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ep.37 SSもAWもハグマイセルフ

念願だったお仕事に転職する、という方と、きょうは麻辣湯ランチでした。自分の道を選んで生きるぞ、というエネルギーに満ちていて、わたしまで熱い気持ちに。がんばってほしいな、新しい環境でいい人に恵まれますように。

それに、悔しがったりではなく、素直に応援できた自分がいたことにほっとしました。

そのときわたしにも投げかけられた「やりたいことはなんですか」の問いにはぼんやり答えてしまったけれど、その曖昧さが今の自分らしいな、と思える。「やりたいこと」の解像度を高めている道中だもの。動揺しないということは、自分の現在地が今は把握できているんだ、と安心しながら春雨を啜りました。

こんばんは。たまです。にしても、麻辣ってなんであんなに美味しいんだろう…やっぱり山椒、きみの魔力…???


ここは、小さなラジオブース、あるいは寝る前の談話室。水曜日は「生活の日記」と「今夜の1曲」をお送りします。


生活の日記

きょうはぼんやり寝不足。心当たりがある。

夏の航空券タイムセールが夜中12時から始まっていたのだ。しかも、お盆期間を含むっていうもんだから目をつけていた。ふるさとから離れたところで暮らすわたしにとって、帰省の飛行機にかかるコストは死活問題なのだ。

そう意気込んではいたものの、夏の予定なんてもちろん決まっていない。ちゃんと仕事を休めるのかも、急な打ち合わせが入るかもまだわからない。なんなら実家サイドも、予定のよの字も見えていないだろう。われわれにとって、夏、ことに8月の予定なんて未来すぎるのだ。

とはいえ、ここを逃して、片道数万円払って帰省するはめになるのは痛い。みなさまご多用のところ大変恐れ入るが、ここはわたしの帰省に合わせて地球に回ってもらうしかない。強行策御免。

この日ならあの子にも会いに行けるかもね、などと未知の予定を手探りで練る。そうして目星をつけた日程から、どうにか検索をかけていく。どんどん売り切れ、選択肢が狭まる緊迫感のなか、なんとか往復ともに予約を抑えることができた頃には、夜も深まっていた。

未来の買い物はどうもあたしにゃむずかしいよ、と冴えてしまった頭でふぁ〜っと布団にて嘆く。

ああ、たとえば、あれもそうだ。アパレルのプレオーダー。
先月だったかと思うが、春がきたとちょろちょろ浮かれていたら”2024AW先行受注のお知らせ”がSNSに現れて驚愕した。せ、先生、秋冬は終わったばかりなのではないですか!もうそこに待機しているんですか…!

いろんなメリットが大きいことは承知の助なんだけれど、わたしの極せま視野では、自分が来月いや来週着たいものもわからない。それゆえ、目の前の春服を新調することもおぼつかないのである。ましてや、AutumnやWinterに生きる、遠い未来のわたしが、この服を着たがっていると約束はできず、先行受注は見送るしかないのだ…。

そのたび、やっぱり未来の買い物はあたしにゃむずかしいみたいだ、と確信してしまう。

こんな調子なので、2019SSあたりの洋服をなおも着続けている。それでも5年先のわたしまでも気に入る服を買えていたことはファインプレーなわけだし、きょうもごはんは美味しいわけだし、星はきれいなわけだし。未来の航空券をゲットできた自分をまずは讃えて、2024SSのわたしは、黙々と寝不足解消に励みたいと思います。

帰るたのしみができた、マイ2024SS

今夜の1曲

Silk SonicSkate を。

耳に触れただけで、ゆるんで揺れて踊り出したくなる。彼らの音楽にはそういう魔法がある。

それが、天才がつくるものだから、とかぼんやりしたものではなく、緻密に過去の音楽を研究しつくして、狂うほどの調整を重ねて生み出されたものと知ったとき、わたしって彼らのことを全然知らないんだと唖然とした。一方で、そのプロセスを感じさせないことまでも、彼らの魔法なのかもしれない。くぅ〜かっこいい。

ブルーノマーズって男ったら、いつもCDプレーヤー付きの彼のキャデラックで、サウンドチェックしてきたそう。

どこまでも徹底してリスナーの快楽を追求していて、そんなの当然ちっとも敵わなくて、今夜も踊っちゃうじゃない。ありがとうSilk Sonic、ありがとうたのしい音楽。


水筒の角度を一瞬誤ったために、職場でお茶をブラウスにこぼしてしまった、という話を親にしたら、「日中、水浴びしてるの?」と返されました。あれれ、いちおうまだ人間なので、急に水浴びしたりなんてしていないつもりだったけれど、はて。

今日もおつかれさまでした。あなたも、わたしも。

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