みのる

歌詞や文学、映画をゆるっと考察して感想を書いてます💭 ゼミで培った力がそこでしか生かせ…

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歌詞や文学、映画をゆるっと考察して感想を書いてます💭 ゼミで培った力がそこでしか生かせないなら、存分に発揮すればいいじゃないですかby先生

最近の記事

B'zの『ルーフトップ』について-未熟さを抱えて空を見上げる

こんばんは🌱 本日はB'z『ルーフトップ』の歌詞を見ていきます。2017年にリリースされた『DINOSAUR』というアルバムに収録されており、個人的にとても気に入っている曲です。メロディーも歌詞も哀愁が漂っており、「これだからB'zのバラードはいいんだよなあ…!」となる一曲です。 1番A・Bメロ 暗い階段を駆け上がってるということは夜かなーと思いました。昼間に下から見上げている屋上へ夜に上がったらどんな景色が見えるのかな。そんな高揚感が伝わってきます。 階段を上がりながら

    • B'zの『自由の代償』について-手に入れたもので前を向く

      こんばんは🌱 本日はB'zの「自由の代償」の歌詞を読んでいきます。実はこの曲、CD化されていないのですが、「B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-」のライブBlu-ray・DVDに収録されていて、ファンの間では隠れ名曲として知られています。このライブの公演終了後、規制退場の時間にこの曲が会場で流れていたみたいです。わたしはこのライブに行ったのですが、人生初のライブだった&ずっと曲を聴いてきたB'zを初めて生で見た直後で心臓がバクバクしていたため、エンディ

      • SEKAI NO OWARIの『最高到達点』について-ポジティブとネガティブは表裏一体

        こんばんは🌱 今回はSEKAI NO OWARIの「最高到達点」の歌詞を読んでいきます。こちら、アニメ「ONE PIECE」の主題歌です。日本が世界に誇るアニメの主題歌を手掛けるなんて、、感無量です。 1番A・Bメロ つい先日「日曜日の初耳学」でセカオワ回が放送されました。その中で「弱さ」という一見ネガティブなものがポジティブなものとし歌われている、と林先生が解説されていて、うおおおさすが現代文講師だーと思いました。インタビュー内でも語られていたのですが、セカオワの曲では

        • SEKAI NO OWARIの『ユートピア』について-有るものに目を向けられる幸せ

          こんばんは🌱 本日はSEKAI NO OWARIの「ユートピア」の歌詞を読んでいこうと思います。3/13に発売されたアルバム「Nautilus」に収録された新曲です。今回のアルバムは収録された12曲のうち10曲はタイアップ曲、1曲は過去のシングル「Habit」のカップリング曲(「Eve」)なので、割と馴染みのある曲が多かったのですが、ユートピアだけはこのアルバムではじめましてでした。この曲についてボーカルのFukaseさんがご自身のXで、2021年7月に発売されたアルバム「s

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          SEKAI NO OWARIの『デッドエンド』について-逆向きに走ることで見えるもの

          こんばんは🌱 今回はSEKAI NOOWARIのデッドエンドの歌詞を読んでいきます。この曲は富士急ハイランドのZOKKONというジェットコースターのタイアップ曲となっております。途中で線路が切り替わることで走るコースが変化したり、線路が途中でぶった切られて逆走するというなんとも不思議な構造のジェットコースターです。実はわたし、半年前に乗車しました(えっ、もうあれから半年も経ったの、、、?)。記憶がだいぶ曖昧にはなっていますが、乗った時の興奮を思い起こしながらこの投稿を書いてい

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          SEKAI NO OWARIの『Missing』について-音と愛で世界を巡る

          こんばんは🌱 今回はSEKAI NO OWARIのMissingという曲を考察していきます。この曲は2019年にリリースされたLIPというアルバムに収録されています。セカオワの曲には1冊の絵本を読んだような気持ちになる、ストーリー性のある曲が多いのですが、このMissingもその1つです。この曲を自分なりに解釈したとき、哀しくて温かい気持ちになりました。では歌詞を読んでいきましょう。 1番A~Bメロ カラダが残っているのに、「僕」の前から「君」がいなくなったというのは不思

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          映画『マッチング』について-宗教を重ねると(ネタバレ注意)

          こんばんは🌱 友人と土屋太鳳さん主演の映画「マッチング」を観たので、映画の考察と感想をまとめていきます。なお、この投稿ではネタバレがあるので、まだ観ていない方、結末を知りたくない方は一旦このページを閉じることをおすすめします。映画を観た後にまたこちらに帰ってきていただけるとうれしいです。ちなみに小説は読んでおりません。映画版のみで考察したことを書いていきます。 それと、映画を観たのは2週間ほど前なので記憶があやふやです。もう一度観に行けばいい話なのですが、Snow Manの佐

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          SEKAI NO OWARIの『深海魚』について-変わらないために変わり続ける(パート2)

          こんばんは🌱 セカオワの深海魚を考察するパート2です。半分は過ぎてるのですが長くなりそうですねえ。早速書いていきます。 Cメロ この部分、暗闇に1人でぽつんと佇んでいるようにFukaseさんが歌ってるんです。浅い海辺で苦しい思いをしながら無理して生きていたあの頃を思い出しているようでグッとくるものがあります。深海より、周りの生物が生きやすそうにしている浅い海域のほうが明るさとしては明るいけど、自分の心は明るくいられない場所だったということですね。自分の居場所はきっとここじ

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          SEKAI NO OWARIの『深海魚』について-逃げる勇気(パート1)

          こんばんは🌱 発売されたばかりのアルバムに収録された新曲から「深海魚」に焦点を当ててみることにしました。この曲は亀梨和也さん主演の映画「怪物の木こり」の主題歌です。セカオワが主題歌だということで興味はあったのですが、わたしの苦手なジャンル(血とか殺人とか刃物とか)であったため観に行けませんでした。この曲がどんな風に映画にマッチしているのか知りたいものです。しかし映画を観なくても、この楽曲自体が持つ深みを楽しむことはできます。本当に、深海のように深いです(誰かツッコんでくれ)。

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          B'zの『ペインキラー』について-共依存の行き着く先は

          こんばんは🌱 本日はB'zの「ペインキラー」という曲の歌詞について考えていきます。突然ですが、皆さんはB'zに、そしてボーカルの稲葉さんにどんな印象をお持ちでしょうか。力強い応援ソングやハードロックらしい暴れ狂うような歌詞が多いと思われている方いらっしゃるかもしれないですね。わたしは稲葉さんが書かれる、人間味に溢れた歌詞がとても好きです。弱いところを隠さず、嫉妬や後悔を気にしながら生きているような姿が所々に見えて、あの大スターもわたしと同じ人間なんだなあと思えます。 曲につ

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          SEKAI NO OWARIの『Eve』について-淘汰される幸せの裏側

          こんばんは🌱 本日SEKAI NO OWARIのアルバム「Nautilus」がリリースされました。ちょっと歌詞を読んだだけでいろんなことが頭を駆け巡り、「この曲だけじゃない、あの曲もあの歌詞も、なんなら映画も小説も考察したいものがある!」と思いつき、急遽noteを登録しました。というわけで、こちら初投稿です。どうぞよろしくお願いいたします。 わたしがいちばん考察したくてたまらないと思っていた、SEKAI NO OWARIの「Eve」という曲をまずは考えていきます。まずは、とい

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