施設でコロナ感染者が出た時の対応について (職員編)

職員は基礎疾患の有無について聴取し、心臓、呼吸器系、腎臓、糖尿病、高血圧、免疫抑制剤の使用、妊娠の有無により出勤を停止する。

働ける者が半数以下になるかもしれないが、職員の命を守ることを優先する。

働きたくないものや離職希望者も考えられるため、無理に働くことは勧めない。感染が終息してから働いてもらえるとありがたいため有給などでつなぎ、離職は控えてもらいたいとお願いする。


利用者に対して提供しなければならないサービスは何か考え、そのサービスを提供するにはどうすれば良いのか、人員配置、サービス提供時間の変更などを検討する。

まず、提供しなければならないサービスは食事と排泄。入浴は週2回と決められているが、それどころじゃない。清拭に当てる人員も職員の体力もない。なので、食べることと排泄物の処理だけは行うようにする。

通常の業務時間では人員が不足しているため食事介助も排泄介助も行えない。

そのため、残業は必須。場合により24時間交代などの変則体制にしなければならない。

食事の時間は8時、12時、17時頃と時間が決まっているため変更できないが、排泄介助の時間は物資により変更できる。吸収量の多いパッドを使うなどし、排泄介助の回数を減らす。回数を減らすことは、職員の感染リスクを減らすことにも繋がり、体力回復のための時間を作ることにも繋がる。


看護師は内服薬の準備や投与。経管栄養の準備や注入はやらなければならない業務。
また、医師の指示による点滴などをメインの業務とするが、出勤者の減少は確実となるため勤務時間は変更する必要がある。


以上のことにより、50床の施設やフロアであれば看護師3人、介護士5人を24時間交代でつないでいけばなんとかなるかも知れない。

看護師は夜勤者昼の11時から翌日の昼の11時までの24時間交代者と日勤帯の勤務者1名。
介護士も夜勤者は同様の時間とし、日勤は朝食に間に合うように7時半頃から夕食後の落ち着くまでの時間18時半か19時頃とする。

※勤務表と業務内容については後日述べることにする。


職員の休憩所

自宅に帰って家族に感染させるリスクがあるため車中泊をしていると報道されていた。
車中泊では足を伸ばして休めない人もいる。
そのため、寝泊まりしても良い休憩所を設けることを考える。

使える部屋を探し、会議室やボランティア室、相談室やリハビリ室、デイケア室、家族介護教室、脱衣所、浴室などに職員用の簡易ベッドを用意する。

簡易ベッドは災害時に大活躍するダンボールベッド。ダンボールベッドにマットレスやシーツ、毛布、掛け布団で足を伸ばして休める環境を整備する。ベッド周囲に衝立代わりのダンボールやカーテンを設置する。

ダンボールはオムツの箱を使用。災害時用に箱ごとオムツをストックしたり、箱だけ保管して準備しておく。

音が気にならないように耳栓を用意する。
アイマスクも必要に応じて用意する。
アイマスク代わりにベッドの頭部に遮光板を用意しても良い。


シャワー

シャワーはデイケアの浴室を利用する。
職員用のシャワー室があればそこを使用。

洗濯

洗濯は施設にある洗濯機と乾燥機を利用する。
ユニフォーム以外にもジャージやTシャツなど動きやす服装を持参してもらう。

食事

厨房にお願いして利用者と同じ食事を提供してもらえないか交渉する。

それがダメなら働けない職員が炊き出しや買い物班を作成し、3食提供出来るようにする。

コンビニと提携したり、出前で済ませるのもありかなと。


次回勤務表と業務内容について。乞うご期待下さい





よろしければサポートお願いします。この費用は看護や介護が必要な人達へ有効に活用していこうと思います