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プチトリップさんぽ! 〜 〈スペイン・イビザ島〉 夕陽が泣いている


♪今はもうだれも〜、って感じの白い小路を歩きながら夢を彷徨った朝。
♪迷い道くねくね〜、しながらイビザの旧市街を楽しんだ姐さん。



今回ここイビザに決めたのは、理由がありまして。
大抵美術館とか、何か他にコレ。という目的があるモンなんですが至ってシンプルに。

まずは燦々としたお日様
そしてキレイな海
それからキレイな夕陽が見たいから。
あはん♥

実はイビザ、『世界一美しいサンセット』と言われるほどのサンセットのメッカ
バブリー時代に大流行だった、アフター5(ファイブ)東京湾クルーズなんかに負けてません!


前もってホテルのフロントのお兄ちゃんから情報はキャッチ済み。

「世界一美し〜いサンセットってどこがおすすめ?」
「あっ! 姐さん、ちゃんとオベンキョウしてきてますね〜。この Cala(カラ)ってのはみ〜んなビーチ。印つけんのはみんなキレイなとこ。(島西側にド集中) ココもいいし〜、ココもいいし〜...♥」
いや、ちとお待ち。でも道ないやん!
ちなみに姐さん車ないでっせ。

ただし。
旧市街や姐さんの泊まっているホテルなんかも島の東側なんです。
更に✕印は昔ながらの風車ですん。
これは逆に東側にド集中なんでやはり東風が心地良いはず。
なんで昨日もあれよあれよ、という間に日は沈んだけれど肝心の美しいサンセット見てないっ!
じゃあ、行かなくちゃでしょ。



♪西から昇ったお日様が、東へ沈む〜
とバカボンが言うなら、やっぱりド集中の西へ迎え!?


いくら小さい島、とは言ったって車なかったら行かれんやん。歩いて行くわけにはいかんで〜。
そこで! 元バックパッカー姐さんの強〜い味方。
アウトブス(公共路線バス)の登場じゃ。


右下の旧市街からバス3番線にて。
直線距離で反対側の西側の町、
サン・アントニを目指します。
(所要時間約30分)

最初の観光客がやって来たのは1950年代で、その後ヒッピー達はスペイン本国のバルセロナやヴァランスから一晩船に乗り、着いた所が西側の町、サン・アントニ
この町はイギリス系観光客が多く、かのローリング・ストーンズのメンバーも1964年のヴァカンスをここで過ごされたとか。そりゃあ、有名になりますわな。
そしてその後1969年公開のヒッピー映画の代表、『モア』もここイビザが舞台に。そりゃあ、みんなユートピアを求めてやって来ますわな。




ちなみにサントラはピンク・フロイド担当ですからね〜。
空気感わかってもらえますかね〜。







そしてこちらがリアルなヒッピーたち。


ヒッピーとバックパッカー、何が違うのか問題。大体目的が違います。

元バックパッカー姐さんに言わせるとですね、バックパッカーの目的は、
いかに低予算で多くの国(または場所)を訪れるか。
色んな国へ行ってみたい、色んな人にあってみたいという好奇心の塊が故の低予算選択。
ドミトリーで寝たり、昔はそれほどメジャーでなかった個人宅の貸部屋、また駅で一夜を明かすことも。それに昔は主要駅に貸シャワーなんかもありましたし、移動も楽。類友で仲間ができることも。
どちらかというと一匹狼的な性格で決断早め。必需品はアーミーナイフ。自分もそんな奴になりたいとさえ思っているような。
中継地では短期間のアルバイトなどで繋ぐ場合もありますが、最終的には自分の原点に戻り、再び元の職場に戻ったりし、資金が出来れば再出発。


姐さんが考えるバックパッカー小説




一方、ヒッピーの目的は、
とにかく楽園を見つけ、手に入れたい。」
自分が一番居心地の良いところを彷徨って、気にいると定住しちゃったり、できれば放牧始まっちゃったり、自給自足(主な産物はマ〇ファナ)で自分なりのユートピアを極める。
寂しがり屋でナイーブ、芸術家肌や職人肌が多く、自由な生活の中で生まれた作品などを売ったりして生計を立てる場合も。これも立派な自給自足ですしね。
とにかく縛られるのを嫌い、他人の目はほぼ気にしない。コミュニティーを形成し、己を信じユートピアを信じる。
「ラブ&ピース」を提唱し自然回帰がモットーなのでヌーディストビーチなんかもまったく意に介しません。

・これそのままではないけれど近い世界観な小説



なんていうことを踏まえ、やっとこ
世界一美し〜いサンセット見に、しゅっぱーつ👉


フロントのお兄ちゃんに教えてもらったバス中央停留所へ行こうとしたその矢先!
町中でこんなバス停を見かけました。
同じような待ち人に、「バス3番線はここ通る?」
と聞くと👍OKサインが。ラッキー。
確認するとこの通り。
ランチ後、15時頃のしゅっぱーつ。
余裕で乗り込み走り出すと、すぐこんな乾いた風景に。
一本道なのでわかりやすい。
ちょうど学校から帰宅する学生でいっぱい。
すぐにイビザ・ウエスト・コースト
サン・アントニの中央停留所へ到着。


本日午後のMAP


一歩町へ足を踏み入れると、見覚えある🍒
近代的な小ぶりの町、といった感。
すぐに港です。
♪今はもうだれも
サンセットまでまだ陽は高い。
眩しすぎてよく見ず写真撮っているので
めっちゃハレーション。ごめん。
サンセットまでの時間、町をぶらつくでもなく。
スペインの昼下りはいつもこんな感じにがら〜ん。
まるで映画のセットのよう。
と思いきや、『ニュー・シネマ・パラダイス』
に似たような映画館。
こちらも閉館中。
こちらがサン・アントニの町章ね。
サン・アントニ教会
いかにも'70sな匂いプンプンなバーでございます。

こんな感じのね。


ハイ、ぐるっと一回りでまた港へ。
いつかの下田を思い出す...
いやいや水はめちゃめちゃキレイ。
おサカナさん、あはん♥
なんかちと無駄に歩いた感。
とりあえずこの辺までは行きたいよね〜、
っていう見通し。
ずんずん歩くよー。
結構岩場。
ミニミニプライベートビーチ。あはん♥
遊歩道と言いつつ結構険しい。
ま、いーんですけどね。ただ歩くだけでも。
だ〜れも居ないし。


そう言えば、清澄白河のカフェginger.tokyoのオーナーが首を長くしてお待ちかね!


この音楽マニアのオーナーをお待たせしちゃあ、いけませんな。
そろそろお時間でございます。


で、オーナー仰るそのホセ・パディーヤとは何者ぞ?


1955年バルセロナ生まれのDJ。
いわゆるチルアウト・ミュージックのレジェンド。
彼自身も1975年からイビザへ移り住んだヒッピー系。
1980年にオープンしたサンセットバー『Cafe del Mar(カフェ・デル・マール)』で、夕陽を眺めるために彼が音楽をかけ始めたのが1991年。

実際に彼のミックスを聴くとリラックスして来るからフシギ〜✨

ぜひみなさんも体験してみましょう♥


いかがでした?
姐さんも思わずイキそうでした!

1994年にはCDが発売され、爆発的大ヒット。
バーの名を冠したレーベルさえ出来た。



だけど残念ながら、2020年に永眠。
でもカフェは毎年、オトナのリゾートをステキに演出中💋

さて、ではそのバーの様子は?
聖地の中をちと覗いて見てみましょう。



しかーしっ!
時すでに遅し。
♪今はもうだれも


この時期のカフェ・デル・マール、
最早廃墟と化しております。
そしてお隣りカフェ・マンボも廃虚と化しております。



姐さん、かなちー😢



静かなカフェをひとり占めですん♥


と、そこへ慰めにやってきてくれたのは。


きゃう〜〜ん😻
くろちゃんや〜ん。
アンタもさみちーのん?
犬には吠えられるけど、猫にはすぐなつかれる姐さん。
美人さんに撮っといたるわ。
にゃはん😽


もうちと進んでこんな入江が。
よじれるわ〜。
まだもーちっとかかるね、サンセットタイムまで。
帰りが怖いからこの辺で折り返しとくかね。
サンセット見るってーことはお日様沈んでから帰るって訳だから早々長居もしてられないでしょ。
誰も居ない上に知らない土地だし。
それにそろそろ喉も乾いて来たことですし。


どなたでしょう?
ラブラブ岩の上。
うん、今日はもうココ一択なんだわ。

Rita's Cantina : carrrer de Madrid 1




なかなかよじれるメニューですん。
スペインシェアNo.1のエストレージャ・ダムで。
店内もレトロちっくでよじれますん♥


時刻は17時20分。
夏の間はもっとゆっくりしていられるけど、姐さん調べでは17時40分頃が狙い目です。
音楽のご用意はよろしくて?
さ、それでは Let's Go。





マジックタイム✨
世界一美し〜いサンセット、いかがでした?
姐さん、感ゲキ🤩😫
よじれましたん♥



ん〜、やっぱ染みるわ〜。この曲が。


ささ、これからまた戻るよ。
再び3番のバスで。
戻ってきたときには、とっぷりと日は暮れて。


よっしゃー、飲み行くぜよ。
しっかりボデー!


ずっしりボデー。
ボートウォークを歩いてホテルへ。
きっともうここラストのレストラン。
ちゃちゃっとツナ&アボガドでディナー。




姐さん、今日も一日ご苦労さんでござんした!

ねむねむ〜😪





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