Web3力を上げ、Web3人材をつくる「RabbitHole」
こんにちは、スタートアップ好き大学生のちゃんもも🍑です。
はじめにお伝えすると、Web3について説明をする入門書ではありません。
ここでは、Web3を段階的に学ぶことができ、かつあらゆる人にとってWeb3能力を測るものさしとなり、さらには雇用機会を生み出す【RabbitHole】というサービスを取り扱います。🐇
私は、Web3というトレンドの中で教育と評価のあり方が変わると考えています。
いきなりアイキャッチやタイトルと全然違う主張をするじゃないか!😡と思われた方、ご安心ください。
今は飛躍しているように感じさせてしまいますが、読み進める中で共感してもらえる部分があると信じています。
早く概要を知りたいという方は下の目次をぜひ参考にしてください💁♀️
どうやってWeb3を学ぶ?
💨Web3.0は、新たな市場だ!パラダイムシフトだ!
こうした声を耳にしたことが、1度はあるのではないでしょうか?
情報感度の高い人たちが、Web3!と唱えているような印象があるかもしれません。
しかし2022年5月始めには、国のトップである岸田総理がweb3.0の推進は国家戦略の1つだとした演説を行い、もはや時代を先読みした一部のイノベーティブな人だけが語る事象ではなくなっているのを感じさせられます。
さてそんなWeb3について学ぶ方法は…
Web3とググって、初心者向けと謳われたブログ記事を見たり、本を読んで見たり…あとは、積極的にWeb3関連の発信をする人のSNSを追うとか、セミナー・イベントに参加してみるとか。
それから実際にフォーラムやDiscordに入り、交流の中で理解を深めていく。
多少順番の前後があるとしても、このようにしてWeb3に入るのが一般的でしょう。
な、なんて雑な説明…!!😵ではありますが、
おおよそWeb3の概念ぐらい既に理解してるよという方々が読まれるであろうことを踏まえ、省略しますことご容赦ください🥺💦
そしてこれから紹介する【RabbitHole】も、知識ゼロからスタートするので手取り足取り教えて欲しい!という人にとっては不親切に感じさせるものです。
チェーン上に学習を刻む「RabbitHole」
RabbitHoleは2021年6月にシードで360万ドル、2022年2月にシリーズAで1800万ドルを調達したアメリカのスタートアップ🇺🇸で、最近ではLearn to Earnのプロジェクトとして注目を集めています。
内容はというと…
タスクの実践によってWeb3を習熟する、オンチェーン型のDAppsです。
(DApps:Decentralized Applications ブロックチェーン上で動く分散型アプリ)
RabbitHoleでは、DAO・DeFi・NFTに関するタスクをこなします。
それぞれ一部のタスクを紹介すると、DAOならsnapshotガバナンスでの投票やLDOトークンの委任、DeFiならETHのstakeやAaveでのstETHの貸与、NFTならZoraで発行、Mirrorにエントリ、といった具合で用意されています。
ちょっと待って突然分からない単語がたくさん…😱と焦った方も大丈夫!RabbitHoleの公式 Mirror に手順を説明した記事が掲載されているので、照らしながらタスクをこなしていくことで理解が進むのです🐰✌︎
各項目のタスクを完了・習得すると、その証としてCredential(NFT)を受け取ることができます。
実はこのCredentialの発行自体は、5月7日〜とごく最近(記事執筆1週間前)からスタートしたのですが、既に20,000近く発行されておりその勢いが伝わるかと思います👀
Web3関連領域において「学んで稼ぐ」こと自体は特別新しいものではありません。説明動画を試聴したり、クイズに回答したりしてトークンをもらうCoinbase Earn、Binance Academyなどを思い浮かべる人も多いでしょう。
しかし、この「学ぶ」というプロセスが明確に異なります。
記事や動画から知識を得ていくのと、手も動かして実践しながら学ぶとでは、習熟度・スピードに違いが生まれることは想像に難くないはずです。
また、RabbitHoleではCredential(タスク完了証明)がWeb3エコシステムのアクセスパスになると強調しています。
DAOのワークストリームやスマートコントラクトへのアクセス、資金調達などの場面において求められるだろうとし、今後RabbitHole内でのクエスト参加条件になることも考えられそうです。
学ぶという行動がチェーン上のタスクに置き換えられ、その段階が1つ1つ刻まれていくことで過程と経験が記録・共有されていく。
これこそがWeb3の潮流の中で、重要視されるべき価値だと思いました。
『Earn to Learn』で実現する世界
いま流行語になっている 〇〇 to Earnという分類において、
RabbitHoleは「Learn to Earn」のプロジェクトとして紹介されていることが多々あります。
しかし、これに対してRabbitHole側は「Earn to Learn」と主張しています。それは、
「Once you learn, it’s time to earn.」
学ぶことで、収益「機会」が手に入るといった考え方であるからです。
ー 学んだ事実をもって、稼ぐ機会を手に入れる
大学を卒業する→新卒採用にエントリーできる といった流れが慣習化されている日本の感覚からいえば、一見当たり前のように感じるかもしれませんが、実はWeb3への変革の中で再定義されます。
「学び」も「収益機会」も、より具体的で直結されるということです。
とはいえ、「Learn to Earn」のプロジェクトだと認識して入り口を通った人たちにとっては受け入れるのは簡単ではありません。
RabbitHoleの発言に対して、ユーザーでは賛否両論が巻き起こっています。
🍬エアドロップとは、ユーザーに無償配布される報酬(NFTや暗号資産)で主にプロモーション戦略として使用されます。
過去、不定期にクエストでENSやbrightIDをエアドロップとして配布していたことがあるため、エアドロップ目的で参入した人にとっては「何を今さら…」状態で反感を買っているのです。
学びを変える革新的なプロジェクトなんだ〜👼といわれたところで、突然手のひらを返されて納得できないのも無理ありません。タスクにはガス代の高いETHを消費するので、その回収が今すぐ出来ないとなれば怒りたくもなるでしょう。
なかには、「なんだかんだエアドロップくれるでしょ?」と希望を捨てないひともいます笑
そもそも、エアドロップを使ったばら撒き型の獲得戦略には架空のトラクションを生み出すだけ、投資家への見栄えをよくするだけだとした指摘もあります。
一方で、利益重視で〇〇 to earnにつられてプロジェクト間を転々と回遊しているユーザーが多いなかで、純粋に理念に共感してくれる・貢献してくれるユーザーのみで流行らせるというのはなかなか難しいというのも現状です😓
やはり入り口としてエアドロップを配布するにしても、どのタイミングで理想に近づけられるのかという転換時期の判断も容易ではありません。
これは他のプロジェクトにも共通する課題になっているのではないでしょうか。
学習歴を証明するーProof of Learn (教育×Web3)
RabbitHoleを紹介するにあたって、チェーン上に過程が残ることこそが重要な価値であるとお話ししました。
ちなみに、タスク遂行型のWeb3学習プロジェクトはRabbitHoleだけではありませんので少し紹介したいと思います。
同じくアメリカで、Web3学習を掲げているのがproofoflearnです🗽
「Proof of Leaen」
まさに、チェーン上に学習の過程が残るというのは「学びの証明」になるのです。なんてストンとくるネーミング…🥺
proofoflearnは上場経験もある連続起業家が率いる、実績と専門知識を持った強い事業推進力を期待させる経営チームで、
Web3を語るには欠かせない、国内外でオピニオンリーダーとなっている國光宏尚氏(gumi創業者)が主導し、日本とシリコンバレーにオフィスを構えるgumi Cryptos Capital 2号ファンドも出資しています。
現時点ではメタバース学習のプロジェクトのみ用意されているようですが、正式には2022年半ば〜とのことなので、今後ウォッチしたいと思います。
また日本において、ブロックチェーンによってプロセスが評価される学習歴社会を、と唱えられてきたTechTecという会社を紹介させてください🤭🇯🇵
Techtecは、PoLという仮想通貨やブロックチェーンに特化したオンライン学習プログラムを提供しており、
各タスクを記事を読みそれを理解できたか、チェック形式で習得していく仕様になっています。
PoLでもRabbitHoleと同様に、学習修了証がNFTとして発行されています。
TechTec代表の田上智裕氏は、かねてより学習のプロセスや学習歴、ラーニングスコアで評価するべきだという考えを示されています。
「教育」において、ブロックチェーンが「評価」のあり方を変える。
ぜひ一度読んでみてください!📔
『the on-chain resume』
さて教育×Web3に魅力的なプロジェクトが他にもあるなか、なぜ「RabbitHole」を取り上げてるいるかというと…
RabbitHoleという名前や世界観が可愛いから!🐰
名前から、真っ先に不思議な国のアリスが思い浮かんだのです🕰
そんな理由で長文を読ませているのか!とお叱りが聞こえてきそうなので付け足します😂
RabbitHoleは、単にWeb3を学び、その学習を証明するだけではない次のステップを見せ始めています。
Web3学習を証明できるようになるだけでなく、ここまでがRabbitHoleの目指す世界なのです。
どうやってWeb3人材になる?見つける?
RabbitHoleは、既にWeb3履歴書の活用ができる道を準備し始めました。
分散型人材ネットワークのBraintrustとの提携を発表したのです。
Braintrustは、2020年のサービス開始から一気にスケールしてICOも果たしており、世界トップクラスの企業も続々登録、昨年末には世界的ヘッジファンドであるTigerGlobal Managementなどが1億ドル分のBraintrustトークンを購入したとして話題になりました。
これにより、RabbitHoleでweb3スキルを習得した人々が、学びの証明(the on-chain resume)を持って、仕事を見つけられるようになりました。
雇用する側も同じく、the on-chain resumeをもとに選択することが可能になったのです。
そう、学びの証明は「採用」という視点からも大きな意味を持っています。
Web3でどんなに優れたプロジェクトを思いついたとしても、世の中に広め継続させるためには必ずデザイナー、マーケター、ライター、エンジニア等々、専門性のあるビジネススキルを持った人の存在が鍵になります。
プロフェッショナルを持ち、かつWeb3に理解がある人材・・・
こうした人を見つける場合、既にDAOに参加しているような人の中から選ぶ、といった方法になるでしょうか。その時点で、ウォレットを所持しておりトークンやNFTにある程度触れているのだから最低限Web3への理解はふるいにかけられます。
しかし、いくら国家戦略として挙げられたにしても現時点でWeb3?クリプト?DAO?を理解している人はごくわずかです。
現場で起こり得る、あるいは起きているのが、圧倒的なWeb3人材不足。
RabbitHoleのようなDAppsは、新たなWeb3のタレントプールを生み出しています。
また、そのタレントプールで見つからなければ
RabbitHoleを教材に各ビジネススキルを持ったプロフェッショナルに、Web3を学んでもらえば良いのです。
オンボーディングの代用となり、そのプロセスや習熟度を都度測ることができるのも魅力です。
新たにWeb3人材を生み出す。
これはWeb3プロジェクトを加速させる助けとなるでしょう。
経験と能力の所有権はNon-fungible
チェーン上に、あらゆる経験と能力が刻まれていく。
経験や能力は、誰にも奪われない、変えられない、自身のみ所有する権利があります。
チェーンによって学びを証明するというのは、Web3に関する学習意外にも汎用性が高く、可能性を秘めています。
全ての学習歴や業務経験歴がチェーン上で管理されていく世の中が来るかもしれません。
「DAOn the RabbitHole」 してみませんか?🐰🎩
RabbitHole気になってきた!という方は、ぜひ「DAOn the RabbitHole」しましょう!
ネットスラングで沼にハマるという意味を持つ、「Down the RabbitHole」とかけた表現です🐰✨自信満々で締めくくろうとしていますが、RabbitHole公式メディア(YouTube・Podcast)のタイトルです、、笑
【RabbitHole】という名前は、ウサギの穴に深く落ちる(タスクを完了する)ほど、Web3に明るくなっていくという意味が込められているそうです🐇
Down the Rabbitholeを意識し、
読み進める中でRabbitHoleや教育とWeb3、Web3人材の育成…とトピックをじわじわ伝えられたらなと思いながら書いていましたが、この長文で果たしてうまく出来てたかな…😣
最後までお読みいただきありがとうございました🍑
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※本文は全て個人の見解ですので、ご承知ください。
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