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大学院博士前期課程修了エントリー

はじめに

こんにちは。
私は情報系の学部に入学し、多くの友人の協力や教員による熱心な指導により、「学士(***)」と「修士(***)」の学位を取得しました。本記事では、これまでの2年間を振り返りながら、研究や生活の話を書きたいと思います。
このnoteがこれから進学する大学生や大学院生の参考になれば、とても嬉しいです。

***には専攻した学問の名称が入ります。特定を避ける目的で伏せます。

導入

大学院に進学することを決めたのは、学部での専門分野を活用してより良い教育について深く学びたいという思いからでした。また、社会での課題解決について研究することに強い関心があり、そのための専門知識やスキルを身につけるために大学院に進むことを決めました。

このエントリーでは、私が大学院での学びや経験について振り返ると共に、これまでの6年間の学びを通じて得たものや成長したことについて紹介します。また、大学院生活や研究に取り組む上での工夫やアドバイス、今後の展望についても触れていきたいと思います。

学びと成長

学部4年次から大学院博士前期課程の3年間は、教育を楽しくする方法について研究しました。特に大学院に進学してからの2年間は初年度には無かった視点や問題などを認識できるようになり、より広く深い視点から自身の研究を理解できるようになりました。

これまでに培ってきたプログラミングのスキルやデザインのスキルなどを最大限に活用して研究に取り組みました。また、毎週のミーティングや研究室での交流、国際会議やジャーナルへの論文投稿を通じて、研究者としてのコミュニケーションスキルを磨くこともできました。

さらに、大学院では異なる専門分野の学生と交流する機会が多くありました。他の研究室の学生や教員らと話をすることで、自分の研究に限定されず、トレンドや他の分野のアプローチなどについても学ぶことができました。また、英語でのプレゼンテーションや論文執筆にも取り組み、自分の意見をより適切な形で表現する力が上達したと感じています。

この2年間での学びと成長は、私自身のみならず、研究者としての自信や課題解決能力、コミュニケーション能力などにも大きな影響を与えました。今後も学び続け、社会に貢献することができるよう、努力していきたいと思います。

大学院生活

良かったことと悪かったこと、悩んだことを記述します。

良かったこと

  • 専門的な教育を受けたことで、広い視野と専門分野に対する深い理解を身に付けらられ、科学的な思考が身についたこと。

  • 研究を指導してくださった指導教員や授業を担当してくださった教員、専門は異なるが積極的に意見を交換してくれた友人に恵まれたこと。

  • 研究の協力のために多くの人がサポートしてくれたこと。

悪かったこと

  • 研究仲間の絶対数が少なく、学生同士のコミュニケーションが少なかったこと。一方で、一人で考える時間がとても長かったので、自分自身とより深く向き合え、良いことと捉えることもできる。

  • 自宅から出ないことで運動不足になり、端的に不健康な体になったこと。

悩んだこと

  • 研究の世界に通用するのか・修士号を取得できるのか
    私より優秀で能力の高い人は大勢いる。本来はそういう人が行くべきではないのか。(単純な興味とやる気だけで進学して良いものか)

  • 修士課程に行かずに就職した方が良かったのではないか
    (QOLや収入の観点から)

  • 自立が遅くなるので働くべきか
    (社会人学生なら別だが、大抵の人は自立できるレベルには稼げない)

研究室での人間関係や友人関係、学生生活全体でのバランスなどについて触れます。

研究室での人間関係や友人関係

研究室での人間関係は、研究室内で大学院生がほぼいない(自分ともう1人だけ)のと、指導教員の方針により、基本的に週1日での1:1のミーティングのみです。
よって、人間関係は指導教員のみです。近年話題のハラスメントの類は一切ありません。(先生自身も気をつけていることもあると思います。)ただ、学部生の卒業論文も指導しており、学生によっては厳しいと評価する学生もいるようです。この点は相性や性格によると思います。

取り組みや工夫、アドバイス

たった2年間の研究生活でしたが、初歩的なことも含め、多くの学びがありました。いくつか列挙します。何か1つでも参考になれば嬉しいです。

  • 大学院の出願前に必ず指導してもらう(もらいたい)教員に連絡をとる。事前に研究室を訪問し、指導してくださる先生や研究室の学生の雰囲気を理解する。面談などを事前にして、指導方針や研究分野、研究内容を確認しましょう。
    指導教員選びや研究室選びで失敗した人の多くは、単純な研究分野のミスマッチや違和感を放置したことによるものだと私は思っています。(ネット上に多くの失敗や後悔に関する記事があるので、読んでみると参考になると思います。)

  • 修士課程では、初年度にほぼ全ての授業を取得するべき
    修士論文を執筆し終えるのは、とても大変です。研究分野によりますが、実験などが成功しないと先に進めないなど、問題が発生します。また、この問題が自分だけなら影響が自分だけで済むのですが、大きな研究の一部を担っている場合は、共同研究している人にも迷惑をかけます。さらに誰かに手伝って評価するなど他者が介在する場合は、自分でコントロールできない部分が大きくなるので、2年目はなるべく時間を空けておいた方が良いと思います。

  • 作業環境にはきちんとお金を掛けるべき
    特に理由はありませんが、ここにお金をかけないと、作業能率が下がります。購入するものの例を挙げるので、自分の作業が快適になるように調整してください。
    ディスプレイ:作業できるスペースが増えて、作業効率が格段に上昇する
    マイク:音質が上がるとコミュニケーションが捗る
    キーボード:キーボードを色々触ってみると、その違いに驚くと思います。ぜひ、色々触ってみてお気に入りのキーボードを探してみてください。

  • 外部の奨学金や研究費などを積極的に取りに行こう。
    「どうせ非採択になるから出さない」「非採択なら出さないのと同じ」と考えていた時期が僕にもありました。しかし、それは勘違いです。いや理論的には正しいのかもしれませんが、申請書の類は、書けば書くだけ目に見えて上達します。
    特に、私の場合を書きますと、自分自身の研究の概要を理解できたのは、申請書を書いたことがきっかけです。申請書を書くには、自分の研究を客観的に理解し、多分野を専門とする人に自分の研究を適切にアピールしなければなりません。
    書けば書くほど上手になりますし、自分の頭も整理されるので積極的に書きましょう。

将来の展望

大学院で得た知識やスキル

一連の研究のプロセスを理解し実行できました。
研究対象によりますが、多くの研究で評価のプロセスが重要です。該当フェーズでは精度や正確性も重視されますが、想定通りにできないトラブルは発生します。
私も実際に検証中でいくつかのトラブルに遭いましたが、問題発生時に適切に対処する柔軟な思考と実行力が身につきました。不足の事態に対処することは社会に出て必要不可欠です。

そして、それと同じくらい重要で、類似する能力「自分なりの仮説を立てて計画を実行し評価する」も身につけました。その中でも評価方法や評価項目の設定方法などを実践を通して学べたことが大きな成長だと思います。

今後の進路

2023.04月からフリーターとして生きながら、半年後の大学院博士後期課程の入学に向けて準備をします。
最近はChatGPTやStable Diffusionなどを使って遊んでいます。

おわりに

大学院での2年間は、自分自身を深く掘り下げることができる貴重な時間でした。研究生活は、思い通りにいかないことも多々ありましたが、その中から多くのことを学び、成長することができました。これからも、自分自身を磨き続け、社会に貢献できる人材になるよう精進していきたいと思います。

リモートで雇って頂ける企業様や個人などがいらっしゃいましたら、お声をかけて頂けますと嬉しいです。お力になれることがあるかもしれません。

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