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お隣のA子さん Part3≪散文詩≫

懐かしい人にあった
私のなかの少女がでてきたの
くすぐったい
やさしい気持ち
愛くるしく笑ってしまう
こんな自分がまだいたのね
目をみて 照れたりして
肩がそっとふれて
ドキッとして
抱えたものを忘れて
ひとときだけ
あの時間に戻って
バーに座る
あのときの駆け引きは
まだ有効なのね
それでいて
どっちも負けないの
楽しい人
少し渋さが増したかしら
いまのあなたなら
負けてもいいかも
なんてね
それをしてしまったら
すべてをぶち壊しちゃう
きっと10年後も
同じことを
繰り返しているかもしれない
そのときを
楽しみにしてるわ

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