大学院博士課程入試を終えて: 求められる資質とは

こんにちは。私は博士後期課程の入試に合格した一人です。
まだ博士課程が始まっていないので、研究者と名乗れる者ではありません。しかし、この短い期間でも学び取ったことがあるので、同じ立場の方々に向けてその気づきを共有したいと思います。

1. 博士課程との質的な違い

修士課程と博士課程は天と地ほどの差があると言われています。私もその実感があります。特に、「分野のブレイクスルーとなる研究」が求められるレベルが格段に高いです。これはただの目標ではなく、博士課程を無事終えるための必須条件ともいえるでしょう。

2. 事例研究だけでは足りない?

私自身、国際学会で数回発表を経験していますが、それだけでは十分ではありません。これまでの研究が事例研究が主であれば、新たな研究方針を模索する必要があると感じました。つまり、単に過去の成功を引きずるのではなく、新しい視点や方法論で分野にインパクトを与える必要があります。

3. 口述試験での質問とその背景

口述試験での質問は、博士課程で何をどれだけ成し遂げられるかを測るバロメーターとなります。

研究の焦点: 焦点を何に当てるかが重要です。その選択で研究の質も大きく左右されるでしょう。
 
評価方法: あまりにも高度で実現性の低い評価方法は避けた方が良いです。実用性も考慮に入れましょう。

目的設定: 研究の目的を明確にし、それに合わせて評価方法を選ぶことが重要です。曖昧な目的設定は研究を狭める可能性があります。

4. 質より量?それとも…

博士後期課程では、量よりも質が求められます。ただし、その「質」が分野に大きな影響を与えるレベルでなければならないというプレッシャーも感じました。研究が多角的すぎると「何が本当の貢献か?」が見えにくくなるので、焦点を絞る勇気も必要です。

5. 最後に

博士後期課程は新たな挑戦の場であり、その高い壁を乗り越えるには多くの気づきと準備が必要です。私もこれからそのプロセスを始めるわけですが、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

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