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【20歳が考える🍑】 実際のところZ世代はClubhouseを今後どうやって使っていく?

はじめまして、現役女子大生ちゃんもも🍑です。

今日は、Z世代と呼ばれている2001年生まれ(20歳)の私が考えた

Z世代が今後どのように「Clubhouse」を活用していくのか

についてお話しさせてください。

ここでは考えられる3通りの使われ方ついて扱います。そしてこのnoteは、同時に「Clubhouse」利用に対する警鐘でもあります。

はじめに

まず私が「Clubhouse」を始めた経緯ですが、元々スタートアップや起業といったことに興味があったため、著名な実業家たちのツイートをきっかけに、同世代の中ではほんの少しだけ、一足先に「Clubhouse」の存在を知りました。

当初は同世代の(全体的にも)利用者が少なく、自身が開いたトークルームに参加してくださったり、たまたま参加したルームでスピーカーに上げて頂けたりといった形で、有名起業家やVCの方、某ラジオ局のプロデューサーさん、有名ブロガーの方など普段だったら関わりを持つことができなかったであろう方々とお話しすることができ、なんて楽しいんだろうと思っていました。

(特にトピックに「Z世代」の単語を含めたルームを開くと、人が集まってきてくださいました。皆さん「Z世代」の思考・動向に関心が強いようですね。)

「Clubhouse」がマスに拡がっていくのは実に一瞬の出来事でした。気づけば、Instagramのストーリーは「Clubhouse」のスクリーンショットで埋め尽くされています。(ぼかし加工でわかりにくいかもしれませんが直近表示されているストーリーがほぼ「Clubhouse」絡みの投稿になってます。↓)

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たったの数日で。まるで現在進行形で私たちを悩ませている、新型ウイルスのパンデミックをも連想させるような急スピードで私たちの日常に侵食してきました。連日朝までクラブハウス入りしてしまい、寝不足なんて人も多くいるのではないでしょうか。

数日「Clubhouse」使ってみての感想はというと・・・正直・・・

「Clubhouse」って現状こういう人たちの承認欲求というニーズを満たす形になってしまっているんですよね。

既に批判・炎上の対象となっていますが、釣り目的の下品なトピックや良識の範疇を超えたコンプラアウトの暴露話の数々…Z世代から見ていても、モラルの欠落した大人たちには失望させられています。

現在若年層のユーザーも爆増していますが、若年層はそれを真似します。そして、今後必ずトラブルが発生するでしょう

必死に自分自身を消費する・他人から自分を消費されるコンテンツ作成に奔走するようになっていく未来が見えます。軽薄な行動で虚しい思いや悲しい思いをする人が生まれていってしまうのではないかと心配でなりません。
Z世代として、学生として、成人した身として、「大人の責任」とは何なのか、これを機に深く考えさせられています。

さて、長い前置きとなってしまいましたが本題である『Z世代が今後どのように「Clubhouse」を活用していくのか』を考えていきます。

①「聞き専」として利用する

実際のところ、ユーザーの割合としても「聞き専」が最も多い使われ方となるのではないかと考えています。

そもそも有名人や周りの友達がやっているから、といったことが「Clubhouse」を始めるきっかけとなっている場合が大半です。

自分でオープンルームを開きたい、といった声は驚くほど同世代からは聞こえてきません。(起業家・スタートアップ・エンジニア界隈などは除き)

有名人達の面白い話が聞けたら楽しいかな、くらいの感覚なのです。では、

Z世代は何か自分で発信したいことがないのか?というと、実際そうではないと思います。むしろ、趣味や特技も多様化していますし発信できることも多くあるでしょう。ただ、問題として私たちは音声コンテンツの作成に全く慣れていません。

Instagramは基本的に写真がメインで、ストーリーも瞬間を動画に切り撮る、といった使い方がほとんどです。TikTokも自分で音源を作ったり、話をしたりする人もいますが、大半が既存の音源にオリジナルの映像を重ね「音声を生み出すこと」は他人任せです。

そのため、どうやって音声のみで自身の伝えたいことを伝えられるのか、言語化できるのか、といった壁があるのです。

となるとどうしても、ただ聞き手に回るだけ、といった使い方になってしまうのではないでしょうか。

②「ソーシャル」ルームで既存コミュニティを強化・拡大させる

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Z世代が最も価値アリと判断し、楽しめる使い方はこれだろうと思ってます。

a)既に所属しているコミュニティの繋がり強化

今後薄れていきそうではありますが、現ユーザー達は多くが実名で登録しているためにFaceBookのように名前を検索して繋がったりプロフィールに表示されている招待元を辿るうちに知り合いを見つけたりすることができるので

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外出自粛で極端に合わなくなってしまっていた学校の友達と話すなどと、プチ同窓会のように再会を果たしたり、繋がれたりするのです。

こうして見つけた身内を集めて、「クローズド」もしくは「ソーシャル」ルームを開いて会話を楽しむことが増えそうです。

b)既存コミュニティからのコミュニティ拡大

私が数日前に経験した話をすると、サークルメンバーで「ソーシャル」ルームを開いて話していた際に、その中にいた先輩がさらに先輩を呼んでくださり…と芋づる方式で5世代間での会話が実現しました。この時初めて絡む先輩であっても、同じサークルという共通項があるので会話にも困りませんでしたし、昔話や近況報告で盛り上がって楽しむことができました。この「Clubhouse」が無かったら話すことはなかったであろう人たちと関われたため、「Clubhouse」を使って良かったなと思いました。

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このようにオンライン状況や、参加しているルームが見えてしまうので、恥ずかしさもありますが、誰と今話せるかが分かり、メンバーを見て突発的にルームを開いて会話をすることもできます。Zenlyを使って友人達と会っていた感覚を思い出しました。「今近くにいるなら会おうよ」と同じノリで「今話そうよ」が成り立つので、もともと仲のいい友人達とであってもLINE電話よりも気軽に話せるのではないでしょうか。

このように、既存のコミュニティを軸にして知り合いの知り合いと繋がり、さらに輪を広げることが出来ます。

③新しいコミュニティを求めてオープンルームを利用する

TwitterやInstagramなどでも、「本垢」「趣味垢」などといった使い分けがされていたように、トピックをカスタムすることで「Clubhouse」のルームを使ってただの「大学生」といった枠組みよりもさらに細分化して、同世代で共通の趣味・嗜好を持つ者同士での繋がりを作ることができます。

また、3月/4月頃まで「Clubhouse」のお祭り状態が続いてまだユーザーが離れていないとしたら、Twitterであるような「春から〇〇大学」みたいな新入生のルームを作って友人を作るといった使い方もあり得るでしょう。

ただし、こういったプライベートな情報満載な「オープン」のルームでは、重大な危険が隣り合わせになっています。誰でも入れてしまうオープンルームの利用する際には、利用する全ての人間のリテラシーが問われます。

危険性については、実名制の希薄化と合わせて別途お話ししたいと思っています。

Clubhouseの今後

そんな「Clubhouse」のマネタイズや、どう使われていくのかといった、今後の展開の推測合戦がなされているわけですが

みなさんが最も気になるのは「Clubhouse」のお祭り騒ぎがいつまで続くのか?「Clubhouse」は一般的に受け入れられていくのか?といったことではないでしょうか。

これに関しては、ユーザー数の増加ペースが変数となってくると考えます。

「招待制」の良いところとしては、後から後からユーザーが集まってくるために何となくアプリから離れるタイミングを失ってしまうことです。

私も正直「Clubhouse」自体には既に飽きを感じ始めていますが、友人や自分の好きな芸能人が参加し始めたので、もう少し使おうかとなっています。

今後も勢いを止めることなくユーザー数が爆増して多くの人が「Clubhouse」ユーザーになれば、ユーザーの大半が飽きてしまうまでの時間が短縮されます。

また、私たちのコミュニケーションの動向といった点では、「Clubhouse」で知り合ったユーザー同士は「よっ友」のような表面的な希薄な関係に。もともとの知人同士は、よりパーソナルなやり取りになっていくのではないでしょうか。

終わりに

「Clubhouse」ではトーク力やモデレーターとしての技量が試されるため、収録・編集ありきでコンテンツが成り立っていた芸能人やYoutuber、TikToker達にとってはチャンスにもピンチにもなっていると思います。

かといって計画的なものが良いとは言えず、定期ルームをスケジュールして段取り良く開催されるくらいなら、ラジオやオンラインイベント、ウェビナーとの違いがいよいよ分かりません。突発的・偶発的に生まれる会話の面白さといった価値も損なわれていきそうです。

また、先ほど音声コンテンツを作ることに慣れていないと書きましたが、これは表現手段が広がったと捉えることもできます。Z世代から「Clubhouse」をきっかけに活動の幅を広げていくような人が現れてくるのか、と楽しみです。

今後「Clubhouse」がどこへ向かっていくのかは正直わかりません。しかし、分からないからといって、ただ現在のこの状況に流され乗っかって楽しむのではなく、危険な使われ方や誤った方向に行かぬよう意識し、分別ある行動をすることが求められるのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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※本文は全て個人の見解ですので、ご承知ください。

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