見出し画像

読書記録:『世界一楽しい決算書の読み方』

近頃は人と話す機会が減り、読書で得た知識をアウトプットする機会も減ってきた。
そのため、noteに記録することでその補完をすることにした。

今回読んだ本は『会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方』。

タイトルにあるように、本の中で出題される会計クイズを解き、楽しみながら決算書の読み方を学ぶことができる。
私は帰省する飛行機の中で読んだのだが、着陸する前には読み終えるほど夢中になって読むことができた。(約3時間ほど)

本書は「対象企業の業態やビジネスモデルを理解した上で決算書を読み解いていく」というのが特徴的である。
在庫回転率のような会計分析でよく使われる用語などに重きは置いていない。
そのため、比較的知識がなくても読み進めることができ、決算書を読む際のポイントを押さえることができる。

上述したように、素晴らしい書籍ではあるのだが、個人的には会計知識が皆無の方には薦めることはできない。
最低限の知識として簿記3級程度の知識を有している必要がある気がする。
具体的には、複式簿記における仕訳の仕組みやキャッシュフローなどについて浅く知っている程度であれば十分だと思われる。(私個人としては『はじめての人の簿記入門塾―まずはこの本から!』を薦める。)

しかし、決算書に関する書籍の中で良書であることに変わりはない。実際、転職活動で企業の事業方針などをキャッシュフローから把握したことが面接で有意に働いた。
実践編も購入したので、そちらも近々読もうと思う。(まずは積読にしていた『サーバントリーダーシップ』の方を優先的に読まねばならないだが。。。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?