングがタイミングなので歌詞の内容について色々と深読みする人が多かった。
「さよなら」というワードが入っており、否応なしに1人抜けてしまったことを実感させられました。
とはいえ、この楽曲はただ惜別を歌っているわけではなく、「別れの言葉じゃない」「いつかまた会う日への合言葉」という同じ道を進むことはできなくなったけど、また違う道でも頑張って、希望の道を自分の色で染めてという願いを込めた曲だと思った時に、またこの曲の見方が変わりました。
2番サビ後の間奏で思いを伝える形がライブでの定番でしたが、最近は間奏に思いを伝える楽曲は別の楽曲になったのも感慨深さを感じます。

スタートライン

作詞/作編曲:エハラミオリ

発表された当初はメンバーが抜けた直後にスタートラインというタイトルが出てきたことに対して不信感が強かったのを覚えています。
十中八九違うとは思いますが新たにスタートラインを引かなければ前に進むことができない状況だった為、オーダーされたのではないかという勝手な想像で自分の中でようやく腹落ちさせました。
タイミングが違えば純粋な気持ちでこの曲を聴けたのかなという思いは今でもあります。
とはいえコロナ下でコールができないライブ続きだった時の救世主の楽曲だったのも事実で、ワイパーが観客がライブに対して声を出さずに取れる行動の一つだったこともあり、盛り上がりに一躍買っておりました。
バックボーンが後ろ向きに作用してしまった楽曲ではありますが、当時を知らないファンの方が大多数を占める今は純粋にこの曲を聴いて楽しんで欲しいという気持ちです。

e☆Jump!→Dream!!

作詞/作編曲:キノシタ

全国行脚の時からの定番ネタだった、たまきのうたが取り入れられ、
えのぐのテーマソングと呼べる楽曲になっています。
とにかく楽しい、コールできない時期のライブで生殺しにされてましたが
コール&レスポンスが非常に映える、ライブで一緒にE・N・O・G・U えのぐ!って言いたいし、よくできましたーって言われてやったー!って言いたい。
そして最後にJump!でジャンプしたいという楽しい全振りなのが真骨頂なんですよね。
最近ライブでぶちあがるための楽曲が増えてきておりますが、まだまだ主力であることは間違いないです。

ギザギザコミュニケーション

作詞/作編曲:鶴崎輝一

8bit?ピコピコ音の曲の始まり。
5Gが歌詞に散りばめられているから何らかの5Gの案件かと思ったけどそんなことはなく。
ちなみに4Gや5GはGenerationのGです。
Bメロで歌唱というより台詞読みになっていたり挑戦的な手法が取り入れられてますね。
そして実は「あなたが好き」と地味にラブソング要素もあり、不思議な楽曲です。

Dreamin' World

作詞/作曲:友希 編曲:中村瑛彦

i☆Risの若井友希さん提供のえのぐらしい色に関する楽曲。
アルバム「真っ白な夢の世界」のリード曲であり、ペンライトが白な楽曲なのですが実は歌詞に白は使われていないという。
この曲のイメージカラーは虹色チューンとあるように虹色だと思うのですが、やはりどうしてもこの楽曲は白と思ってしまうのですよね。
ただメロディを聴くとやっぱり白だよなという。
try try tryとかcry cry cryとか言葉選びやOfficial Lyric Videoの羽根が舞う演出が好きですね。
白のイメージもOfficial Lyric Videoの影響もあるかもしれません。

午前0時のプリンセス

作詞/作曲:角本麻衣 編曲:高橋修平

パッシュワ パッシュワッパでお馴染みのあんずちゃんとハル姉のデュエット曲。
午前0時という魔法が解ける時間にも関わらず逆に魔法をかけてくる型破りのプリンセスかと思ったけどシンデレラとは言ってないんだよな…
でも馬車でDancing Nightで時の鐘ってあるからやっぱりシンデレラだよな…
御淑やかなプリンセスではなくてお転婆寄りのプリンセスなのがご愛嬌という感じの元気いっぱいな曲。
ライブでの左右左右左右が楽しい。
少女アニメの曲のような可愛くもちょっと背伸びした感じの曲。

無敵のヒーロー

作詞/作編曲:藤井健太郎

えのぐの楽曲の中で二番目に好きな曲。
女の子のアイドルからこんなかっこいい楽曲が出てくるのかという感じ。
まずイントロのギターがめっちゃかっこいい。
前述の午前0時のプリンセスが少女アニメだとするとこちらは少年向けアニメっぽい。
Aメロで走り出してBメロで加速したかと思えば少しゆっくりしてサビでドンッと戦闘に入るようなワクワクする構成。
2番ではBメロでゆっくりせずにそのまま加速しきるところも味わい深い。
歌詞の単語選びもかっこよさに振ってるんだけどヒーローとは完璧ではない等身大の存在であり、本当のヒーローは誰でもない自分で、そんな自分を支える存在というメッセージ性。
ひなおは傘を差さないし傘になれない。

Welcome to Live

作詞:菊池諒 作編曲:えとゆま

ライブの始まりに相応しい楽曲。
イントロが無く歌から始まるので勢いがつく。
コールでもHello!やWooにGo for itと歌詞にあってわかりやすく簡単にノッていけるところがライブの準備にちょうど良い。
ただ逆にこの楽曲の状況でその後のライブが左右されるという意味合いでもあるのでかなり重要度の高い曲です。
ライブのセトリがかなり頭から抜け落ちることが多くて失念してるかもですが、この楽曲ってアタマ以外に選ばれたことって初期の頃しか無いよね?

Original Color Girls!!!!

作詞/作編曲:キノシタ

えのぐらしい色に関する楽曲。
何よりMVで実写の女優を使っているところに驚かされましたね。
ライブの転換の時間に初披露された時、みんな言葉を失ってたのを覚えてます。
鈴木あんず役や白藤環役などえのぐのメンバーを演じているというのは想像の範疇に無くて発想の柔軟性を感じました。
楽曲そのものは女の子4人が楽しく遊んでいる感じで楽しく、えのぐのわちゃわちゃ感に合っているなというイメージ。
ライブだと間奏でだるまさんがころんだとか野球してたり今日は何してるのかなが楽しみでもありました。

It's 笑 time!

作詞/作編曲:DogP

通称「笑福」なこの曲。
歌詞がとても軽いが、わかりやすく笑おう、嫌なことは笑い飛ばそうに一貫しているのでコンセプトがシンプルで歌詞を咀嚼する余裕が無い時でも元気が貰えそうな曲。
あの手足をクロスする振りが印象深く、よく真似します。
この楽曲は言いたいことが簡潔に言えてとてもシンプルに感想がまとめられるなあ。


後編に続く。