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読書体験【君を守ろうとする猫の話】

君を守ろうとする猫の話
著者:夏川草介
2024.03.04株式会社小学館より発行

神様のカルテのカルテの著者夏川草介先生の『本を守ろうとする猫の話』の続編。
今後の主人公は喘息持ちで図書館通いが日課の中学生ナナミ。
ナナミはある時から図書館から本がなくなっていっていることに気づく。
そんな中、喋るトラ猫『トラ』と出会い、本を守る冒険と出かける。

幼いころから喘息持ちなナナミはいろんなことを諦めてきた。
そんな幼少期からナナミの友達は本だった。
作中でいろんな本の名前が出てくるんだけど、その本を読んでからこの作品を読み直したらまた楽しみが増えるんじゃないかとワクワクする。

作中で私が心に残ったセリフは
「大事なことは、目の前にあるどんなことも大切にすること」
「人や物はもちろん、それだけじゃない。あらゆる事柄。言葉とか時間とか、もっと抽象的なものも…。どんなものにも、心は宿るの。あなたが大切にしたものには心が宿って、必ずあなたを守ってくれる。」

この言葉を忘れないように私もいろんなことを大事にして生きていこうと思える。
忙しなく過ぎていく日々の中で無関心になることほど怖いことはない。
心のアンテナを張って、自分にとっての好きなこと、興味のあること、疑問に思うことなんかに気づいて大事にして生きていきたい。

この作品を読むと本は人にとっての友達であるし、なにより大事なことを教えてくれる人生の視野を広げてくれるものだと改めて思う。
だから私はこれからもいろんな本を読んでいきたいと思った。

☑本が好きな人
☑読書を始めたい人
☑一人だと感じしまう人

そんな人におすすめの作品でした。

これが今回の読書体験です。

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