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③強さがある

これまで①スタイルがある②色香があるという内容で考えてきました。
今回は③強さがある人について考えていきましょう。

『強さ』とは一体なんなのか?
私が読み進めている本の中にこんなフレーズがありました。

『少しでも強く生きたいからそのための強さが欲しい』と。
これは『少しでも美しく生きたいからそのための強さが欲しい』と言い換えることが出来ると思います。

こんな世知辛い世の中で、少しでも美しく自分の理想の美を追求していくためには強さが必要なんだと感じました。

『①スタイルがある』でも考えた通り、自分のスタイルを見つけそして実行していくためには今の自分と向き合う必要があると思っています。
そんな時に強さがなければ、今の自分を直視できず美化してしまったり本当の自分を見極めることもできなくなるんじゃないでしょうか。
だって誰も何物でもない自分なんて見たくないから。
でも現在の立ち位置や自分が理想とどう乖離しているかを客観的に見ることが出来ないと理想を追い求めることなんてできないし、まして美しく生きることなんてできないと思う。
だからこそ、そのための強さがほしいと私は願うのです。

『②色香がある』で考えたことも振り返ってみましょう。
私が目指したいのは、蝶やミツバチたちが美しい花の香りや色に誘われるような精神的な魅力を身に着けたいと思いました。
そんな精神的な魅力を手に入れるためには凛とした気高さや自分の足でしっかり地面を踏みしめて立っている女の強さが必要不可欠だと思っています。
ここでも強さが出てきますね。
『少しでも美しく生きるために強さが欲しい』というフレーズに惹かれた理由がなんとなくわかってきました。

話は変わりますが、マザーテレサの『愛の反対は無関心。』という言葉をご存じでしょうか?
有名なセリフですから知っている人のほうが多いかもしれません。
かく言う私ももちろん知っていました。
でもこの言葉について考えることは今までしたことがなかったのです。
本の中でこのセリフが紹介されているページに『憎しみは愛の対極にあるものではなく、愛が引きずってくるものだと知ったからです。』と書いてありました。
憎しみという感情は愛の延長線上にあったんです。
私は衝撃を受けました。

ここで私が憎しみを感じたエピソードを思い出してみようと思います。
私は初めて付き合った彼氏と腐れ縁のような感じになり、別れてはよりを戻し、また別れてはよりを戻すということを14歳から20歳まで続けていました。
もちろんそんな関係だったから、周りに祝福されるような関係ではなくみんなが私を傷つける彼氏を嫌っていました。
その中でも彼氏経由で仲良くなった同級生の女の子は私を大事にしてくれ彼氏とは早く別れてほしいと何度も言ってくれていました。
私は強くて美人で頼りになる彼女が大好きでした。
でも20歳の時、私の彼氏のことで喧嘩になり、『もういらない』と彼女に言ってしまったのです。
するとその日に私は彼氏に別れを告げられ、その彼女と付き合うことになってました。
その時に初めて憎しみという感情に出会ったのです。
憎しみという言葉は『相手を抹消したいほどの感情』を意味するそうです。
当時は二人に対して憎んでると思っていましたが、今思うと彼女に対する憎しみのほうが大きかったんだと思います。
それは彼氏より彼女のほうを信頼し、愛情を持っていたからなんだとこの本を読んで知ることが出来ました。

憎しみは愛の延長にある。
だから私は『手放せる強さ』が欲しいと思う。
10代から20代にかけてメンヘラだった私は、執着したりしがみつくほうがよっぽど簡単なことだと今ならわかります。
だからこそ美しく生きるために手放せる強さが欲しい。
ある特定の人にしがみつくような生き方はしたくないと強く思います。

今私には夫がいます。
数少ない大好きな友達たちもいます。
その人たちが私のもとから去ってしまうようなことがあった時、しがみついて執着するようなことはしたくない。
だってそれは美しくないし、愛を早急に失くす行為だと思うから。

そのほかの強さについても考えてみましょう。
最近読んだ『見るだけ読書』という本の中で成長には一人でいられるということが必要不可欠だと書いてありました。
美しく生きるために、そして大人として生きていくためには成長し続けることが大事だと思っています。
そのために一人でいられるっていうことが大事だと書いてありました。

自分の足で立って成長し続ける。
ひとりでいられるようにする。
それはある特定の人にしがみつくことをしないということにもつながるんじゃないかと思うのです。

だから私は強さがある人は美しい女で大人であると思うのです。


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