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PEDRO『慈』

2024年2月。

春の足音が聞こえてくる頃
だいすきなPEDROに会いに行ってきました。

今回のツアータイトルは『慈』

PEDROの2年ぶりのフルアルバム
『赴くままに、胃の向くままに』を引っ提げて
1月より全国を巡っています。

私はというと、忙しない日々を送っていたので
ゆっくりアルバムを嗜めないまま当日を迎えました。

やっとiPhoneにダウンロードして
余韻に浸りながら書いています。

開演を知らせるSEは ”還る” という楽曲だったみたい。

繰り返し点滅していた照明が、星みたいで素敵だった。
クリスマスの時のときめきと似たものを感じました。

心がいい感じにときめいてきた頃
あゆにちゃんが登場しました。

ベースをかき鳴らすあゆにちゃんは
いつ見てもかっこいい。

今回はベースに絡みつくように演奏していて
その姿が艶やかで美しくて、余計かっこよかったです。

首を後ろに反らせたときのラインとか良いんだよね。

ここからはうろ覚えのMC

「先週のライブが終わって、ずっと引きこもっていた。
1週間ぶりに人と会いました。
ツアーで初めましての方や久しぶりの方に会える時間が
大好きだなって思います。」

「広島にトラウマがある。
でもだんだんいい記憶で上書きされている。
大好きな街になっています。」 

「PEDROはあなたに人生に一生居続ける。
地獄の果てまで追いかけまわして、
音楽を届けるのでこれからもよろしくお願いします。」

こんな感じで語ってくれてた記憶。
私、毎回MC覚えれないから
人の話聞くの苦手かもしれない。

好きな人の話くらいよく聞いてほしいね。

そんなMCの後、私が愛してやまない
"魔法" の演奏が始まった。

イントロが流れた瞬間、
ミラーボールに反射した白い光線が
会場全体をやわらかく照らした。

この楽曲は、漠然とした不安の波が来た時とか
眠れない夜にお世話になっている。

歌詞のなかでだいすきな部分はここ。

あなたは死なないわ
不安にならないで
私が魔法で守るもの

今日くらい朝まで
起きていてもいいよ
宝者よ
あぁ そばにいて

PEDRO-魔法

ライブで聴くと当日まで抱えてた不安が浄化されて
なんだか大丈夫になった気で帰ることができる。

魔法が終わる頃、ライブは終盤を迎えていた。

PEDROの音楽は、ゆっくりと体に染み渡ってくるので
優雅にぬくぬくしてたら
いつの間にか終わりが近づいている。
いつもそう。

最後の楽曲は ”雪の街” だった…と思う。
ベース、ギター、ドラムをそれぞれ力強くかき鳴らし
「ありがとうございました。」
と残して、去っていきました。

”これからもこうしてあなたの人生に
音楽を鳴らし続けるぞ”
というPEDROの想いが伝わってきました。

「えっ、もう終わるんですか?もっといけます私!」
という気持ちを飲み込んで、会場を出ました。

終演後にサイン会があったので
そっちにも参加しました。

直接話すのはBiSHの大特典会以来。

キラキラな瞳で迎え入れてくれました。

何度会っても緊張してしまう。
たいした話はできてないけど、煌めきの時間だった。

乾いた人生に、アユニ・Dという煌めきをひとさじ。
これがどんなに救われることか。

今年もまたひとつ、宝物が増えた。
心の引き出しにそっとしまって、大切にしよう。


PEDROの始まりは2018年。

当時BiSHとして活動していたアユニ・Dの
ソロプロジェクトとして始動した。

当初から、音楽と、自分と向き合い
一心不乱に活動するアユニ・Dという人間が
私は大好きだ。

会う度に、強く、柔らかく、逞しくなっている気がする。

ここ最近は「生きること」「暮らすこと」に
真剣に、丁寧に、向き合っているようだ。

そんな彼女が生み出す音楽は
作成時の価値観や生き様がもろに反映されているので
今後、どう変化していくのかが楽しみだ。

PEDROの音楽に救われている一人間として
彼女の音楽人生が、これからも
晴れやかで、穏やかであることを祈る。


好きな曲


あゆにちゃんのSNS

X :@AYUNiD_BiSH
Instagram:@ayunid_official

YouTube

TikTok
https://www.tiktok.com/@official.pedro.official


YouTube以外、うまく貼れないや。
まあいいか。

おしまい

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